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アジャイル・スクラム勉強会_第1回
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Satoshi Harada
July 05, 2021
Programming
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アジャイル・スクラム勉強会_第1回
Satoshi Harada
July 05, 2021
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Transcript
アジャイル・スクラム 勉強会 アジャイルとスクラムの歴史背景 Satoshi Harada
なぜ今、アジャイルなのか? 最初に要件を確定して全モジュールの結合が済んでからリ リースする旧来の手法では、ビジネスサイドが求める仮説 検証のスピード感とマッチしなくなってきた。 変化のスピードが早い・不確実性の高いチャレンジングな 領域で高速にトライ&エラー(PDCA)を繰り返して顧客に とって価値のあるプロダクトを提供するために、アジャイ ルやスクラムは避けて通れない状況にある。 右の図はRegional Scrum
Gathering Tokyo2022という国内最大級のス クラムイベントのスポンサー。KDDI・SoftBank・Rakutenといった大 企業から、Chatwork・atama+・Money Forward・freeeといったス タートアップやメガベンチャーもスクラムのコミュニティに積極的に関 与しようとしている。
Agile and Lean / 全体の俯瞰図(yasunobu kawaguchi氏作) https://speakerdeck.com/kawaguti/kanban-and-scrum 1. トヨタ生産方式(TPS) 2.
Lean(Lean Manufacturing, Lean Thinking) 3. Lean Software Development 4. The New New Product Development Game 5. XP 6. Agile 7. Scrum 8. Kanban
1. トヨタ生産方式(Toyota Production System) トヨタ生産方式(Toyota Production System)では、ムダを顧客にとっての 付加価値を高めない各現象や結果と定義している。 このムダを無くすることが重要な取り組みとされる。ムダとは代表的なものとし て以下の7つがある。
• 作り過ぎのムダ • 手持ちのムダ • 運搬のムダ • 加工そのもののムダ • 在庫のムダ • 動作のムダ • 不良を作るムダ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E7%94%9F%E7%94%A3%E6%9 6%B9%E5%BC%8F#7%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%83%A0%E3%83%80
2.Lean(Lean Manufacturing, Lean Thinking) トヨタ生産方式(TPS)や、トヨタの5S(整理、整頓、清掃、清 潔、躾)、トヨタの改善活動が米国で研究され、整理・体系化 されて、製造業向けに一般化されたのがリーン生産方式(Lean Manufacturing)。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E7%94%9F%E7%94%A3%E6%96 %B9%E5%BC%8F
リーン生産方式の考え方を元に、顧客目線での価値を定義し、 顧客までの価値の流れのムダを取り除くという普遍的な考え方 をリーン思考(Lean Thinking)と呼ぶ。 https://corp.monorevo.jp/lean_thinking/tps_and_lean_thinking/
3.Lean Software Development リーン思考(顧客までの価値の流れのムダを取り除く)をソフトウェア開発に適 用したのがLean Software Development。 リーン思考は、アジャイルやXPに大きな影響を与えている。 また、リーン思考は、ソフトウェア開発の現場でよく採用されているKanbanに もフロー改善やリードタイム短縮という点で反映されている。
Kanbanを見える化のために導入するケースが多いが、Kanbanが真価を発揮する のはリーン思考に基づいた開発プロセス改善(フロー改善やリードタイム短縮)。
4. The New New Product Development Game The New New
Product Development Gameとい う日本の野中郁次郎先生(一橋大学名誉教授)らが 書いた1986年の論文が、スクラムの源流。 日本の生産現場(Fuji-Xerox, Canon, Honda, NEC) が当時、いかにして不確実性の高い新製品開発を 行っているか分析。 新製品開発のような不確実性の高いプロジェクト は、リレー形式(図中のTypeA)で行うのでは変化 に対応できない。ラグビーのようにチーム内でパス を回し合いながら(図中のTypeC)、スピード感 を持って自律的に行動していく必要があると論文で 説いた。 (野中郁次郎先生は知識経営の生みの親として知られてお り、ナレッジマネジメントの概念を広く広めた人でもあ る) https://hbr.org/1986/01/the-new-new-prod uct-development-game
5. XP XP:エクストリーム・プログラミング。 ソフトウェア品質を向上させ、変化する顧客の要求への対応力を高めること を目的としたソフトウェア開発プロセス。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%8 3%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0 よく採用される以下のような開発プラクティスはXPから来ている。 • ペアプログラミング
• テスト駆動開発(TDD) • 継続的インテグレーション(CI) • リファクタリング Kent Beckの1999年の著書「XPエクストリーム・プログラミング入門」が発 端にXPのプラクティスが広まっていった。 Kent Beckはその後、2001年のアジャイルソフトウェア開発宣言(Agile)の場 にも参加しており、XPの概念はアジャイルにも影響を与えている。
6. Agile 2001年に、XPや軽量ソフトウェア開発 の分野で名声のある17名が、アメリカ のスキーリゾートに介して、彼らがそ れぞれ個別に提唱していた開発手法の 価値を議論した。 彼らはその結果をアジャイルソフト ウェア開発宣言という文章にまとめ た。
今日、ソフトウェア開発においてア ジャイルやAgileは一般的にはアジャイ ルソフトウェア開発宣言を指す。
7. Scrum The New New Product Development Gameの論文に着想を得て、米国のKen SchwaberとJeff Sutherlandが1995年にアジャイルソフトウェア開発スクラムに
てスクラム(Scrum)を提唱。 Jeff Sutherland氏はその後、2001年のアジャイルソフトウェア開発宣言(Agile) の場にも参加しており、スクラムの概念はアジャイルにも影響を与えている。 2010年に、Jeff SutherlandによってScrum Guideの初版が制定される。スクラ ムフレームワークを用いた開発はこのScrum Guideがルールとなる。 https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japa nese.pdf
8. Kanban リーン思考(顧客までの価値の流れの ムダを取り除く)とトヨタのかんばん をもとに、タスクの見える化・フロー 改善・プロセス改善に活用したのが Kanban。 単にタスクのステータスを見える化す るだけではない。 在庫制限を設けたり、在庫の滞留制限
を設けることでボトルネックを解消 し、タスクが完了するまでの流れを改 善することで真価を発揮する。