Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
価値開発研究会のこれまでの取り組みとこれから
Search
Kei Nakahara
May 10, 2021
Business
0
10
価値開発研究会のこれまでの取り組みとこれから
2021/05/10 価値開発研究会での講演資料です「価値開発研究会のこれまでの取り組みとこれから」
Kei Nakahara
May 10, 2021
Tweet
Share
More Decks by Kei Nakahara
See All by Kei Nakahara
New! 実践! 勝手に育つチームの作り方(25年バージョン)
nakahara
0
13
エンタープライズアジャイル勉強会10周年 実行委員推薦講演 中原
nakahara
0
32
実践! 勝手に育つチームの作り方
nakahara
0
140
Motivation Balance Sheet
nakahara
0
67
Introduce Celebration Grid
nakahara
0
1k
老舗メーカーにみんなで アジャイルを導入してみました ~「俺がやる!」から 「みんなでやる!」 に至るまで~
nakahara
0
14
老舗企業のアジャイルトランスフォーメーションの旅の途中
nakahara
0
26
変化に強いチームのつくり方 ~Management3.0の実践~
nakahara
0
17
老舗メーカーにおける アジャイル型開発の普及と 人財育成~組織変革に必要な3つのこと~
nakahara
0
4
Other Decks in Business
See All in Business
【Entrance Book】新卒営業職向け
givery_recruit
0
400
株式会社ステラセキュリティ会社紹介資料/sterrasec-introduction
tkmru
0
200
採用案内2025年ver2
hdn_tocci
0
140
フルカイテン株式会社 採用資料
fullkaiten
0
76k
株式会社CINC 会社案内/Company introduction
cinchr
6
67k
1on1で使えるクリーン・ランゲージのご紹介
kawanotron
0
170
LaiBlitz/corporateinformation
laiblitz
0
25k
AIプロダクト時代のPdMに必要なコンテキストエンジニアリング
kayato
0
110
採用ピッチ資料
awesome22
0
270
2025年10月副業制度運用者の実態調査
fkske
0
140
中期経営計画・成長可能性資料
kuradashi
0
730
株式会社ギークリー_採用ピッチ資料(2025年10月更新)
opportunity_loves_geek
3
3.4k
Featured
See All Featured
Navigating Team Friction
lara
190
15k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Designing for Performance
lara
610
69k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
329
39k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1.2k
How GitHub (no longer) Works
holman
315
140k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
1.7k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
115
20k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
657
61k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
127
17k
Transcript
価値開発研究会 価値を開発するために必要な事 LT大会 価値開発研究会 これまでの取り組みとこれから 2021/05/10 価値開発研究会 実行委員 中原 慶
NAKASAN Consulting all right reserved 1
中原 慶(44歳) 大阪市出身 東京在住 2 WEBアプリ開発 DWH開発 新規サービス開発 アジャイル推進・コーチ 教育・技術コンサル
ツール開発 2000年 2004年 2012年 実行委員 ソフトハウス 実行委員 https://www.slideshare.net/keinakahara3 https://www.facebook.com/kei.nakahara3
