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ここち_brand book
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株式会社オンフ
October 04, 2023
Design
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ここち_brand book
株式会社オンフのデザイン事業「ここち」の概要資料です。
株式会社オンフ
October 04, 2023
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Transcript
brand book
目次 contents ここちとは? 制作過程 3 4 5 6 11 19
8 しるしづくりの心得 ありそろう しるしづくりの内容 愛着をうむ、しるしづくり みちコーラ 2
ここちは「しるし」をつくるデザインパート ナーです。人がサービスや企業、商品などへ募 らせるきもちを 「しるし」と定義しています。 「しるし」はzipファイルのように、受け手の こころの中で開かれ、頭の中に印象をつくりだ だします。どんな「しるし」であれば、伝えた い印象を圧縮できるのか。そんなことを考えな がら、デザインに向き合っています。 ここちとは?
3
こ こ ち と は ? 01 づ く り
し る し う む 、 愛 着 を 愛着をうむ、しるしづくり 時代を超えて愛されるもの、 長い時間をかけて育まれるもの。 流れの速い情報社会において、 それらをつくる難しさを感じます。 だから私たちのつくる「しるし」は、 つくる中で「愛着がうまれること」を 大切にしています。 きもちと向き合い、 使う人、見る人が「愛着」を持てる。 そんなデザインを目指します。 4
こ こ ち と は ? 02 しるしづくりは、お客様との共同作業です。 肩を組み、同じ目的地を見据えることで、 軸はブラさずに広い視点からアイデアを考
えることができます。 想いを上手くまとめるのは難しい。取捨選 択をせず、浮かんだ言葉をそのままお話し ください。会話を通して言葉にならない感 覚を共有することを大切にしています。 1.2を経てもお客様と私たちが同一人物にな ることはできません。だからこそ、両者の 異なる視点をかさね、一般的なベストでは なく、今回なりの答えを見つけます。 の 心 得 づ く り し る し しるしづくりの心得 肩を 組み合う 1 感覚を 共有する 2 視点を かさねる 3 5
こ こ ち と は ? 03 の 内 容
づ く り し る し しるしづくりの内容 私たちが定義する「しるし」は、 ロゴやweb、エディトリアル、コピーなど、 媒体を問いません。 大切なのは、そこに「きもち」が 込められているかどうか。 「しるし」は、 外側には目じるしとして、 内側には矢じるしとして 2つの側面を持ち、機能します。 6
7 しるしづくりの内容 企業ロゴ、サービスロゴ、商品ロ ゴなど、対象を問わずお客様と一 緒にデザインいたします。ロゴの デザインは、想いや意志をコンセ プトに込め、世界観の核となりま す。一番「しるし」らしさが出る 制作物ともいえるでしょう。 企業やサービス、商品に募らせる
気持ちを言葉にします。ロゴと セットで制作することも多いで す。骨太な直球の言葉から、遊び 心満載の洒落の効いたものまで、 よりまっすぐに伝わる言葉をつく ります。 ロゴ 制作内容 コピー/ステイトメント web 紙媒体 LPからHPまで、最適なボリュー ムの相談から承ります。目的に 合った構成の検討はもちろん、デ ザインに合った言葉選びを行いま す。企業やブランドの世界観を webの細部まで宿らせ、画面上で も手触り感のあるデザインを目指 しています。 ポス ター、 フライ ヤー、 名刺、 ペー ジものの エデ ィトリ アルデザ インなど、 形式を問わず承りま す。 必要な 要素を 整理し「伝わ る」 だけでなく、制作物が 使用さ れる シーンを 踏まえたデザインや 言葉選びで、まずは「感 じてもら う」ことを 大切にしています。 上 記の ほかにも、「こんなものを作りたい」「こんなことをし たい」など、お気 軽に ご相談いた だけると 嬉しいです。お客様 と一緒に 私たちがで きることを 考えら れたらと 思います。
ここちは、次の手順で進行します。 お客様の意向に沿って、進行しやすい方法を 一緒に模索していきます。 制作過程 8
この先のデザイン軸を文章にして整えてい きます。明文化することで迷ったときに立 ち返れるよう、プロジェクトに関わる全 ての人の共通言語として提示します。 お客様の依頼をまとめ、意思や思いに 沿って発信したいことを整理します。他社 リサーチを踏まえ、製品やサービスの伝 え方を模索しながら今後の課題や展開も 考えていきます。 02
01 定 義 整 理 きもちをかさねる こころをあつめる 9
10 ロゴをはじめとするVI(ヴィジュアル・ア イデンティティ)は、製品やサービスの世 界観の象徴となります。新たな展開やバー ジョンアップをしていく際の指針として機 能します。 先ほど制作した、VIから目的や課題に応 じて各媒体に展開をしていきます。 WEB 上で使用する画像から店舗などの空間デザ
