Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Cryptocurrency and Blockchain

Niishi Kubo
January 15, 2018

Cryptocurrency and Blockchain

エンジニア向けの仮想通貨とブロックチェーンに関する入門スライドです。

アジャンダ
1. 仮想通貨とそれに付随するキーワード
2. ブロックチェーン概要
3. ブロックチェーンを作ることで学ぶ(Scala)

Niishi Kubo

January 15, 2018
Tweet

More Decks by Niishi Kubo

Other Decks in Technology

Transcript

  1. Bitcoin 「Bitcoin」は、正体不明の「Satoshi Nakamoto」を名 乗る人物によって投稿された論文 「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」

    に基づき、2009年に運用が開始された。 トランザクションは、「Blockchain」と呼ばれる 公開分散元帳に記録される。 論文: https://bitcoin.org/bitcoin.pdf 通貨単位:BTC
  2. Proof of Work (PoW) 「Proof of Work (PoW)」とは、 非中央集権的で、誰がノードとして参加しているか分からない分散ネットワークにおいて、 取引の合意形成を可能にした

    「Consensus Algorithm」のひとつです。 Blockchainの仕組みにおいて、 支払いや契約といったトランザクションデータを含めた台帳の1ページとしてブロックを生成するが、誰に でも自由にブロックが生成できてしまうと、容易に改竄されたブロックが生成できてしまいます。 PoWでは、これを「CPUの計算量」に応じてブロックを生成できる権利を与えることにしました。 具体的には、膨大な計算量を要する問題(特定の条件を満たすハッシュを探す)を最初に解いたノード に権利を与えます。 また、この承認作業を 「Mining」を言い、Bitcoinでは最初にブロックを生成したノードには報酬として、 BTCが付与されます。
  3. メリット • 信頼性の向上 「中央集権化(一元管理)」を防ぐことで、システム が実質的にダウンしない。(分散することで他所 で復旧できる) • セキュリティ ハッシュ技術、公開鍵暗号や電子署名の技術を 用いることでデータ改竄や

    2重支払いを防止し、 高いセキュリティを保っている。 • 送金コストの削減 仮想通貨においては、特定の金融機関を介さな いことにより、送金コストを大幅に削除できる。 Blockchain デメリット • データの巨大化 すべての取引をすべてのノードで管理する必要 があるため、今後、莫大なデータ量 vs ネットワー クやコンピューターの高速化・大容量化の競争に なる。 • リソースの問題 ハイパフォーマンスなサーバーへの設備投資 や、PoWのように消費電力に頼るマイニング方法 は、CO2排出量などが環境に与える影響を無視 できない。 • 本物の証明ができない 51%問題でも挙げられるように、 Blockchainで管 理しているものが改竄されたかどうかは分かる が、その管理しているデータ自体が正しいかどう かの判断はできない。 Bitcoin における Blockchain Technology のメリット・デメリット
  4. Learn Blockchains by Building One with Scala • 英文ソース(Medium) :https://hackernoon.com/learn-blockchains-by-building-one-117

    428612f46 • 翻訳(Quiita) :https://qiita.com/hidehiro98/items/841ece65d896aeaa8a2a • 自作ソース :https://github.com/n11sh1/learning-blockchain-with-scala
  5. WoF