ascend株式会社CTO 丹羽 健Vertical SaaS 開発におけるフルサイクルエンジニアという向き合い方2021.08.05 @シューマイ
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2■ ascend 株式会社 CTO■ 新卒でSIerに入社、ベンチャー企業を経験をへて現職■ 業務系SaaS開発歴5年○ 飲食店向けハンディアプリ○ 行政向け電子申請サービス○ 運送会社向け運行管理■ 趣味は料理。○ アセンドはまだまだアットホームな会社○ アセンドのおいしい晩御飯を担当丹羽 健 Niwa Takeru自己紹介
3会社紹介ascend 株式会社
Vision日本経済の血管である“運送業界の価値最大化”を通じ日本の産業競争力を再興する。Value創業理念は “ascend(成長する)”● 個々人の成長への意欲を最大限尊重し、責任と挑戦を両立する● 失敗を許容し、そのためにオープンなコミュニケーションを徹底する
5■ ターゲット業界○ 運送会社を中心とした物流業界■ 事業内容○ 運行管理SaaS「アセンド・ロジ」開発○ コンサルティング事業■ 設立○ 2020年03月■ 従業員○ 14名(副業社員を含む)■ HP○ https://www.ascendlogi.co.jpascend 株式会社会社概要運行管理SaaS アセンド・ロジ
6物流業界・運送事業者の課題営業貨物自動車の需給バランスの推移約35%の需給GAPが発生!• 需要増:小口多頻度化、 ECの伸び• 供給減:過当競争、積載効率の低下 etc.需要 供給10年後には約35%の物流供給が不足業界に限らず日本社会の課題である①荷主交渉力の弱さ②アナログ業務のコスト運送事業者の3大課題③ITリテラシーの不足
7アセンドが開発スタイルとしてフルサイクル + プロダクトマネジメントを選択した理由。
8Vertical SaaS 開発の要点(業界特化型)業界が抱えるコアな課題を解決し、日常業務を安定して回せるプロダクトを開発することが求められる。■ Horizontal SaaS に比べて幅は狭い。業界への深さがなければ事業者から選ばれるプロダクトにはならない。■ 業界への深さを獲得するための要点○ 対象業界のドメイン知識の量○ 業界のユーザーに最適化された UI/UX○ 業界・業務課題への解決策の質の高さ■ 業界への深さを実現するための行動○ 素早いリリースによる高頻度な検証と学び・成長業界A業界B業界C物流業界人事・労務管理HorizontalVertical
9プロダクト開発チームの重点テーマの設定高速かつ持続的なリリースによるプロダクト価値の創出実務者に向き合った業務装着性の高いプロダクトの開発ユーザーの課題を真に捉えたプロダクトを開発するためにはどうすれば良いか?フルサイクルエンジニア & プロダクトマネジメント
10フルサイクルエンジニアとは■ Netflix における開発スタイル■ ソフトウェア開発の各ステップを分業せず1つのチームor 開発者がライフサイクル全体を担当する■ サイクルの中で価値を素早く提供することに集中するFull Cycle Developers at Netflix — Operate What You Buildhttps://netflixtechblog.com/full-cycle-developers-at-netflix-a08c31f83249ソフトウェアライフサイクル全体にオーナーシップを持って開発すること
11フルサイクルを選択した理由ユーザーの課題に対して、一気通貫して向き合えることを重視。設計 開発 テスト デプロイ 運用 サポート業界・ユーザー課題■ 何をどう作るか?ではなく、ユーザーの課題をどのように解決し価値を届けるか?に自然とフォーカスするように開発サイクルを設計。■ 全てのステップへの高度なスキルは求めてはおらず、適切な成長のサポートを提供した上で1つの課題を当事者としてやりきる。
12■ 課題と解決策を同一人格で考えた方が質の良い解決策に繋がり意思決定も迅速になる。■ エンジニアが取れる解決策の選択肢を総合評価した上で意思決定が可能。■ エンジニアリング面では、ユーザーに価値が出る部分・出ない部分を把握した上で開発ができるため技術的負債の発生を低減することができる。プロダクトマネジメントフルサイクル + プロダクトマネジメント幅広い解決策を考えられるエンジニアがドメイン知識を持ってプロダクトをマネジメントをする設計 開発 テスト デプロイ 運用 サポート
13エンジニアは実務現場を知るべき業務系 SaaS では単純なデジタル化だけでは業務課題は解決しないアナログが残る部分との融合を持って解決となる。■ 運送会社の配車担当の方は本当はドライバーの労務環境の改善に取り組みたい、しかし配車業務、点呼、トラブル対応で日々忙殺されてしまい取り組む時間が取れない。(ドライバーの労務環境は厳しく、長時間労働や週休1日、10連勤等が多々発生。)SaaSで実務者の業務負荷を下げることで、その方々が本当に取り組みたい”仕事”をできるようにすることが業務SaaSの魅力。
141領域を持つ、チームをサポートする運行管理領域SREUX/UI デザイナー物流業界ドメインエキスパートマスター管理領域帳票出力領域データ価値創出領域各個人が集中できる広さの領域を持ち、業務課題に打ち込む■ スキルセット・リソースを考慮し相談の上でオーナーシップを持つ領域を調整。■ 副業社員だとしても1領域を持ってオーナシップを持つことに変わりは作らない→帳票出力領域■ 小さくとも社会課題に立ち向かう1人間であることがアセンドメンバーの文化(エンジニアに限らず)アセンドのフルサイクルエンジニアとして共に業界の課題に立ち向かうメンバー募集!!
15フルサイクルを実現するための技術選定プロダクトマネジメント設計 開発 テスト デプロイ 運用 サポート自動化・ソフトウェア資産に投資し開発生産性を向上・維持ドメイン駆動設計UI Design Guideline Cloud & KubernetesGitOpsArgoCD自動 UTFull TypeScript Architecturee2e testGitHubActionsIaC監視高度化導入済未導入
16フルサイクルを実現するための技術選定プロダクトマネジメント設計 開発 テスト デプロイ 運用 サポート自動化・ソフトウェア資産に投資し開発生産性を向上・維持ドメイン駆動設計UI Design Guideline Cloud & KubernetesGitOpsArgoCD自動 UTFull TypeScript Architecturee2e testGitHubActionsIaC監視高度化導入済未導入フルサイクルの実現には、生産性向上を目的とした継続的な活動が欠かせない。アセンドは開発チームの生産性向上を探求し続けるスペシャリスト(副業可)を求めています。
17We’re hiring!!!アセンド株式会社は共に物流業界を救う仲間を探しています社会課題に共に取り組みたい、共に成長したい方。アセンドに少しでも興味がありましたら丹羽までご連絡ください !!![email protected]
ご清聴ありがとうございました