インまで、展開は多岐にわたります。 03 04 制 作 展 開 しるしをつくる しるしからひろげる
example 01 佐賀の県産品を多く使ったクラフトコーラの パッケージデザインと展開 みちコーラ 制作過程 example 01 / みちコーラ
11
話をいただいた時、依頼してくださった折茂さんがこぼし た言葉です。折茂さんは仕事で九州/佐賀に関わるようにな り、惹かれていったといいます。しかし2020年当時、都道 府県魅力度ランキングで佐賀県はなんと最下位。佐賀を元 気にする、そして佐賀から日本を元気にする動きができな いか。そう考えた先に、2020年に日本文化遺産に登録され た長崎街道「シュガーロード」からヒントを得て生まれた 企画が「みちコーラ」でした。 制作過程 example
01 / みちコーラ 12 概 要 コ ン セ プ ト -Introduction 佐賀の魅力、 こんなもんじゃないのに。 かつて、外国との唯一の貿易港であった出島では、日 本で初めて砂糖が輸入され、シュガーロードを通って 江戸に運ばれました。日本遺産にも登録されたこの歴 史に倣って、佐賀からもう一度「幸せ」を届けるため に、クラフトコーラプロジェクトが始まりました。 口にしたら、幸せな気持ちが「みち」てくる。 かつてシュガーロードがそうであったように、 そんな瞬間を日本に届ける 「みち」となるクラフトコーラ。 01 整 理 こ こ ろ を あ つ め る
制作過程 example 01 / みちコーラ 13 道 の 先 の
未 だ 知 ら な い 幸 せ 届 け る 「 祈 り 」 の コ ー ラ 日本に甘くて幸せな砂糖文化をひろめた出発地点。 みちコーラはそんなシュガーロードの役割の オマージュでもあり、この難しい時代、 一寸先が見えづらい道の先を照らすような 存在になってほしいと思いました。 みちコーラが、幸せの種を配り、未来を祈る。 このコーラが現代における 「幸せのお守り」のようになったら素敵なのではないか。 飲める「お守り」として、幸せが身体に、 そして暮らしに浸透していくきっかけをつくることが みちコーラの目指すべき ブランド像なのではないかと考えました。 02 定 義 き も ち を か さ ね る -attitude
制作過程 example 01 / みちコーラ 14 高級感 トラディショナル モダン ポップ
1 歴史の中に見える お茶目さ 2 4 歴史からくる 上品さ 現代的な 真新しい上質さ 3 今の時代にあった 歴史の解釈 3をベースに1/3/4を意識 03 制 作 し る し か ら つ く る 前頁まででまとめた商品の魅力と思いの部分を、いかに非言語 に落とすかを考えます。デザイントーンをマップ化して、4章限 の中でどの辺りが適当かを定めていきます。
ロゴを中心に、デザインを考えていきました。今回は「アフター銭湯ド リンク」という要素も商品の特長だったため、初期の方は代表的スポー ツドリンクやコーラのオマージュ的要素を強く持たせていました。 制作過程 example 01 / みちコーラ 15 -STUDY
logo - FIX logo (Keyvisual)
お守りの結び目が解けるときは、願いが叶う 時。それになぞらえて、あえて「解く」行為を コーラを飲んだ後の「気持ちが解ける」行為に かけて、解けたひもが道になるシンボルと、何 かが沸き上がり溢れて満ちていくようなイメー ジのビジュアルで表現しました。難しい状況が 続く未知数な未来だったとしても、このコーラ で少しでもしあわせがみちますように。 解けたひもが道になる よく見るとひらがなの「みち」
舌を思わせるあしらい 沸き上がり、満ちていく イメージビジュアル 制作過程 example 01 / みちコーラ 16 み ち る お 守 り 。 し あ わ せ 、 -design concept -detail
制作過程 04 example 01 / みちコーラ 17 展 開 し
る し か ら ひ ろ げ る デザインの要素を分解して、展開していきます。今回 は象徴的な赤いラインをDI(ダイナミック・アイデン ティティ)と言われる手法に近い表現で展開。ロゴを 使わずともみちコーラと認識できます。 ▲ 依頼者、折茂さんの車「ユーノ ス“ロード”スター」をみちコー ラ仕様に。ロゴは用いず、風で たなびくような赤いラインと地 の水色で展開。名実ともに「み ち」の車になりました。 しなやかな赤いラインを アイデンティティに。 ▶️ バナーでは、赤いラインを文字 に巻き付けるルールを一貫して 展開しています。
制作過程 example 01 / みちコーラ 18 よく見るとひらがなの「みち」になって いる赤いラインをはじめ、このパッケー ジには見つけると少し嬉しくなるような デザインの仕掛けを詰め込んでいます。
ラベルの隅の方に入れた「しあわせみち るよ。」というコピーもそのひとつ。 デザインを考える中で生まれたこの言葉 が、このプロジェクトのすべてを言い当 てている気がしました。 このデザインが、みちコーラを飲んだと きの「しあわせみちる」ここちへつな がっていくことを願っています。
