Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

価値開発研究会のこれまでの取り組みとこれから

 価値開発研究会のこれまでの取り組みとこれから

2021/05/10 価値開発研究会での講演資料です「価値開発研究会のこれまでの取り組みとこれから」

Kei Nakahara

May 10, 2021
Tweet

More Decks by Kei Nakahara

Other Decks in Business

Transcript

  1. 中原 慶(44歳) 大阪市出身 東京在住 2 WEBアプリ開発 DWH開発 新規サービス開発 アジャイル推進・コーチ 教育・技術コンサル

    ツール開発 2000年 2004年 2012年 実行委員 ソフトハウス 実行委員 https://www.slideshare.net/keinakahara3 https://www.facebook.com/kei.nakahara3
  2. 価値開発研究会を発足した理由と狙い NAKASAN Consulting all right reserved 5 顧客/市場課題 ビジネス 開発

    “目的・手段連鎖の追跡可能性“のスコープを拡大 • 真の困り事に直結した開発/技術活用 • 技術から新しい顧客価値、市場価値の提案
  3. NAKASAN Consulting all right reserved 6 私が学びたかったこと IDEAS BUILD PRODUCT

    MEASURE DATA LEARN デザイン思考やリンスタの サイクルに入る前の 提供価値仮説の見つけ方 企業や部署を横断する際の 共通認識の作り方 継続的かつ効果的な仮説検証 の方法 顧客/市場課題 ビジネス 開発
  4. NAKASAN Consulting all right reserved 7 私が学びたかったこと デザイン思考やリンスタの サイクルに入る前の 提供価値仮説の見つけ方

    企業や部署を横断する際の 共通認識の作り方 継続的かつ効果的な仮説検証 の方法 IDEAS BUILD PRODUCT MEASURE DATA LEARN 顧客/市場課題 ビジネス 開発
  5. 8 ご講演日 ご講演者 内容 20/10/23 神崎 善司 氏 要求/要件の定義では関係者間のコミュニケーションの土 台を作り。システム化範囲と対象を明確化した合意形成が

    重要。RDRAは当事者がモデリングできるような簡易なモ デルを用いる事で、関係者間のコミュニケーションを通し て合意形成を進める。そこに、関係者が全員参加し、合意 形成を成功させるRDRAのカラクリがある。 20/09/30 萩本 順三 氏 価値という「魅力」の意味、正体について探るべく、価値からデ ザインする匠メソッドのモデルをワークショップ形式で体験。萩 本氏が匠メソッドに至るまで、さらに、匠メソッドのサービスを 提供する中で得た豊富な知見や事例を交えながら、参加者と共に インタラクティブな会となった。 20/08/28 市谷 聡啓 氏 何が確からしいかを探し、どう作るのが適しているのかを繰り返 し問い続けるのが、不確実性の高い状況には適している。 そのためには仮説と仮説の検証計画をたて、目的を明確にした仮 説検証が重要。市谷氏からは「仮説検証型アジャイル開発」とし て、仮説検証の勘所についてお話し頂いた。 価値開発研究会の歩み
  6. 匠メソッドの全体像 NAKASAN Consulting all right reserved 9 知の思考 情の思考 意の思考

    匠メソッドは天才を生み出すものでは無い 集合天才を形成するためのもの 自分視点(哲学) 他人視点(共感) コンセプチャルシンキング デザインシンキング 目標 ロジカル シンキング
  7. 匠メソッドで特に共感した箇所 NAKASAN Consulting all right reserved 10 • 「価値」は、ビジネス価値や顧客価値の上位概念からだけではデザインできない ”

    なぜ価値と考えるか” という思い(自身にとっての価値)を共有しないと、人 を惹き込めない • 近江商人の「三方良し」(売り手、買い手、世間)+自身にとってよし • 匠メソッドはPDCAの前の価値創造サイクル モデルで知情意(シーズ、ニーズ、戦略)をみんなで明確にする事で、関係者間 で深く共有する(野中先生のSECIモデルのよう)➡ 集合天才 • 神崎さん、市谷さんの話にも通じるところあり!
  8. 価値開発の全体像 NAKASAN Consulting all right reserved 11 課題発見、価値創出 システム化/サービス化 Customer/Problem

    fit Problem/ Solution fit Solution/Product fit Product/Market fit アジャイル型仮説検証 仮説に優先順位を付け、段階的かつ リーズナブルに検証と学びの反映を行う “三方良し”の価値の 輪郭を明らかにする 匠メソッド RDRA 概念モデリングを通して利害関係者間で 共通認識を形成しながらシステム化範囲 を明確化 「魅力」あるテーマを情熱を持って関係者に伝播し、また関係者からの意見を得 て合意形成を行う。そして「魅力」の有無を検証し方向修正し続ける事で、無駄 なく継続的な価値開発と価値提供を実現する