Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
corpengr_slack_event#2_LT4_10/25
Search
みともり
October 25, 2019
Technology
1
380
corpengr_slack_event#2_LT4_10/25
みともり
October 25, 2019
Tweet
Share
More Decks by みともり
See All by みともり
cejobchange_3rd_visasq
mitomori
0
42
Other Decks in Technology
See All in Technology
ガバメントクラウドのセキュリティ対策事例について
fujisawaryohei
0
550
ハイテク休憩
sat
PRO
2
160
コンテナセキュリティのためのLandlock入門
nullpo_head
2
320
1等無人航空機操縦士一発試験 合格までの道のり ドローンミートアップ@大阪 2024/12/18
excdinc
0
160
DevOps視点でAWS re:invent2024の新サービス・アプデを振り返ってみた
oshanqq
0
180
複雑性の高いオブジェクト編集に向き合う: プラガブルなReactフォーム設計
righttouch
PRO
0
120
スタートアップで取り組んでいるAzureとMicrosoft 365のセキュリティ対策/How to Improve Azure and Microsoft 365 Security at Startup
yuj1osm
0
220
【re:Invent 2024 アプデ】 Prompt Routing の紹介
champ
0
140
kargoの魅力について伝える
magisystem0408
0
210
終了の危機にあった15年続くWebサービスを全力で存続させる - phpcon2024
yositosi
14
12k
20241220_S3 tablesの使い方を検証してみた
handy
4
580
Oracle Cloudの生成AIサービスって実際どこまで使えるの? エンジニア目線で試してみた
minorun365
PRO
4
280
Featured
See All Featured
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
45
2.2k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
665
120k
Bash Introduction
62gerente
608
210k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
44
6.9k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
326
24k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
232
17k
Building Adaptive Systems
keathley
38
2.3k
Visualization
eitanlees
146
15k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
7k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.1k
Transcript
Slackを 整えてみた みともり@VisasQ inc.
名前:みともり Javaエンジニア→インフラエンジニア→情シス 今はスタートアップ企業(株式会社ビザスク)で一人 目情シスで入社して1年半くらい。 エンジニアリング以外での課題解決が得意。 趣味はF1観戦と息子と遊ぶこと。 自己紹介 Twitter : mit0k5
Facebook : keigo.mitomori
ビザスクについて 「世界中の知見をつなぐ」というビジョ ンの元、ビジネス知見に特化した日本 最大級のスキルシェアプラットフォー ムを運営するスタートアップです 1時間からのインタビューをマッチング するサービス 等を展開しています
ビザスクではSlack使ってます ほぼ導入した当初のルールのまま!! もうすぐここ Slack導入 採用予定数
放置していたらこんな問題が 重要な周知と雑談が混ざっている 盛り上がらないまま廃れていくチャンネルがある 誰がどのチャンネルによくいるのか分からない... チャンネル名にとりあえず「#chat-◯◯◯」とつける このチャンネルはその話題を話す場所じゃない」と怒られる
初期メンバーに聞いてみる 私「今のSlack使いづらくないですか?」 社員「今の状態に慣れてるし、変えたら慣れるまでのコ ストがかかるじゃん。しばらく今のままでいいんじゃな い?」 私「なるほど...」
いや、ちょっと待てよ
最近入社した人は?
最近入社したメンバーに 聞いてみる 私「Slackって使いづらくないですか?」 社員「今まで使ったこと無かったので、こういうものだと 思って使ってますが...」 私「なるほど...ではこんな感じになったら便利だと思いま せんか?」 社員「それいいですね!そうして欲しいです!」
声が上がらないだけで改善で きることはいっぱいある
“ 入社直後というのは、ただでさえ慣れない環 境にストレスのかかる時期 少しでもSlackを快適に利用できるようにし て、爆速で立ち上がって(売上に貢献して)も らいたい!
ということで
具体的にヒアリングしてみた ①チャンネル名が分かりづらい ②重要な発言を見逃す ③気軽に発言しづらい
なんとかしよう
チャンネル名が分かりづらい 原因 解決策 誰でもチャンネル作成OKなので、名 前に規則性がない 命名規則を決める
主な命名規則 「チャンネル名の命名規則」という文化が浸透していないので、 まずは緩めでスタート #biz-XXXX 事業部門関連 #dev-XXXX プロダクト開発関連 #team-XXXX チーム内コミュニケーション用 #rq-XXXX
問い合わせ系(requestの略) #times-XXXX 分報(個人用の通知を流している人が多い ) #log-XXXX 各種履歴をひたすら流す用
でもみんな命名規則守るの?
もちろん守らない人はいます そこで...
新規チャンネルを通知するようにして、 全て情シスでチェック
重要なチャンネルの発言を 見落とす 原因 解決策 他のチャンネルと混ざって忙しい時に 既読をつけてしまう 重要チャンネルには数字のプレ フィックスを付ける
→プロダクトのバグや障害を報告 →全社員への重要な周知 →インシデントの報告 →全社員へのライトな周知 →社外のこんな人を探してます →伝言用 →プロダクトのリリース情報 →事業数値のレポートが自動投稿 →日報 →経営陣のディスカッション
→出欠連絡 →誰に聞けばいいかわからないことを質問 急に大きく変更すると分かり辛いと思い 可能な限り以前のチャンネル名を踏襲 する方針を採ったので、名前に統一性 がない部分があります (syukketsuとか)
気軽に発言しづらい 原因 解決策 暗黙の了解が多い ルールやガイドラインを明文化する
ガイドライン (絶対守る必要はないけど、これ通り に使うと快適になるよ、というもの ) ※ルールが多すぎても形骸化してし まうため
ルール(一部抜粋) (可能な限り守ってもらう )
その他にも
Slackハンズオンを開催
Slackの全チャンネル一覧を用意 (自動更新)
便利な機能について情報発信 ワークフロービルダーを早速使ってみる
どうなったか
もう一度ヒアリングしてみた 「別にチャンネル名変えなくてもいいじゃん」て思ってたけど前より分 かりやすくなったね どのチャンネルに投稿するべきか迷わなくなった 参加しなくてもよいチャンネルが分かりやすくなって集中できるように なった ワークフロービルダー自分のチームでも使いたい!Slackっていろん なことできるんだね
概ね好評
とは言え課題はまだまだある • 検索難しい • カスタムレスポンスが邪魔 • 表示名がカオス • SlackAppを活用できていない •
メールを統合したいなー
そして、学びも
学び① 課題は自分から取りに行かないと分からな いことが多い 不便に思っても我慢しちゃう人が多い ... 普段からのコミュニケーションが大事
学び② 一度で完璧を求めない 漏れが無い命名規則を考えていたら膨大な数になった (守られるわけがない ) プレッシャーにもなるので「うまくいかなかったらまた変えればいっか」くらいで OK
学び③ 情シスの熱意が大事 よく使うツールの使い方が変わるのはちょっと、という人も →熱意で押し切ると反対されない 作業的には面白くないのでモチベーションが上がりにくい
まとめ スタートアップはビジネスの成長のための施 策に目が行きがちだけど 仕組みづくりも大事
まとめ でもやっぱり プログラミングしたい 自動化とかしたいよー そのためにまずは仕組みづくりを頑張る!
おわり