Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
新サービスのプロジェクト推進に向けた、トライ&エラー / 20221109_kawasaki
Search
Rakus_Dev
November 10, 2022
Technology
0
1.1k
新サービスのプロジェクト推進に向けた、トライ&エラー / 20221109_kawasaki
Rakus_Dev
November 10, 2022
Tweet
Share
More Decks by Rakus_Dev
See All by Rakus_Dev
多様なマネジメント経験から導き出した、事業成長を支えるEMの4つのコンピテンシー / 4 Key EM Competencies for Growth
rakus_dev
1
880
圧倒的な『顧客志向』の文化の創り方 / Product Engineer Night 20250221
rakus_dev
0
110
読書シェア会 vol.2 / Yumemi.grow 20250225
rakus_dev
0
110
ラクスCTOが語る顧客視点を重視したプロダクト開発 / RAKUSTechCon2024_Kude
rakus_dev
0
2.6k
マルチプロダクトでのプロダクトマネージャーのリアル / RAKUSTechCon2024_Inagaki
rakus_dev
4
4.5k
拡大するマルチプロダクトSaaSの顧客理解にデザイン組織はどう取り組んでいるか / RAKUSTechCon2024_Design
rakus_dev
0
2.4k
急成長する大規模プロダクト開発のマネジメント課題とアプローチ / RAKUSTechCon2024_Seisan
rakus_dev
0
2.3k
パフォーマンス向上とリソース管理のためのアプローチ / RAKUSTechCon2024_RLC
rakus_dev
0
2.2k
急成長するサービスを支えるためのインフラ戦略 / RAKUSTechCon2024_Fujii
rakus_dev
0
2.3k
Other Decks in Technology
See All in Technology
ESXi で仮想化した ARM 環境で LLM を動作させてみるぞ
unnowataru
0
180
クラウド関連のインシデントケースを収集して見えてきたもの
lhazy
7
940
設計を積み重ねてシステムを刷新する
sansantech
PRO
0
160
OSS構成管理ツールCMDBuildを使ったAWSリソース管理の自動化
satorufunai
0
640
AI Agent時代なのでAWSのLLMs.txtが欲しい!
watany
2
220
Apache Iceberg Case Study in LY Corporation
lycorptech_jp
PRO
0
320
ディスプレイ広告(Yahoo!広告・LINE広告)におけるバックエンド開発
lycorptech_jp
PRO
0
360
実は強い 非ViTな画像認識モデル
tattaka
3
1.2k
Potential EM 制度を始めた理由、そして2年後にやめた理由 - EMConf JP 2025
hoyo
2
2.6k
Fraxinus00tw assembly manual
fukumay
0
100
脳波を用いた嗜好マッチングシステム
hokkey621
0
290
4th place solution Eedi - Mining Misconceptions in Mathematics
rist
0
140
Featured
See All Featured
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
367
19k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
344
40k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
26
5.2k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
29
1k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
14k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
32
6.4k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
44
7k
Docker and Python
trallard
44
3.3k
Fireside Chat
paigeccino
34
3.2k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
38k
Transcript
#RAKUSMeetup ©2022 RAKUS Co., Ltd. 新サービスのプロジェクト推進 に向けた、トライ&エラー 株式会社ラクス 川﨑智彦
#RAKUSMeetup 目次 - 自己紹介 - 楽楽電子保存サービス概要 - 楽楽電子保存の課題と施策 - まとめ
#RAKUSMeetup 自己紹介 - 川﨑 智彦 / Tomohiko Kawasaki - 経歴
- 2007年~ : ソフトハウスで受託開発 - 2022年~ : 株式会社ラクス入社 - 現在 - 楽楽電子保存開発に従事 - サーバーサイド開発チームリーダー
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存サービス概要 まずは楽楽明細について... 楽楽明細は、帳票の作成&発行を行うサービスです。
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存サービス概要 楽楽電子保存は、楽楽明細で受け取った電子請求書等の帳票を 電子保存・一元管理できるサービスです。 2022年1月からの改正電子帳簿保存法の要件(検索や、訂正削除に関する要件等) にも対応しています。
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策 楽楽電子保存は2022年1月にローンチされ た、まだ新しいプロダクトです。 楽楽電子保存は楽楽明細開発メンバーにて開 発が進められましたが、楽楽明細とは異なる アーキテクチャを採用しました。 デザイナーやオフショアの参画、フロントエンド とサーバーエンドの役割分担などの新たな試み に課題も生まれており、プロジェクト全体で改
善を試みています。 2022/01 楽楽電子保存ローンチ 現在 楽楽電子保存開発 2022/04 組織変更 2022/06 オフショア開発開始
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策 <本日のトピック> ①フロントエンド/バックエンド/デザイナーの役割分担 ②チーム間のコミュニケーション ③タスク管理、進捗管理 ④オフショアチームとの作業分担
#RAKUSMeetup <開発のステークホルダー> ・作業の担当範囲は? ・各ステークホルダーの責任範囲は? ・各ドキュメントの記載レベルは? 楽楽電子保存の課題と施策① ➢ フロントエンド/バックエンド/デザイナーの役割 バックエンド フロントエンド
デザイナー
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策① ➢ フロントエンド/バックエンド/デザイナーの役割 上流工程(要件定義、概要設計)において、各ステークホルダーの役割が 不明確のまま作業を進めたため、仕様検討漏れが発生。 実装工程や試験工程で、仕様検討から対応することに。 バック エンド デザイナー
フロント エンド
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策① ➢ フロントエンド/バックエンド/デザイナーの役割 プロジェクトの進め方、役割分担を改善 • 開発プロセスを整備 • ドキュメントフォーマットの見直し •
各工程のドキュメント記載レベルを明確化 • 各ステークホルダーの担当範囲を明確化 得意分野の作業に注力できるようになり、 開発がスムーズに!
