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MTC2018 - Introduction to the Corporate Solutio...

mercari
October 04, 2018

MTC2018 - Introduction to the Corporate Solutions Engineering

Speaker: 柄沢 聡太郎

メルカリには「経営課題を解決する」ための Corporate Solutions Engineering というチームがあります。
このチームがどのような活動を通じてどのような課題を解決しているのか、また、そこでどのようなプロダクトを開発しているのか、その基礎となる考え方と活動についてご紹介します。

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October 04, 2018
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Transcript

  1. CSEの成り立ち 1人 / 1領域 • 組織課題へのアプロー チとして Corporate Engineering の立ち上

    げ • 1月に+2名迎え3週間後 にReviewsのMVPを ローンチ 2017/11 8人 / 1領域 • Reviews を正式ローン チ • 同時にその基礎部分と して Teams をローン チ。運用開始。 2018/04 20人 / 4領域 • CSE と名前を変え、メ ンバーと領域も拡大 • ミッションは「経営課題 をエンジニアリングで解 決する」 2018/09
  2. Teams、Reviews そして People Products Teams Talent Pool ATS Review Cycle

    Career Development Offer Wait for Join/ Onboarding Resign • Teams にデータを集約。内製システムの認証・データ基盤 • 既存 SaaS との API 連携
  3. 事業会社におけるCSEの位置付け • 事業を発展させるプロダクトそのもの の開発・運営に責任をもつ • 要するに、お客さまの目にふれるプ ロダクト開発 • 最も重要でこれがないと成り立たな い

    プロダクト開発組織 • 事業そのもの以外の領域で発生す る課題に対する本質的な問題解決 に責任をもつ • お客さまの目に触れないプロダクト 開発 • ある程度の規模にならなければ必 要とならないことも CSE
  4. メルカリの事例 ~CSEの始まり • 評価管理ツールの SaaS は過去に利用していた... • 人事評価 ◦ 「人をどう評価したいか」

    ◦ 経営陣の想いの強い部分 評価制度の変化にクイックに対応し、 ツールを制約にしないため内製化を決意
  5. CSE アンチパターン (2) “ただ作りたいだけ” • SaaS でその領域たくさんあるのでは … ? •

    まずはツールを使いこなす、あるいは、本来やりたかったことに集 中して始めることが重要 ◦ 例: 評価管理ツール、ATS、etc. → リソース(時間、人、お金)は有限
  6. MVP から次のフェーズへ • 0→1 プロダクトの立ち上げから改善フェーズへ • チーム体制の構築 • プロダクト改善 ◦

    各ポジションへのヒアリング ◦ 振り返りアンケート ◦ カスタマージャーニーマップ ワークショップ
  7. Teams, Reviews の構成 User Cloud SQL (MySQL) React + Redux

    API (Go) Frontend (SPA) Backend (Microservices Platform) REST Sentry DataDog PagerDuty
  8. Go - Backend Go API サーバーとして RESTのためのフレームワーク(公開予定) • 型 •

    社内の Backend の潮流として 運用でカバーするためのツール群 (一時的なもの) PHP
  9. JavaScript - Frontend React/Redux フロントエンド SPA • 充実したエコシステム、情報量 • メンバーのナレッジ

    UIフレームワーク • Reviews: Bootstrap 4 + reactstrap • Teams: Ant Design redux-actions Flow
  10. センシティブなデータの扱い方 • 給与や評価の情報 … • 開発チームや SRE でも権限のない情報を含む開発 当初 •

    最小の権限管理 • 操作ログの保存 • 権限保持者へのツー ル提供 • 運用時のクエリレ ビュー 今後 • データの暗号化 • オペレーション上のミス や悪意からデータを守 る
  11. センシティブなデータの暗号化処理 Cloud SQL (MySQL) API (Go) サーバーサイドで 暗号化/復号 Cloud KMS

    暗号化された データ Browser RAW/復号された データ 秘密鍵の保管 SELECT しても ***
  12. CSEの今後 • CSE という取り組みの認知 • ベストプラクティスの共有 • 共通の悩み事 • 課題抽象化

    • ... • 業界における「新し いエンジニアリング 組織」の定義 • ツールそのものを共 有することも …