Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
株式会社リクルート 社内ISUCONの裏側
Search
Recruit
PRO
March 03, 2025
Technology
1
13
株式会社リクルート 社内ISUCONの裏側
2025/2/19に開催したRecruit Tech Conference 2025の浅野のLT資料です
Recruit
PRO
March 03, 2025
Tweet
Share
More Decks by Recruit
See All by Recruit
大規模プロダクトにおける フロントエンドモダナイズの取り組み紹介
recruitengineers
PRO
4
16
技術的ミスと深堀り
recruitengineers
PRO
3
19
『ホットペッパーグルメ』における マルチプラットフォーム化の歩み
recruitengineers
PRO
2
10
『じゃらんnet』アプリ 改善活動の軌跡
recruitengineers
PRO
2
6
『スタディサプリ for SCHOOL』における Flutter導入とその成果
recruitengineers
PRO
2
9
よりよいビジネスの「実現」のために エンジニアリングを発揮する
recruitengineers
PRO
3
20
イテレーティブな開発で 不確実性を乗り越える
recruitengineers
PRO
3
7
エンジニア主導の企画立案を可能にする組織とは?
recruitengineers
PRO
1
22
人材領域での企業と求職者のマッチング最大化
recruitengineers
PRO
1
8
Other Decks in Technology
See All in Technology
【詳説】コンテンツ配信 システムの複数機能 基盤への拡張
hatena
0
230
PHPカンファレンス名古屋-テックリードの経験から学んだ設計の教訓
hayatokudou
2
540
システム・ML活用を広げるdbtのデータモデリング / Expanding System & ML Use with dbt Modeling
i125
1
320
Share my, our lessons from the road to re:Invent
naospon
0
140
クラウド関連のインシデントケースを収集して見えてきたもの
lhazy
3
310
ESXi で仮想化した ARM 環境で LLM を動作させてみるぞ
unnowataru
0
170
データベースの負荷を紐解く/untangle-the-database-load
emiki
2
500
RemoveだらけのPHPUnit 12に備えよう
cocoeyes02
0
270
ExaDB-XSで利用されているExadata Exascaleについて
oracle4engineer
PRO
3
240
いまからでも遅くない!コンテナでWebアプリを動かしてみよう!コンテナハンズオン編
nomu
0
150
Two Blades, One Journey: Engineering While Managing
ohbarye
4
1.9k
ABWG2024採択者が語るエンジニアとしての自分自身の見つけ方〜発信して、つながって、世界を広げていく〜
maimyyym
1
140
Featured
See All Featured
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
40
2.5k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
20k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
12
990
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
10
1.3k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
182
22k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.1k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9.1k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
46
2.3k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.2k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
129
19k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
40
2k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
250
12k
Transcript
株式会社リクルート 社内ISUCONの裏側 RECRUIT TECH CONFERENCE 2025 浅野 宏明 株式会社リクルート プロダクトディベロップメント室
シニアプロフェッショナル
浅野 宏明 ネタアプリ制作 経歴 / Career 2012年にリクルートに新卒入社。 技術領域問わず、ネイティブアプリからインフラまで幅 広く経験し、現在はシニアプロフェッショナルとして飲 食・美容・住まい3領域を担当。
本家ISUCONには2015年のISUCON5から参加し、本戦 には2回出場。 趣味 / Hobbies プロダクトディベロップメント室 販促領域エンジニアリング2ユニット(飲食・ ビューティー) 飲食領域エンジニアリング部
None
Agenda 1. ISUCONとは 2. 株式会社リクルート 社内ISUCON(以下、社内ISUCON)について 3. 社内ISUCONの運営 4. 前回のチャレンジポイント
5. 開催結果 6. 最後に
ISUCONとは ISUCONとはLINEヤフー株式会社が運営窓口となって開催している、お題となるWebサービスを 決められたレギュレーションの中で限界まで高速化を図るチューニングバトルです ー ISUCON公式Blogから引用 ISUCON = Iikanjini Speed Up
Contest (いい感じに スピードアップ コンテスト)
社内ISUCONについて 2016年に他社の事例を参考に有志で開催されたことをきっかけに、2018年以降は問題も自作す る形で定期開催イベント化。 昨年8月の開催で11回目を迎え、多い時で100人を超えるエンジニアが参加する規模までに なっている。
社内ISUCONの運営 運営は優勝チームの持ち回り制 原則として、優勝したチームが次回開催時 の運営をやるという持ち回り制になってい る。 上位はいわゆる「いつメン」が固まってい たりもするので、ナレッジの蓄積が俗人化 しやすくなっている面もあるが、社内 ISUCON運営にISUCON力が求められるの も事実としてあるため、ある程度致し方な
い部分でもあるか?
社内ISUCONの運営 エンジニア外組織と協業しての運営 運営にあたり、主に事務局タスクはコミュニケーション&ナレッジ推進部(= 社内外への広報活 動、組織活性のための施策を企画・運営する組織。以下コミナレ部)と協業して実施。
社内ISUCONの運営 余裕をもった準備スケジュール(理想) 通常業務と並行して運営にあたるため、早めに動き始めて細く長く準備を進めていくことを意識 する必要がある。 とはいえ、(恐らくほとんどの方の想像通り)当初の計画通りに進めることは難しい場合が多 く、最終的に直前に追い込んで帳尻を合わせることも多い。
前回のチャレンジポイント 運営指針 • ISUCON初学者でも参加しやすく • 通常のプロダクトに近い開発体験で
前回のチャレンジポイント インフラ構成
None
None
None
None
None
開催結果
開催結果 参加者のアンケート結果 満足度、学び度合いについてどちらも過去最高水準の結果に。 満足度 学び度合い
最後に 継続すること、そして変化させていくことの大切さ イベントを継続していくこと自体非常に価値があることだが、ずっと同じやり方を踏襲している だけでは新鮮味が失われてしまう。 失敗を恐れず「継続していく中でいかに変化を作っていくか」を試行していくことが、イベント 自体を成長させていくことにつながる。
最後に エンジニア自身がイベント運営に関わる意義 「継続していく中でいかに変化を作っていくか」を試行していくためには、イベント参加者の視 点が必ず必要になる。 適材適所で各々が求められる役割に全力投入するためにも、組織を跨いだコラボレーションで効 率的な運営をしていくことが重要。
最後に 大きな取り組みも、元を辿ると誰かの小さな活動がきっかけになっていることがほとんど。 最初の一歩を踏み出して、未来の組織文化を作っていきましょう。
Appendix • ISUCON公式ブログ https://isucon.net/ • Recruit Tech Blog のISUCON /
社内ISUCON関連記事 https://techblog.recruit.co.jp/search/?word=isucon • 社内ISUCONの公開リポジトリ https://github.com/recruit-tech/risuwork