制作過程 example 02 / ありそろう example 02 広島・鞆の浦の古民家カフェの 店舗ロゴデザインと展開 ありそろう
19
夫婦で何かやりたい、から始まったカフェ i とりあえずはじめることにしたi 文脈を大事にしたW 全部実験だと思ってる、あれもこれもやりたW
その人らしい選択に寄り添うi 閃きが生まれる瞬間に寄り添% ないからこそ自己と向き合えるi 柔らかさ/余白/温度感/しなやかさ/穏やかi 都会の人と地元の人の融合i 外の人が「何か良さそう」と思えるi 和洋折衷、混在しているi 黒でも白でもない 広島県・鞆の浦。かつて人や物が行き交う寄港地として栄 えたまちです。常夜燈や石畳の道や古民家が残る風景がと ても素敵なまちです。ご依頼くださった長田さん夫婦が おっしゃっていたのは「目的地となる場にしていきたい」 ということ。わかりやすい観光資源ではないけれど、まず 訪れてみて気づくことがあったり、そこから広がって、よ り深くまちを知ることにつながる。そのはじめにこのカ フェがある。そんな場所をつくりたいという相談でした。 と も 概 要 -Introduction 鞆の浦に、 目的地になる場をつくる 20 01 整 理 こ こ ろ を あ つ め る 制作過程 example 02 / ありそろう
手ざわりってなんとなく、質感のあるものだったり、 ローカルなものに対して使いがちな言葉。 手ざわりを感じることで、感性がひらかれたり、 心が落ち着いたりするのかもしれません。 でも多分本当は、そこに至るまでの 手さぐりで楽しむ段階が大切なんだと思います。 手ざわりを「買う」のではなくて、 自分だけの手ざわりを手さぐりで 楽しみながら「見つける」こと。 「手ざわり」の世界に入る扉としての
「手さぐり」感を大切に、 デザインしていきました。 -attitude 制作過程 example 02 / ありそろう 21 「 手 さ ぐ り 」 感 必 要 な 「 手 ざ わ り 」 感 に 02 定 義 き も ち を か さ ね る
前頁まででまとめた商品の魅力と思いの部分を、いかに非言語 に落とすかを考えます。デザイントーンをマップ化して、4章限 の中でどの辺りが適当かを定めていきます。 制作過程 example 02 / ありそろう 22 上品さ
ザラザラ ツルツル 親しみやすさ 1 ザラザラな 親しみ 2 4 ザラザラな 上品さ ツルツルな 上品さ 3 ツルツルな 親しみ 品のある手ざわりの中にある「情」 03 制 作 し る し か ら つ く る
23 -STUDY logo - FIX logo 制作過程 example 02 /
ありそろう ロゴを中心に、各展開に広げていきました。今回は気づきが芽吹くよう なイメージのロゴや、手探りでつくっていくイメージのパズルロゴな ど、さまざまな切り口で思案しました。
あ+?/! 狼煙/空気/雲/湯気/閃き 制作過程 24 -detail あそこにいけば、何があるかはわからないけど 何かあるかも。そんな期待を持って来てほしい という思いを、ひらがなの「あ」を立ち込める 湯気や煙のようなモチーフで描きました。 シンボルは気づきの「あ」であり、「?」や
「!」にもなり得ます。遠くの人に居場所を知 らせる狼煙のように、ありそろうが鞆の浦や遠 方の人の目的地になりますように。 予 感 何 か あ り そ う な -design concept example 02 / ありそろう
▲ 涼しさを感じさせつつも、しっか りとした厚みのある暖簾。ロゴを カジュアルにした分、古民家に似 た威厳・表情が出るように、なる べく大きく家紋のようにシンボル をあしらいました。 ▶️ popや看板では、ロゴタイプのイ メージから展開して、端的なメッ
セージを大きめに構成しました。 デザインの要素を分解して、展開していきます。今回 はキーカラーはもちろん、もちっとした白いライン と、それと対照的なはっきりとした書体。ここをデザ インのキーワードとして展開していきました。 柔らかい白線と、 はっきりした書体 04 展 開 し る し か ら ひ ろ げ る 25 制作過程 example 02 / ありそろう
なにか?ありそう!ありそろう。 このプロジェクトは、 ロゴをつくる中で生まれたこのコピーによって 店名をひらがな表記にすることになりました。 ロゴなどの「しるし」つくっていくと、 伝えたいこと、すすめるスタンス、 全てがパズルのように噛み合っていく。 提案はあくまでも通過点として、 議論し、一緒につくっていく。 そんな理想のデザインプロセスを
体験させてもらえたプロジェクトでした。 ありそろうでなにかが見つかる。 そんなシーンのここちが このデザインから生まれていくことを 願っています。 制作過程 example 02 / ありそろう 26
何か、力になれるかもしれません。 もし相談したいことがありましたら 以下までご連絡ください。 併せて、WEBもご覧ください。
[email protected]
https://cocochi.design や が て こ
こ ち に な る 一 緒 に 、 し る し づ く り を さ せ て く だ さ い 。
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