NAKASAN Consulting all right reserved 3 [引用] http://www.openthology.org/download/ver1/2_misc/201_Introduction.pdf
[引用] 要求開発アライアンス 要求開発入門 version 1.0 β1 http://www.openthology.org/download/ver1/2_misc/201_Introduction.pdf ビジネス 開発
価値開発研究会を発足した理由と狙い NAKASAN Consulting all right reserved 5 顧客/市場課題 ビジネス 開発
“目的・手段連鎖の追跡可能性“のスコープを拡大 • 真の困り事に直結した開発/技術活用 • 技術から新しい顧客価値、市場価値の提案
NAKASAN Consulting all right reserved 6 私が学びたかったこと IDEAS BUILD PRODUCT
MEASURE DATA LEARN デザイン思考やリンスタの サイクルに入る前の 提供価値仮説の見つけ方 企業や部署を横断する際の 共通認識の作り方 継続的かつ効果的な仮説検証 の方法 顧客/市場課題 ビジネス 開発
NAKASAN Consulting all right reserved 7 私が学びたかったこと デザイン思考やリンスタの サイクルに入る前の 提供価値仮説の見つけ方
企業や部署を横断する際の 共通認識の作り方 継続的かつ効果的な仮説検証 の方法 IDEAS BUILD PRODUCT MEASURE DATA LEARN 顧客/市場課題 ビジネス 開発
8 ご講演日 ご講演者 内容 20/10/23 神崎 善司 氏 要求/要件の定義では関係者間のコミュニケーションの土 台を作り。システム化範囲と対象を明確化した合意形成が
重要。RDRAは当事者がモデリングできるような簡易なモ デルを用いる事で、関係者間のコミュニケーションを通し て合意形成を進める。そこに、関係者が全員参加し、合意 形成を成功させるRDRAのカラクリがある。 20/09/30 萩本 順三 氏 価値という「魅力」の意味、正体について探るべく、価値からデ ザインする匠メソッドのモデルをワークショップ形式で体験。萩 本氏が匠メソッドに至るまで、さらに、匠メソッドのサービスを 提供する中で得た豊富な知見や事例を交えながら、参加者と共に インタラクティブな会となった。 20/08/28 市谷 聡啓 氏 何が確からしいかを探し、どう作るのが適しているのかを繰り返 し問い続けるのが、不確実性の高い状況には適している。 そのためには仮説と仮説の検証計画をたて、目的を明確にした仮 説検証が重要。市谷氏からは「仮説検証型アジャイル開発」とし て、仮説検証の勘所についてお話し頂いた。 価値開発研究会の歩み
匠メソッドの全体像 NAKASAN Consulting all right reserved 9 知の思考 情の思考 意の思考
匠メソッドは天才を生み出すものでは無い 集合天才を形成するためのもの 自分視点(哲学) 他人視点(共感) コンセプチャルシンキング デザインシンキング 目標 ロジカル シンキング
匠メソッドで特に共感した箇所 NAKASAN Consulting all right reserved 10 • 「価値」は、ビジネス価値や顧客価値の上位概念からだけではデザインできない ”
なぜ価値と考えるか” という思い(自身にとっての価値)を共有しないと、人 を惹き込めない • 近江商人の「三方良し」(売り手、買い手、世間)+自身にとってよし • 匠メソッドはPDCAの前の価値創造サイクル モデルで知情意(シーズ、ニーズ、戦略)をみんなで明確にする事で、関係者間 で深く共有する(野中先生のSECIモデルのよう)➡ 集合天才 • 神崎さん、市谷さんの話にも通じるところあり!
価値開発の全体像 NAKASAN Consulting all right reserved 11 課題発見、価値創出 システム化/サービス化 Customer/Problem
fit Problem/ Solution fit Solution/Product fit Product/Market fit アジャイル型仮説検証 仮説に優先順位を付け、段階的かつ リーズナブルに検証と学びの反映を行う “三方良し”の価値の 輪郭を明らかにする 匠メソッド RDRA 概念モデリングを通して利害関係者間で 共通認識を形成しながらシステム化範囲 を明確化 「魅力」あるテーマを情熱を持って関係者に伝播し、また関係者からの意見を得 て合意形成を行う。そして「魅力」の有無を検証し方向修正し続ける事で、無駄 なく継続的な価値開発と価値提供を実現する
なぁ~んだ 日本が巻き返す道具は 揃ってるじゃないか
実践し、リファレンスを世に展開する それが多くのイノベーションに繋がる (と信じる) さらに実践され、学びを得て、改善され、 各メソッドがさらにより良くなる 日本の巻き返しの一助となる これが「価値開発研究会」の使命だと、 私は考えます
ご清聴、ありがとうございました