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September 24, 2026

ACL読み会2026@名大:ReTraceQA: Evaluating Reasoning Traces of Small Language Models in Commonsense Question Answering

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Ryoji Osaki

September 24, 2026

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Transcript

  1. 論⽂概要 • 概要: • Small Language Models (SLMs, 1〜8B程度の⾔語モデル) の常識推論

    における推論過程の妥当性を評価 • ⼿法: • 推論過程評価のベンチマークReTraceQAを提案 • 推論内のエラー箇所と種類をアノテーションしLLMの性能を測定 • 選定理由: • RLVRにおける推論過程の評価の重要性を強調したい • 推論そのものの研究に興味を持って欲しい 2
  2. 背景 (1/2) |推論評価の現状と課題 • 推論モデルの学習においてRLVRが⽤いられる • 最終回答を⾃動的に照合することで報酬を計算 • 例:DeepSeek-R1では正答率と<think>の有無のみ •

    性能評価においても正答率を使⽤ ↔最終回答のみの評価では推論過程の妥当性を無視 →推論の内容に対する評価が必要 3
  3. 背景 (2/2) |プロセスベースの評価指標 • 推論過程の評価にはProcess Reward Models (PRMs) や LLM-as-a-Judgeを使⽤

    • PRMs:推論の各ステップの正しさを判定するモデルを学習 • LLM-as-a-Judge:LLMを⽤いて推論の正しさを判定 4
  4. 既存⼿法の課題 • 数学や科学などのSTEM領域における評価に偏重 • 例:ProcessBench (数学) ,MR-Ben (学術) など •

    常識推論における評価は⼆値にとどまる • CriticBench:推論の正誤のみ評価,推論の失敗位置を扱わない →常識推論において推論過程を評価する⼿段は限定的 5
  5. 提案⼿法 ReTraceQA|データの性質 • エラータイプを3種類設定 • 解釈誤り:質問の⽬的‧選択肢の 意味‧タスクの要件を誤解 • ハルシネーション:事実誤り •

    推論誤り:論理的⾶躍や ⽭盾した推論 • 回答は正しいが推論過程が誤る Process errorsが14.7%〜24.0%存在 • 数学タスクにおいても同様の現象が存在 9
  6. 提案⼿法 ReTraceQA|データの性質 • エラータイプを3種類設定 • 解釈誤り:質問の⽬的‧選択肢の 意味‧タスクの要件を誤解 • ハルシネーション:事実誤り •

    推論誤り:論理的⾶躍や ⽭盾した推論 評価には未使用 • 回答は正しいが推論過程が誤る Process errorsが14.7%〜24.0%存在 • 数学タスクにおいても同様の現象が存在 10
  7. 実験設定 • 評価対象: • LLM-as-a-Judge:o1-mini, GPT-4o, Gemini 2.0 Flash, DeepSeek-R1,

    Qwen2.5-72Bなど • 推論の答えを参照できる参照あり設定∕参照なし設定の両⽅で評価 • PRM:Math-Shepherd, Skywork-PRMなど • 評価指標: • Correct:エラーを含まない推論の識別正解率 • Error:エラーを含むとき最初にエラーが発⽣した箇所の識別正解率 • F1:CorrectとErrorの調和平均 評価時の指示は 「エラーの位置をステップ数で表し,エ ラーがない場合は -1を出力」 11
  8. 所感 • こうした分析の⾃動化が進めば推論性能も向上させられそう • 気になった点 • 推論過程が間違っても正解できる理由に対する考察がない • 関連:CoTの忠実性の問題 •

    間違った推論から持ち直して正解した場合を対象外としている • ProcessBenchもこの設計だが妥当性に疑問 • 3種類⽤意したエラーラベルを評価に使⽤していない • このラベル⾃体強化学習時に適⽤できるのか不明なので必要性に疑問 18