2. 3月FOMCでの50bps利上げ確率織り込みはまだ27%程度に 留まっており、織り込み余地が残されている状況(50bpsとなっ た場合の下落圧力あり) 3. 市場見通しは強気派と弱気派の綱引きが拮抗 強気派:インフレピークアウトとFRBのハト派転換期待 弱気派:景気減速と企業業績の悪化懸念 1. 米国インフレの緩和傾向継続で株価は底固く推移。 年初来騰落率は、ダウ▲1.0%、SP500+3.40%、 NASDAQ+8.87%、ラッセル2000+7.34%。 2. 当面は強気シナリオ、弱気シナリオが拮抗し、明確な方向感が出にくい 状態が継続する見込み 3. 米国景気は2023年央を底に年後半にかけてソフトランディングする 観測がメインシナリオになっており、そのシナリオに沿えば株価は年後 半にかけて上昇トレンドを形成する可能性が高い 【原則】 1. 強固な参入障壁を持ち、決算が順調な会社はホールド(相場全体 が崩れても、決算に問題ない限り売却しない)。 2. もし決算をミスした場合、そのミスの内容を確認することが重要。 一過性の要因で決算が不調だった場合はホールドを継続。 3. インフレのピークアウト及びそれに伴う金融政策の転換が現れつ つあり株価の大底は打ったと思われるものの、引き続きインフレ 動向及び企業業績に警戒を要するためタイミングを分けて購入。 【具体的戦略】 1. 米国株式は既に大底は打っていると判断。上値は追うことなく、 安値圏で推移しているタイミングで、SP500連動のETF購入(構 成銘柄の幅広さ、割安感、及び過去のリスクリターンを勘案)を推 奨。 2. ハイパーグロース銘柄への投資再開はFRBのハト派転換を確認し てからでも十分値幅を狙える 株式投資の原則 株式投資は、投資先の事業の中身に着目し、マーケットタイミングは考えない。ウォーレン・バフェットですらマーケットタイミングは判断できないとして おり、バフェットでも実行できないことを目指すことは合理的とは言えないのがその理由。 また、全米もしくはその一部をカバーする指数(例.S&P500)や、ファンダメンタルズが強靭な企業の株式をターゲットとするも、購入はマーケット要 因あるいは個社の一過性要因などで株価が大きく下落したポイントや、時間分散で小刻みにエントリーすることを基本とする。 3