Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
アジャイル・スクラム勉強会_エレベーターピッチ
Search
Satoshi Harada
June 01, 2020
Programming
0
250
アジャイル・スクラム勉強会_エレベーターピッチ
Satoshi Harada
June 01, 2020
Tweet
Share
More Decks by Satoshi Harada
See All by Satoshi Harada
保育士チームが実践している連続的な観察と多面的な観察を共有するための振り返り / Reflection to share “continuous and multifaceted observations” as practiced by a team of childcare professionals
psj59129
0
4.1k
やってやろうじゃないかメカアジャイル! / Let's do it, mechanical agile!
psj59129
2
3k
保育とふりかえりをコネクト! / connect childcare and retrospectives!
psj59129
1
830
焼肉レトロスペクティブ爆誕!遊び心を解放してチームの学習を飛躍させよう
psj59129
6
9.7k
アジャイルのライトウィングとレフトウィングはひとりで両方できなくてもいいんじゃない? - “ひとりでできるもん”から“みんなでできるもん”への道のり
psj59129
0
2.2k
社内アジャイル勉強会コミュニティの火を燃やせ!製造業に入社して4か月でやったこと全部見せます!
psj59129
1
1.4k
Whyから始めよう!スクラムチームが力強く前に進むための「なぜやるのか」を考える
psj59129
1
2.4k
その心理的安全性は間違っている!心理的安全性で陥りやすい間違いとその対策
psj59129
0
1.5k
これからのスクラムマスターのキャリアプランの話をしよう - スクラムマスターの前に広がる世界
psj59129
0
2.8k
Other Decks in Programming
See All in Programming
システム成長を止めない!本番無停止テーブル移行の全貌
sakawe_ee
1
140
Node-RED を(HTTP で)つなげる MCP サーバーを作ってみた
highu
0
100
イベントストーミング図からコードへの変換手順 / Procedure for Converting Event Storming Diagrams to Code
nrslib
1
480
Haskell でアルゴリズムを抽象化する / 関数型言語で競技プログラミング
naoya
17
5k
GitHub Copilot and GitHub Codespaces Hands-on
ymd65536
1
120
関数型まつり2025登壇資料「関数プログラミングと再帰」
taisontsukada
2
850
LT 2025-06-30: プロダクトエンジニアの役割
yamamotok
0
540
ReadMoreTextView
fornewid
1
480
プロダクト志向ってなんなんだろうね
righttouch
PRO
0
160
設計やレビューに悩んでいるPHPerに贈る、クリーンなオブジェクト設計の指針たち
panda_program
6
1.6k
AIコーディング道場勉強会#2 君(エンジニア)たちはどう生きるか
misakiotb
1
250
Systèmes distribués, pour le meilleur et pour le pire - BreizhCamp 2025 - Conférence
slecache
0
110
Featured
See All Featured
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
69
11k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
48
14k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
17
940
Bash Introduction
62gerente
614
210k
Building Applications with DynamoDB
mza
95
6.5k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
351
20k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.3k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
10
660
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
Side Projects
sachag
455
42k
Transcript
アジャイルなプロジェクト計画 “エレベーターピッチ” アジャイル・スクラム勉強会 Satoshi Harada
エレベーターピッチとは ► もともとは、短い時間でプロダクトの本質を伝える ためのツール ✔ エレベーター内で居合わせた投資家にプロダクトの本 質を伝えて、プロダクトに投資したいと思ってもらう ✔ マーケティングの名著キャズムではプロダクトのメッ セージを伝える手段“エレベーターテスト”として紹介
► システム開発においては、以下の効能が期待できる ✔ プロダクトは具体的に何であり、誰のためのものなの かをはっきりさせる ✔ 手段(システム)ではなく目的(システムによって得 られるビジネス的なメリット)に意識を向けさせる チームが途中で迷子にならないようにす る:何のためにシステムを作るのかを見 失わないようにする
エレベーターピッチのテンプレート 以下のようなテンプレートに沿って対象となるプロダクトの 情報を纏めると、プロダクトの概要・誰が利用するのか・目 的は何か・メリットは何かを整理できる。 • [お客様が抱えている課題]を解決したい。 • [対象のお客様]向けの、 • [プロダクト名]というプロダクトは、
• [プロダクトのカテゴリー]である。 • これは[重要な利点、対価に見合う説得力のある理由]が でき、 • [代替手段]とは違って、 • [差別化の決定的な特徴]が備わっている。
某C社・生産情報管理システムの エレベーターピッチ • [卵の生産予測の精度を上げたい]。 • [C社・生産部]向けの、 • [生産情報管理システム]というプロダクトは、 • [養鶏(卵)の生産管理システム]である。
• これは[各農場のデータや集計表を一元管理すること]が でき、 • [現行の紙やExcelベースのシステム]とは違って、 • [生産予測の精度を上げる機能や、回転計画業務の効率化 を実現する機能]が備わっている。 エレベーターピッチ1枚にプロジェクトの目的が簡潔に書か れており、短時間で概要を把握できる。 重厚なプロジェクト計画書は、読むのに時間がかかり、途中 でメンテナンスされなくなることもあるので、チーム内で共 通認識を持つ目的ならまずはこの程度でよい。
次のステップ エレベーターピッチでプロジェクトの概要を整理できたら、 もう少しだけ踏み込んだ計画を纏める必要がある。 ※アジャイルだからといって無計画に開発開始というわけで はない ✔ プロジェクトの目的は何? ✔ プロジェクトのスコープは? ✔
プロジェクトの関係者は? ✔ プロジェクトのシステム構成は? ✔ プロジェクトのリスクは? ✔ プロジェクトの期間は? ✔ プロジェクトのリソース(ヒト・モノ・カネ)は? そのために使用するのが“インセプションデッキ”というツー ル。 次回説明します。
雑談Time エレベーターピッチについてどのよ うな印象を持ちましたか? 一般的な “プロジェクト計画書”と比 較した場合、どのような良い点・足 りない点があると思いますか?