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策② ➢ チーム間のコミュニケーション 下流工程(実装、単体試験)では、バックエンドとフロントエンドで 技術要素や担当範囲が異なるため、作業を分担して開発を実施。 バックエンド Java SQL フロントエンド
HTML JavaScript CSS API API DB
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策② ➢ チーム間のコミュニケーション 楽楽電子保存のシステム開発は、2チーム構成となっている。 << サーバーチーム >> バックエンド開発メンバー << フロントチーム >> フロントエンド開発メンバー デザイナー
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策② ➢ チーム間のコミュニケーション それぞれのチームで開発を進めるが、チーム間のコミュニケーション不足で 互いのチームの状況やプロジェクト全体の状況が分かりにくい状態になっていた。 また、仕様に関する認識齟齬で不具合が発生してしまうこともあった。 サーバーチーム タスク管理 進捗管理
定例MTG フロントチーム タスク管理 進捗管理 定例MTG
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策② ➢ チーム間のコミュニケーション コミュニケーションルール改正・策定 • サーバーチームのデイリーMTGにフロントチーム代表者が参加し、 その日の進捗状況や課題を共有する。 • 一部のメンバーしか参加しないMTGがあった場合は、
概要や議事録を全体に共有する。 まだまだ改善の余地はあるが、一定の成果あり! 引き続き改善アクションを行っていく。
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策③ ➢ タスク管理、進捗管理 タスクが複数のファイルで管理されており、 全容を把握するのも作業実績を入力するのも大変。。。 • 開発アイテム • 課題
• 改善項目 など タスクが管理しにくいため進捗状況の把握も難しく、 漠然とした不安が募る。
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策③ ➢ タスク管理、進捗管理 プロジェクト管理ツールであるClickUpを試験導入 タスク管理を一元化。 作業実績の入力も容易になり、 各タスクの進捗状況も把握しやすくなった! ただ、全体の進捗状況は未だ見えにくく、 こちらも継続して改善していく。
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策④ ➢ オフショアチームとの作業分担 2022年6月から、オフショアチーム(ラクスベトナムメンバー)が本格的に参画。
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策④ ➢ オフショアチームとの作業分担 体制や作業分担を考えるも、不明点も多く 国内メンバーからはオフショア開発に不安を抱える声も聞こえた。 ・スキルレベルは? ・仕様理解度は? ・対応可能な工程は? ・成果物受け入れ態勢は?
#RAKUSMeetup 楽楽電子保存の課題と施策④ ➢ オフショアチームとの作業分担 BrSE(ブリッジSE)を含むオフショア担当国内メンバーにて、 開発案件の役割分担設定、仕様説明、受け入れ窓口などを担当。 定例MTGや日々の仕様確認など、密にコミュニケーションを取り開発体制を整える。 オフショア開発で高い生産性を実現! オフショアチームの立ち上がりが早かったため、 作業分担を円滑に行うことができている。
#RAKUSMeetup まとめ ラクスには課題を解決するためにチャレンジできる環境が整っており、 誰でも意見を発信して行動に繋げることができます。 まだまだ課題はあるものの、トライ&エラーを繰り返しながら 今後も成長を続けていきます! 開発本部の行動指針 1. 本質にフォーカスする 2.
自分事として取り組む 3. 失敗を恐れず挑戦する 4. チームで成果を出す 5. 誠意をもって人と接する 6. 一つ上の視座を持つ 7. 学習し成長し続ける 8. 楽しんで楽にする
#RAKUSMeetup ご清聴ありがとうございました