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ARアプリを活用した防災まち歩きデータ作成ハンズオン
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daisuke
July 08, 2025
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ARアプリを活用した防災まち歩きデータ作成ハンズオン
FOSS4G 2025 KANSAI ハンズオン資料
daisuke
July 08, 2025
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Transcript
FOSS4G 2025 KANSAI ハンズオンデイ ARアプリを活用した 防災まち歩きデータ作成 ハンズオン 吉田 大介 大阪公立大学
大学院情報学研究科 リーモン ベンジャミン 大阪公立大学 都市科学・防災研究センター グエン バン ティエン 大阪公立大学 都市科学・防災研究センター 2025.07.06
00 | セッションの概要 アジェンダ 01 | ARアプリの紹介 02 |事例の紹介 03
| データの作成 04 | 端末へインストール 05 |作成したデータの確認 開始 終了 9:30 12:30 9:40 10:00 11:45 06 | 質疑応答
MUSUBOU-AR アプリの紹介 01
01 ARアプリ「MUSUBOU-AR」 3 防災教育ARアプリの開発の背景 1 ⚫ 防災・災害情報は デジタル地図上でしか表現できない ⚫ 実際の現場状況がどうなっているかは、利用者の想像力に頼っている
従来の防災地図アプリの課題 災害リスクが 適切に伝わらない 臨場感がない 防災訓練の ネガティブイメージ 地域特性に応じた カスタマイズができない 災害・防災の 「自分ごと」化 につなげる仕組み ゲームのように 楽しみながら 参加できる仕組み 地域に合わせて 自由で簡単に カスタマイズ できる仕組み 子どもや 若い世代に興味を もたせる仕組み
01 ARアプリ「MUSUBOU-AR」 4 MUSUBOU-ARとは? 2 拡張現実(AR)で災害を 「見える化」する防災教育アプリ ⚫ 火災、浸水、家屋倒壊、土砂崩れ、 液状化現象などのハザードをARで表示
⚫ 現実の街並みに災害シナリオを重ね 仮想体験が可能 ⚫ お住まいの地域に合わせた 災害リスクを視覚的に理解
01 ARアプリ「MUSUBOU-AR」 5 技術と公開情報 3 オープンに、誰でも使える防災ARアプリ ⚫ App Storeで無料配信中 ⚫
コードはオープンライセンスで公開 ⚫ 教育・自治体・市民団体などによる幅広い活用を想定
01 ARアプリ「MUSUBOU-AR」 6 主な機能 4 臨場感あるAR体験で防災意識を高める 仮想体験|火災 仮想体験|家屋倒壊
MUSUBOU-AR アプリを活用した事例の紹介 02
02 取り組みの事例紹介 8 大阪狭山防災レンジャー主催「ARで防災さんぽ」 1
02 取り組みの事例紹介 9 豊中市主催「防災AR授業」 2
MUSUBOU-AR データの作成 03
11 情報の種類 1 03 MUSUBOU-AR データの作成 ルート情報 1 まち歩きのルート情報となるラインデータ 災
害 情 報 2 防災施設・仮想災害の場所を示す ポイントデータ G I S 情 報 3 国土地理院などが配信しているタイルデータ
12 データ作成の流れ 2 03 MUSUBOU-AR データの作成 A1 データ作成サイト 起動 A2
まち歩きルート 作 成 基本編 A3 防災施設の設置 A4 仮想災害の設置 04 端末へインストール 保存 A6 情報の保存 保存 A5 GIS情報の表示 作 成 基本編 作 成 基本編 作 成 応用編
03 MUSUBOU-AR データの作成 13 まち歩きデータを作成する上でのポイント 3 ⚫対象地域での災害リスクを調べる 土地の起伏、河川、古い木造住宅、住宅密集地域、ブロック塀 土砂災害警戒区域、ため池、埋立地など ⚫対象地域の防災関連施設を調べる
避難所(種別、収容人数)、AED 防火水槽、水害時避難ビル、井戸など ⚫対象地域の歴史を調べる 石碑、神社、古い航空写真、古地図など
03 MUSUBOU-AR データの作成 14 まち歩き 参考資料 4
15 MUSUBOU-AR アプリ向けデータ作成サイトを起動しましょう 1 インターネットブラウザー データ作成サイト スタート画面 03 データの作成 A1
データ作成サイト インターネットブラウザーから https://cerdar.reearth.io/ を入力 し、データ作成サイトを起動しましょう 1 1 1 1 2 2
16 画面構成 2 03 データの作成 A1 データ作成サイト 4 3 2
5 1 1 地図の見え方設定ボタン 地図の方角(回転)、傾き、拡大、縮小 リセットの操作 地図表示(種類)設定ボタン 航空写真、淡色地図などを設定 情報設定ボタン 災害情報、ルート情報、GIS情報を入力 2 住所検索ボタン 住所を入力すると、 その地点の地図が自動的に表示 3 4 5 現在地の表示ボタン 現在地の地図を表示
17 まち歩きルートを設定しましょう 1 03 データの作成 A2 まち歩きルート パスを描くボタン を クリックします。
入力画面が表示されます 2 情報設定 ボタン を クリックし、 情報入力画面を表示します 1 1 1 2 2 3 3
18 まち歩きルートを設定しましょう 2 03 データの作成 A2 まち歩きルート 地図上で左クリック し、 まち歩きルートを描いてください
3 1 描き終えたら、右クリックで 入力を終了 してください 4 2 1 2
19 1 03 データの作成 A3 防災施設の設置 入力したい情報のアイコンを選択し、 表示させたい位置までドラッグ 2 情報設定
