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『若手必見!知らないと恥ずかしい、ゲーム業界におけるOSSライセンス違反の対策』について

Nakaji Kohki
September 14, 2018

 『若手必見!知らないと恥ずかしい、ゲーム業界におけるOSSライセンス違反の対策』について

会社で行われたCEDEC2018の報告会で使用した資料です。

Nakaji Kohki

September 14, 2018
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Transcript

  1. OSS(Open Source Software)とは OSI (Open Source Initiative)による定義 1. 自由な再頒布ができること →

    商用利用もOK 2. ソースコードを入手できること 3. 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること 4. 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない 5. 個人やグループを差別しないこと 6. 適用領域に基づいた差別をしないこと 7. 再配布において追加ライセンスを必要としないこと 8. 特定製品に依存しないこと 9. 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと 10. 技術的な中立を保っていること → 開発者にとってはかなり使いやすい形態
  2. Copyleftの考え方 - 四つの基本的な自由 1. どんな目的に対しても、プログラムを望むままに実行する自由 (第零の自由)。 2. プログラムがどのように動作しているか研究し、必要に応じて改造する自由 (第一の自由)。ソース コードへのアクセスは、この前提条件となります。

    3. 身近な人を助けられるよう、コピーを再配布する自由 (第二の自由)。 4. 改変した版を他に配布する自由 (第三の自由)。これにより、変更がコミュニティ全体にとって利益とな る機会を提供できます。 ソースコードへのアクセス は、この前提条件となります。 https://www.gnu.org/philosophy/free-sw.ja.html → (配布する場合は) ソースコードの開示が必要
  3. << ライセンス違反を防ぐには 対策 - OSS利用ポリシーを策定する - 利用しているOSSを把握する - OSSライセンスについての開発者向けトレーニングを実施する 考え方としては、利用を制限するよりも利用を把握する方が合理的

    また、後の工程ほど違反を検出した場合の影響が大きい →開発者のリテラシ向上がリスクの軽減に役立つ (再掲)講演資料: https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/1844