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WIP制限体験ワークショップ

 WIP制限体験ワークショップ

タスクかんばんのワークプロセス改善において、重要な考え方となるWIP(Work In Progress)について体験してもらうワークショップのやりかたを説明したスライドです。
WIPについては言葉で理解してもらうよりも、実際に手を動かして体験してもらうほうが原落ちするので、このようなワークショップでWIPについてチームメンバーの共通理解をつくると良いです。

Satoshi Harada

January 06, 2020
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Transcript

  1. 「カード渡し」の役割分担 参加者を以下の3つの役割に振り分けます。 • 作業者 ◦ カードをできるだけ早く裏返して次の人に渡す(最初の作業者 が何枚単位でカードを扱ってよいかは、ゲーム開始時に指示し ます) • 管理者

    ◦ 作業者がカードを裏返すのにかかった時間の合計を計測する (途中でカードを裏返していない時間がある場合は、計測を一 時停止する) • 顧客 ◦ 最初のカードが届くまでの所要時間と、全てのカードが届くま での所要時間を計測する
  2. 練習してみましょう。 テーブル 管理者1 作業者2 作業者3 作業者4 顧客 作業者1 管理者2 管理者3

    管理者4 カード(20枚) 裏返して渡す 裏返して渡す 裏返して渡す 裏返して渡す
  3. WIP制限の話 • カードが全て顧客に届くまでの時間 ◦ リードタイム ▪ リードタイムが短ければ短いほど、顧客に早く価値を届けることができる。 • 作業者ごとの作業時間(実際の仕事ではToDo→Doing→Doneといったワークフローごとの 作業時間を指す)

    ◦ サイクルタイム ▪ 複数の作業を同時並行で行うと作業完了までの時間が伸び、結果的にリー ドタイムは延びてしまう。 →そのため、20枚単位で同時に作業をするよりも1枚単位で作業をしたほ うが顧客にカードが届き始める時間も全て届くまでの時間も短くなる。こ のXX枚単位の作業に制限することをWIP制限と言う。 • トヨタ生産方式との関係 ◦ 在庫のムダ ▪ 各作業者の前に積まれた裏返す前のカード ◦ 手持ちのムダ ▪ 各作業者が裏返したがまだ次の作業者に渡していないカード ◦ 運搬のムダ ▪ 隣の作業者に渡している最中のカード