Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
アジャイル・スクラム勉強会_ふりかえり
Search
Satoshi Harada
July 13, 2020
Programming
0
84
アジャイル・スクラム勉強会_ふりかえり
Satoshi Harada
July 13, 2020
Tweet
Share
More Decks by Satoshi Harada
See All by Satoshi Harada
保育士チームが実践している連続的な観察と多面的な観察を共有するための振り返り / Reflection to share “continuous and multifaceted observations” as practiced by a team of childcare professionals
psj59129
0
3.4k
やってやろうじゃないかメカアジャイル! / Let's do it, mechanical agile!
psj59129
2
2.2k
保育とふりかえりをコネクト! / connect childcare and retrospectives!
psj59129
1
740
焼肉レトロスペクティブ爆誕!遊び心を解放してチームの学習を飛躍させよう
psj59129
6
9.1k
アジャイルのライトウィングとレフトウィングはひとりで両方できなくてもいいんじゃない? - “ひとりでできるもん”から“みんなでできるもん”への道のり
psj59129
0
2k
社内アジャイル勉強会コミュニティの火を燃やせ!製造業に入社して4か月でやったこと全部見せます!
psj59129
1
1.3k
Whyから始めよう!スクラムチームが力強く前に進むための「なぜやるのか」を考える
psj59129
1
2.3k
その心理的安全性は間違っている!心理的安全性で陥りやすい間違いとその対策
psj59129
0
1.4k
これからのスクラムマスターのキャリアプランの話をしよう - スクラムマスターの前に広がる世界
psj59129
0
2.7k
Other Decks in Programming
See All in Programming
DROBEの生成AI活用事例 with AWS
ippey
0
140
GoとPHPのインターフェイスの違い
shimabox
2
210
新宿駅構内を三人称視点で探索してみる
satoshi7190
2
120
Grafana Loki によるサーバログのコスト削減
mot_techtalk
1
140
パスキーのすべて ── 導入・UX設計・実装の紹介 / 20250213 パスキー開発者の集い
kuralab
3
870
コミュニティ駆動 AWS CDK ライブラリ「Open Constructs Library」 / community-cdk-library
gotok365
2
230
SwiftUI Viewの責務分離
elmetal
PRO
2
260
1年目の私に伝えたい!テストコードを怖がらなくなるためのヒント/Tips for not being afraid of test code
push_gawa
1
500
CloudNativePGを布教したい
nnaka2992
0
110
苦しいTiDBへの移行を乗り越えて快適な運用を目指す
leveragestech
0
950
Open source software: how to live long and go far
gaelvaroquaux
0
660
Better Code Design in PHP
afilina
0
160
Featured
See All Featured
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
47
5.2k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
175
52k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
80
8.8k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
244
12k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.8k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
50
11k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
27
3.6k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
7
640
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.3k
Building an army of robots
kneath
303
45k
Transcript
アジャイルな改善の取り組み ふりかえり アジャイル・スクラム勉強会 Satoshi Harada
PDCAサイクル • 継続的な改善手法としてはPDCAサイクルが有名 ► Plan 計画する ► Do 実行する ►
Check 実行結果を評価・分析する ► Action 改善策考えて計画に繋げる • アジャイルの継続的改善もPDCAサイクルに則る ► Plan 短い期間(イテレーション)を計画する ► Do イテレーションの計画を実行する ► Check イテレーションの結果を評価・分析する ► Action 改善策を考えて次の計画に反映する ✔ このうち、CheckとActionのための 取り組みがふりかえり
Try Problem Keep ふりかえりとは • イテレーションをふりかえることで、継続的な改善に繋 げる取り組み • KPTというフレームワークがよく使われる ►
Keep 良かったこと・続けたいこと ✔ やってみて上手くいったことをチームに広める ► Problem 問題だったこと・改善したいこと ✔ 個人の問題とせず、チームの問題として扱う ► Try 次回のイテレーションの改善アクション ► KeepやProblemからチームの改善策を考え、次回のイテレー ションで実施する改善アクションとする
実施タイミング • ふりかえりはイテレーションの最後に毎回行う • 1イテレーションを1週間としている場合、1週間に1 回はチェックと改善の機会がある 1ヶ月目 3ヶ月 2ヶ月目 3ヶ月目
仮に3ヶ月のプロジェクトを 1週間のイテレーションで行う場合、 ふりかえりによる改善の機会は12回ある
実際のやり方 • アナログ・デジタルどちらでもOK ► ホワイトボード + ポストイット ► Trello, Github
Projects, Atlassian Jira ✔ テレワークや、チームメンバーのロケーションがバラけている 場合はデジタルのほうが便利 TrelloでKPTのふりかえりを実施する例
ふりかえりのコツ • ファシリテーターが必要 ► 参加者から広く意見を募るが、より良い改善につながるように場をコント ロールする人が必要 ► 何も改善策が出ない・雑多な改善策が出すぎることもあるので、ちょうど 良い改善策の数になるように調整する ✔
チームが継続的な改善をできるようにアシストする • ダラダラやらない ► KeepとProblemは予め参加者に考えてもらっておく ► ふりかえりの会ではKeepとProblemを各自が説明し、Tryを考える場とす る • 感想だけを言う場にしない ► 「XXXだった」で終わりにしない ► 「XXXだったから、XXXにしたい」という行動プランまで考えるようにす る • 特定の人を批判しない ► 事象を憎んで人を憎まず ► 個人の課題ではなくチームの課題として捉え、改善策をチームで考える
継続的改善への取り組み • Tryを考えて満足したらダメ • Tryを次のイテレーションの計画に含め入れる • 次回のふりかえりで、前回のTryが遂行されたかどうか チェックする • 問題が解消できていない場合は、引き続きTryとする
Try イテレーション ふりかえり Try イテレーション ふりかえり Try イテレーション ふりかえり 続く… 計画に 反映 計画に 反映 計画に 反映 Try結果を チェック Try結果を チェック
マンネリを避ける • 何回かふりかえりを繰り返すとマンネリ化してくる ► アジャイルな取り組みをベースに、チームがチャレンジン グなTryを続けられるようにスクラムマスターが新たなTry を提示していく ✔ チームで一部の人しか持っていないスキル・知識を、他の人も 同じレベルでできるようにスキルトランスファーを進める
✔ タスク完了までのフローを改善する(WIP制限を検討) ✔ ペアプロ・モブプロを積極的に取り入れる ✔ テストやデプロイの自動化を推進する • チームの練度が上がって成長すると、 課題となる事柄も変化してくる ► それまで上手くいっていても、 新たな課題は発生する ► 改善に終わりはない
雑談Time KPTのフレームワークでふりか えりを実施し、改善策を出して いく方法についてイメージでき ましたか? 短い期間でくりかえしふりかえ りを実施し、継続的に改善を行 うことでチームの練度を上げて いくことについてどう思いまし たか?