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SaaSの操作主体は人間からAIへ - 経理AIエージェントが目指す深い自動化

SaaSの操作主体は人間からAIへ - 経理AIエージェントが目指す深い自動化

SaaSの操作主体は人間からAIへ:経理AIエージェントが目指す深い自動化

本資料は、NIKKEI Tech Talk #44(2026.3.19開催)にて、講演した内容です。

従来の「作業の効率化」から「判断の自動化」へとパラダイムシフトする中で、経理AIエージェントが実現しようとしている「深い自動化」について解説します。

<主な内容>
パラダイムシフト: SaaSの操作主体が人間からAIに変わり、「作業の効率化」から「判断の自動化」へ移行
深い自動化の壁: AIの性能向上にも関わらず自動化が難しい理由。ボトルネックとなる「コンテキスト(文脈)抽出」の「広くて、細かくて、見えない」という三重苦
TOKIUMの実践: この壁を乗り越えるため、開発者自身が業務の判断ロジックを理解する最前線に立つ、ユーザーミートアップや経理部研修などの具体的な取り組み
AIを活用した業務自動化の最前線や、SaaS開発におけるアプローチにご関心のある方、特に経理業務のデジタル変革に携わる方におすすめです。

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Motoshi Nishihira

March 23, 2026
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Transcript

  1. ⾃⼰紹介 2 株式会社TOKIUM 取締役 CTO ⻄平 基志 2012年 • TOKIUMを共同創業

    • 筑波⼤で代表の黒﨑と出会い、同級⽣で創業 2012年〜2021年 • webエンジニアとして家計簿Dr.Wallet※、TOKIUM経費 精算等の複数サービス⽴ち上げ ※現在は⼦会社のBTXで 運営 2021年12⽉〜2022年10⽉ • オペレーション部⻑を兼務し、BPOセンターを⽴ち上げ 現在 • 経理AIエージェントを開発中
  2. 4 TOKIUMのこれまで|経理業務の効率化を実現してきた道のり 創業 家計簿アプリ提供開始 経費精算サービス提供開始 ポストで領収書の原本回収開始 請求書の受け取り代⾏開始 ⽀出管理領域へ拡張 経理AIエージェント元年 2012

    「時を⽣む」を志に、 個⼈向けの⽀出管理アプリでスタート。 2016 2019 2020 2025 2013 ⼈のオペレーションと機械を融合した 独⾃モデルを確⽴。 ツールではなくサービス。 ユーザーが作業から解放される 「丸投げUX」のアプローチで圧倒的効率化。 経理の作業そのものをなくす 新しいインフラを築く。 AIを核とした社会インフラとして ⻑期⽬線を持ちつつ⾰新を続ける。
  3. 5 TOKIUMのこれまで|経理業務の効率化を実現してきた道のり 創業 家計簿アプリ提供開始 経費精算サービス提供開始 ポストで領収書の原本回収開始 請求書の受け取り代⾏開始 ⽀出管理領域へ拡張 経理AIエージェント元年 2012

    「時を⽣む」を志に、 個⼈向けの⽀出管理アプリでスタート。 2016 2019 2020 2025 2013 ⼈のオペレーションと機械を融合した 独⾃モデルを確⽴。 ツールではなくサービス。 ユーザーが作業から解放される 「丸投げUX」のアプローチで圧倒的効率化。 経理の作業そのものをなくす 新しいインフラを築く。 AIを核とした社会インフラとして ⻑期⽬線を持ちつつ⾰新を続ける。 半年で、9体の経理AIエージェントをリリース!
  4. 累計導⼊社数3,000社を突破 公共・法人サービス 導入実績 7 外食・食品 製造 建設・不動産 コンサルティング 金融・保険 小売

    インフラ・物流 商社・流通 広告・エンターテイメント 医薬・化学 IT・情報通信 *2025年11月末時点、シリーズ累計 直近3年で3倍増加
  5. システムの操作主体が⼈間からAIへ 9 AIエージェントが操作 After ⼈が操作するSaaS Before ⼈がSaaSの操作⼿順やルールを覚えて⼿作業 でUIを操作 ⼿作業によるミスが発⽣ 判断を⼈が⾏うため、判断が必要な業務に時

    間を奪われる …… …… AIエージェントがSaaSを横断操作 SaaSはAIエージェントが参照‧操作するため のデータベースへと変化 基本的な判断はAIが⾏い、⼈は例外対応‧承 認だけ⾏う
  6. まとめ 27 1 SaaSの操作主体が⼈間からAIに変わる 「作業の効率化」から「判断の⾃動化」へのパラダイムシフト 2 深い⾃動化のためのコンテキスト抽出には三重苦がある コンテキストが 広くて、細かくて、⾒えない 3

    判断のAI化速度は、コンテキスト抽出速度に律速される ボトルネックはAIではなく、コンテキストの獲得にある 開発者⾃⾝がコンテキスト抽出の最前線に⽴つことで、この壁を超える