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実践! 勝手に育つチームの作り方

Kei Nakahara
June 19, 2024
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実践! 勝手に育つチームの作り方

2022/06/18にScrum Fest Osakaでの講演資料です
2024/06/20にSlideshareから移行しました

Kei Nakahara

June 19, 2024
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Transcript

  1. 中原 慶 大阪市出身 東京在住 2 WEBアプリ開発 DWH開発 クラウド・新規サービス開発 アジャイル推進・コーチ 教育・技術コンサル

    ツール開発 2000年 2004年 2012年 実行委員 ソフトハウス 実行委員 https://www.slideshare.net/keinakahara3 https://www.facebook.com/kei.nakahara3 Management 3.0 運営委員 実行委員
  2. Scrum Teams are cross-functional, meaning the members have all the

    skills necessary to create value each Sprint. They are also self-managing, meaning they internally decide who does what, when, and how. ・・・ The Scrum Team is responsible for all product-related activities from stakeholder collaboration, verification, maintenance, operation, experimentation, research and development, and anything else that might be required. スクラムチームはクロスファンクショナルなチームやで。つまりメンバーはスプリント毎に価値を作るた めに必要な全てのスキルを持ってるんやで。 スクラムチームは、誰が、何を、いつ、どうやってやるのかをチーム内で決める、 セルフマネージング なチームなんやで。 ・・・ スクラムチームは製品に関する全ての活動(利害関係者とのコラボ、検証、 メンテ、運用、実験、リサーチ、開発とかその他求められるもの何でも)に 責任があるんやで。 引用:『The Scrum Guide 2020』 P.5 Scrum Team https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-US.pdf 注)オレオレ翻訳です。間違えてたらごめんなさい Scrum Team
  3. 決定権のレベルはグラデーション Mが決める Mが決めるが 従業員に説明 する Mが決めるが 従業員の意見 を聞く 合意して 決める

    チームが決め るがMの助言 を聞く チームが決 めるがMに 報告はする チームが決める
  4. みなさんにはこれから「WEBお花屋さん」を出店・運営して頂きます。 このお花屋さんはWEB上の店舗です。 以下の手順に従い、デリゲーションボードを作成してください。 1. オーナーを決めましょう。他の方は従業員(チーム)になります 2. お店の名前を決めましょう (どんなお店にしたいか話しながらネ) 3. 決定判断が必要な項目をボード下の項目候補から選択し、ボードの項目欄に

    貼り付けてください。(以降は選択した項目ずつ実施して下さい) 4. オーナーと従業員のお互いが思うデリゲーションレベルを全員同時にチャッ トに入力しましょう 5. 違いがあれば議論し、合意したデリゲーションレベルに•を配置して下さい 6. 将来目指すデリゲーションレベルも上記の手順で決定し、•を配置して下さ い(終わったら3~6を繰り返してください) エクササイズ 10分
  5. 達人 一人前 見習い コンピテンシーマトリクス WEBお花屋さん「はなまる」 なかさん たからだ ジョニー KENTA メンバー

    フラワーアレン ジメント UXデザイン WEBサイト 構築 経理 能力 現在の能力の状態 2 1 1 2 1 1 レベルと人数 注)丸の中に人数を記載
  6. なかさん たからだ ジョニー KENTA メンバー フラワーアレン ジメント UXデザイン WEBサイト 構築

    経理 能力 2 1 1 2 1 1 レベルと人数 1人に負担が集中しない、かつ、育成への投資を少なくする方針。 また「WEBサイト構築」の能力が不足しており、将来のさらなる拡張が考え られるため、新たに「達人レベル」を1名ハイヤーすることにした。 A
  7. なかさん たからだ ジョニー KENTA メンバー フラワーアレン ジメント UXデザイン WEBサイト 構築

    経理 能力 2 1 1 2 1 1 レベルと人数 1人に負担が集中しない、かつ、育成への投資を少なくする方針。 また「WEBサイト構築」の能力が不足しており、将来のさらなる拡張が考え られるため、新たに「達人レベル」を1名ハイヤーすることにした。 A WEBサイト構築の技術を 極めたくて勉強してきたのに、 フラワーアレンジメントなんて やりたくないよ!!