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キャリアを支え組織力を高める「多層型ふりかえり」 / 20250821 Kazuki Mori

キャリアを支え組織力を高める「多層型ふりかえり」 / 20250821 Kazuki Mori

2025/8/21 HRmethod #6 - 成長を支えるふりかえり
https://hrmethod.doorkeeper.jp/events/186570

株式会社SHIFT
ふりかえり&アジャイルエバンジェリスト
森 一樹

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SHIFT EVOLVE PRO

August 21, 2025
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Transcript

  1. 月 火 水 木 金 4 月1 週 2 週

    3 週 4 週 4 月 1Q 上期 2025 年度 フラクタルな期間 5 月 6 月 2Q 下期 セミラティス構造 リフレクション レトロスペクティブ 自分の行動・感情を思い起こす 成功を自覚し自信に繋げる 失敗を学びに変化させる 学びを浸透させる 自分にとっての価値を見出す 自分の次の行動に活かす チームの行動・感情を思い起こす 成功を自覚し更なる成功を作る 失敗を成功に転換する 学びを共有する チームにとっての価値を見出す チームの次の行動に活かす プロジェクトで起こった問題を思 い起こす 同じ状況に陥らないために根本原 因を突き止め、未然防止に努める ビジネス遂行の土台を作る 次のプロジェクトに活かす ポストモーテム 3 種のふりかえり 多層構造を持つふりかえりにより個人と組織を変える
  2. リフレクション レトロスペクティブ 自分の行動・感情を思い起こす 成功を自覚し自信に繋げる 失敗を学びに変化させる 学びを浸透させる 自分にとっての価値を見出す 自分の次の行動に活かす チームの行動・感情を思い起こす 成功を自覚し更なる成功を作る

    失敗を成功に転換する 学びを共有する チームにとっての価値を見出す チームの次の行動に活かす プロジェクトで起こった問題を思 い起こす 同じ状況に陥らないために根本原 因を突き止め、未然防止に努める ビジネス遂行の土台を作る 次のプロジェクトに活かす ポストモーテム 組織活動の中で行われるふりかえりの3 種
  3. 経験学習サイクルを意識的に回す David A. Kolb 経験学習 サイクル 積極的 実践 内省的 省察

    具体的 経験 策定したアクションを実際に行動に移す。 行動した結果は「具体的経験」として 再度ループが回る 4.積極的実践 自分にとっての価値を見出す。 次にこういう場面があったらこうしよう、 こういうときにはこうできる、という アクションを作る 経験した出来事を自分の中で思いを巡らす。 なにがうまくいって、うまくいかなかったか どんな学びを得たか 3.抽象的概念化 2.内省的省察 日常や業務の中で行動に移したり、研修の中 で人の話を聞いて・ワークしたり、といった 「経験」のこと 1.具体的経験 抽象的 概念化 このサイクルを日常的に意識して行えば、 学習・成長速度を加速させられます
  4. 目標設定の効果 ✅モチベーションが湧き出てくる ✅次の行動が具体的で明確になる ✅自然に必要な情報の収集ができる ✅ひらめきやアイデアがわいてくる ✅進捗状況の可視化ができる ✅失敗や逆境を恐れない 現状 目標 6

    か月後 目的 3 年後 120% 成長の姿 何ができるようになっていたいか? 何を達成したいか? ありたい姿 何を成し遂げたいか? どういう人間になっていたいか?
  5. 目標設定の方法:Backcasting 現状 目標 6 か月後 目的 3 年後 未来のありたい姿を自分で描き、何をすべきか逆算する方法 ✅自動テストのプロとして年間売上xxx

    万円 ✅リーダーとして10 名規模のチームを支える マネジメントスキルの習得 自動テストの案件遂行経験 自動化テスト技術を誰かに教えられる テストの上位資格を取得する
  6. フラクタル構造を持つふりかえり 月 火 水 木 金 4 月1 週 2

    週 3 週 4 週 4 月 5 月 6 月 1Q 2Q 上期 下期 2025 年度 対象 個人 チーム グループ 部 会社 1 日 1 週間 1 か月 4 半期(3 か月) 半年(6 か月) 1 年 イベント 期間
  7. セミラティス構造を持つふりかえり グループレベルの目標設定とふりかえり ├Mission :各グループがどういう世界を実現したいのか? ├Vision :各グループがどのような組織になっていたいのか? ├Value :Mission を達成するために各グループで実現する価値は? └

    これらの実現を図るKey Result は?KPI の達成状況は? Team あなた 個人レベルの目標設定とふりかえり(例:MVV ) ├Mission :3 年後に何を実現したいか? ├Vision :半年後にあなたはどうなっていたいのか? ├Value :Mission を達成するためにあなたが実現する価値は? └ これらの達成状況は?どのような学びや成長をしたか? Member M M M Group チームレベルの目標設定とふりかえり ├Mission :各チームがどういう世界を実現したいのか? ├Vision :各チームがどのような組織になっていたいのか? ├Value :Mission を達成するために各チームで実現する価値は? └ これらの実現を図るKey Result は?KPI の達成状況は?
  8. セミラティス構造を持つふりかえり 本部/ セグメントレベルの目標設定とふりかえり ├Mission :各本部がどういう世界を実現したいのか? ├Vision :各本部がどのような組織になっていたいのか? └Value :Mission を達成するために各本部で実現する価値は?

    Group G G あなた G G G 部 部 本部 部レベルの目標設定とふりかえり ├Mission :各部がどういう世界を実現したいのか? ├Vision :各部がどのような組織になっていたいのか? ├Value :Mission を達成するために各グループで実現する価値は? ├ これらの実現を図るKey Result は?KPI の達成状況は? └ 組織としての成熟度合いは?スケールは? より具体的な、経営課題・指針に連動するような目標設定へと変わって いく
  9. セミラティス構造を持つふりかえり 会社 本部 セグメント/ 会社レベルの​ 目標設定と​ ふりか​ えり ├Mission :会社が​

    どういう​ 世界を​ 実現したいのか?​ ├Vision :会社が​ どのような​ 組織に​ なっていたいのか?​ └Value :Mission を​ 達成する​ ために​ 会社が​ 提供する​ 価値は?​ IR 資料などで​ 発行 セグメント
  10. 月 火 水 木 金 4 月1 週 2 週

    3 週 4 週 4 月 1Q 上期 2025 年度 フラクタルな期間 5 月 6 月 2Q 下期 セミラティス構造 リフレクション レトロスペクティブ 自分の行動・感情を思い起こす 成功を自覚し自信に繋げる 失敗を学びに変化させる 学びを浸透させる 自分にとっての価値を見出す 自分の次の行動に活かす チームの行動・感情を思い起こす 成功を自覚し更なる成功を作る 失敗を成功に転換する 学びを共有する チームにとっての価値を見出す チームの次の行動に活かす プロジェクトで起こった問題を思 い起こす 同じ状況に陥らないために根本原 因を突き止め、未然防止に努める ビジネス遂行の土台を作る 次のプロジェクトに活かす ポストモーテム 3 種のふりかえり 多層構造を持つふりかえりにより個人と組織を変える