ボタン を クリックし、 情報入力画面を表示 1 1 1 2 2 情報を入力 3 防災施設を設置してみましょう
20 2 03 データの作成 A3 防災施設の設置 1 2 3 4
5 6 3 説明 情報の説明文を入力 4 グループ プロジェクトごとに情報を整理 5 URL種類 画像または動画を選択 1 情報種類 情報の種類を選択 2 タイトル 表示する情報のタイトルを入力 6 URL データのURLを入力 表示イメージ 2 3 6 1 5 情報を入力 3 防災施設を設置してみましょう
21 1 03 データの作成 A4 仮想災害の設置 入力したい情報のアイコンを選択し、 表示させたい位置までドラッグ 2 情報設定
ボタン を クリックし、 情報入力画面を表示 1 1 2 情報を入力 3 50m 1 2 仮想災害を設置してみましょう
22 2 03 データの作成 A4 仮想災害の設置 3 4 5 1
2 6 7 8 9 10 11 3 説明 警告の説明文を入力 4 グループ グループ名を入力 5 座標 座標を取得 1 警告種類 警告の種類を選択 2 タイトル 表示するタイトルを入力 6 範囲 ARを表示する範囲を入力 9 終了時刻 災害の終了時刻を入力 10 災害接近メッセージ 災害のポイントに近づいたら 表示されるメッセージを入力 11 災害侵入メッセージ 災害のエリア ( で設定した範囲) に入ったら表示される メッセージを入力 7 強度 効果のスケールを入力 8 開始時刻 災害の開始時刻を入力 6 2 3 情報を入力 3 表示イメージ 仮想災害を設置してみましょう 1
23 自由にデータを作成しましょう 1 03 データの作成 |基本編 A3, A4 災害情報|防災情報・仮想災害の設置 災害情報を自由に配置し、
防災まち歩き用データを作成しましょう 情報 タグ 警告 タグ 医療機関 警察署・交番 消防所 AED 防火水槽 老人ホーム 避難所 避難ビル 情報アイコン 火災 浸水 土砂崩れ 道路閉鎖 (家屋倒壊) 道路閉鎖 (ブロック塀倒壊) 津波 道路閉鎖 (液状化) データ作成 マニュアル
24 GIS情報を表示しましょう 1 03 データの作成 |応用編 A5 GIS情報の表示 2 タイトル
GIS情報のタイトルを入力 表示させたい情報を入力し、 更新 を クリックします 2 「+」 ボタン を クリックし、 GIS情報を表示します 1 1 2 オープンデータ 配信一覧 重ねる ハザードマップ 1 3 4 5 5 3 地図タイル 表示させたい地図タイルの URLを入力 4 凡例画像 凡例画像のURLを入力 https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/copyright/opendata.html
25 GIS情報を表示しましょう 2 03 データの作成 |応用編 A5 GIS情報の表示 GIS情報が表示されます で表示、非表示が
設定できます 3 A A 情報の表示/非表示 B 修正 C 削除 B C A
26 情報を保存しましょう 1 03 データの作成 A6 情報の保存 1 2 災害情報を保存するには
エクスポートボタン をクリックします 2 1 データファイル data.geojson が作成されます 1 ルート情報を保存するには エクスポートボタン をクリックします 4 3 データファイル LinePolygon.geojson が作成されます 2 3 GIS情報を保存するには エクスポートボタン をクリックします 6 5 データファイル gis_data.json が作成されます 3
MUSUBOU-AR 端末へインストール 04
28 端末へインストールしましょう 1 04 端末へインストール 端末に「このコンピュターを信頼しますか?」 のメッセージが表示されたら、「信頼」 をタップします 1 端末とパソコンをUSBケーブルで接続します
2 1 2 1 2
29 PC: Windows から端末へインストールしましょう 2 04 端末へインストール 2 設定 ファイル共有
を クリックするとアプリが表示されます アプリ「MUSUBOU-AR」 を クリックします 1 アプリ iTunesを開き 左上の端末のアイコン を クリックします アプリ iTunesを使ってデータを端末へインストールします 1 2 1 2 3 3
30 04 端末へインストール 保存した情報などのデータファイルをドラッグ&ドロップ で移動し、 同期ボタン をクリックします インストール作業が完了します PC: Windows
から端末へインストールしましょう 3 3 4 4 5 5
31 「“ 端末の名前 ” を信頼しますか?」 のメッセージが表示されたら、 「信頼」 をタップします 04 端末へインストール
Finderを開き、左端に表示されている 端末 をクリックします 3 右中央上にある「ファイル」 を クリックし、リストを表示します 1 PC: Mac から端末へインストールしましょう 3 1 Finder を使ってデータを端末へインストールします 1 3 2 2 「MUSUBOU-AR」フォルダー が あるのを確認します。 4 4 4 5 5 2 3
32 04 端末へインストール PC: Mac から端末へインストールしましょう 5 保存した情報などのデータファイルをドラッグ&ドロップ で移動し、 同期ボタン
をクリックします インストール作業が完了します 5 6 7 6 7
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豊中市 庄内さくら学園での ARアプリを活用した防災教育 防災教育 x ドローンプログラミング 岸和田城 3次元モデル & オープンデータ公開
研究室HPに過去の取り組みの まとめ動画などを掲載しています。 兵庫県でのドローンを用いた物資配送実験