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AWS_における_AI_エージェントの汎用的な構築パターンと活用例.pdf

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December 26, 2025
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  1. copyright ©️ mynavi corporation. 0 AWS における AI エージェントの 汎用的な構築パターンと活用例

    2025.12.23 株式会社マイナビ デジタルテクノロジー戦略本部 株式会社マイナビ ― Strands Agents × Bedrock AgentCore ―
  2. copyright ©️ mynavi corporation. 1 0 1 02 03 04

    アジェンダ 自己紹介 re:Invent 参加前と参加後のギャップ AI エージェントの構築パターン 1. そもそも「AI エージェント」って何? 2. Strands Agents と Bedrock AgentCore 活用例:AWS アカウントの コンプライアンス違反調査と是正
  3. copyright ©️ mynavi corporation. 3 大塚 健吾 おおつか けんご 株式会社マイナビ

    デジタルテクノロジー戦略本部 クラウドインテグレーション統括部 クラウドエンジニアリング部 エンジニアリング3課 プロフィール ◆ 2016年 ~ 2020年:鉄道業界 • 沿線通信設備の運用・保守、施工管理 など • 資金繰り、予算計画策定 など ◆ 2021年 ~ 2024年5月:IT業界 • AWS 設計・構築/運用・保守 ◆ 2024年6月 ~ 現在:マイナビ • サービス別の内製開発 • AWS Organizations 関連の運用 など 経歴
  4. copyright ©️ mynavi corporation. 5 02.1 re:Invent 参加前と参加後のギャップ ◼ 参加前の事前知識

    • Kiro IDE、Bedrock、RAG(Knowledge Base) は個人検証レベル ◼ 参加準備~参加後に分かったこと 1. セッションのほとんどが 「◦◦ with AI (Kiro, Bedrock) 」 2. DevOps Agent、Security Agent などの発表 社内の AI エージェント活用はおそらくこれから… 12/16に開始された「AWS 認定 AIP (Beta)」 Early Adopter (最初の合格者5000人)で取得しました
  5. copyright ©️ mynavi corporation. 6 02.2 キャッチアップの背景 CDK テンプレートによる標準化 1.

    「標準的な AI エージェントの構築パターン」を把握 2. コンプライアンス違反調査、是正するユースケース ◼ 背景1:環境構築の標準化 1. クラウドエンジニアの工数削減 2. 環境のガバナンス ◼ 背景2:AWS アカウントのコンプライアンス 1. AWS アカウントの管理は部署ごとの担当者やベンダーに依存 2. “1” の担当者が Config、Security Hub を確認、環境修正が困難
  6. copyright ©️ mynavi corporation. 8 ◼ そもそも「AI エージェント」って何? 従来の生成 AI

    と異なり、推論・判断、記憶、与えられたツールを使用 ➔モデルとツール群を行き来し、自律的にタスクを実行(エージェントループ) 03.1 AI エージェントの構築パターン AI Agent Memory Tools Foundation Model Users 問い合わせ 記憶 ツール使用 推論・判断 回答
  7. copyright ©️ mynavi corporation. 9 ◼ AI エージェント構築の選択肢(例) 1. Step

    Functions + α ワークフローでエージェントループを再現 2. Bedrock Agent マネコンから構築、アクショングループで使用ツール、RAG等を定義 3. Strands Agents + Bedrock AgentCore 03.2 AI エージェントの構築パターン + ◼ Strand Agents SDK AWS が開発したシンプルな AI エージェント開発フレームワーク ※ 2025年7月 ver 1.0 ◼ Bedrock AgentCore AI エージェントを実行するための サーバーレスな実行環境 ※ 2025年10月GA
  8. copyright ©️ mynavi corporation. 10 ◼ Strands Agents SDK AI

    エージェントを開発するための Python のフレームワーク 03.3 • model:使用するモデル • system_prompt:役割 • tools:使用できるツール群 • 使用するツール get_weather - 東京の天気を返すことができる - 東京以外は”不明”と返す ※本来は API などを利用して外部から天気 情報を取得する AI エージェントの構築パターン
  9. copyright ©️ mynavi corporation. 11 ◼ Strands Agents のデモ 1.

    モデル(LLM) が質問を分析 2. 次の行動を判断 3. ツールを実行 4. 結果を確認 5. 回答 or 再試行 ◼ 東京の天気は? ツールを実行 ➔ 15℃ ➔ 回答 ◼ 札幌の天気は? ツールを実行 ➔ 不明 ➔ 分からない 使用ツールの結果のみ参照している 03.4 AI エージェントの構築パターン 東京の天気 札幌の天気
  10. copyright ©️ mynavi corporation. 12 ◼ Bedrock AgentCore Strands Agents

    で作成した AI エージェントをどこにデプロイするか • 選択肢:ECS/Lambda/… Bedrock AgentCore ◼ 主なマネージド機能の一部 • Runtime • サーバーレス/自動スケール • Memory • 短期メモリ/長期メモリ • Observability (CloudWatch 統合) • トレース/監視 • Evaluations (re:Invent で発表) • AIエージェントの精度を自動的に評価 等々… 03.5 AI エージェントの構築パターン ◆ Runtime のイメージ
  11. copyright ©️ mynavi corporation. 13 ◼ スターターキットを利用したデプロイ/構成イメージ bedrock-agentcore-starter-toolkit (Python ライブラリ)

    を利用して簡単にデプロイ可能 03.6 AI エージェントの構築パターン $ agentcore configure –entrypoint ****.py $ agentcore launch スターターキットが必要なコンポーネントを用意してくれる
  12. copyright ©️ mynavi corporation. 15 04.1 アーキテクチャ ※ re:Invent のセッションで紹介されていた内容を

    私的に分解して再構成した構成図 Tool 1:Athena のクエリ実行 Tool 2:Config の情報を取得 Tool 3:SSM オートメーションの実行、修復 (修復は難易度が高い) 自然言語で質問 コンプライアンス違反に関するログをS3に保管 推論・判断 Tool 1 実行
  13. copyright ©️ mynavi corporation. 16 04.2 具体的なイメージ ➢ 自然言語による問い合わせ コンプライアンスに関連するすべての検出結果と、

    それぞれの是正状況を一覧で表示してください ➢ AI エージェントによる回答(抜粋) … EC2.19: セキュリティグループは、リスクの高い ポートへの無制限のアクセスを許可すべきではな いです • リソース: arn:aws:ec2:us-east1: XXXXXXX … • リージョン: us-east-1 … AWS の知識が無くても エージェントが安全に調査してくれる
  14. copyright ©️ mynavi corporation. 17 04.3 まとめ クラウドエンジニアリング部として、今後どのように社内の AI エージェントの

    開発・運用をしてもらうのが最適か… 検討していく必要性がありそうだと感じました ◼ re:Invent を通じて学んだこと 1. AI エージェントの実装、構築パターン 2. AI エージェントの活用例やイメージ ◼ 今後の課題 1. AI エージェントアプリケーションの全体像を掴んだだけ 2. AI 活用に伴う組織レベルのガバナンス a. Bedrock Guardrails、AgentCore Gateway の検証・活用 など b. ログ、監査証跡の管理 など