Product Manager Conference 2022での登壇資料です!
© Alp, Inc.アルプ株式会社 佐藤里佳ビジネスから開発まで、チーム全員で要件を磨く!今日から使える「実例マッピング」
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© Alp, Inc.リリース間際に「困るユーザーがいる」「こういう使い方ができなくなる」と指摘が入り、修正が必要に…要件の段階で問題ないかどうかレビューしてもらっているのに、要件不足を未然に防げない…実例に裏付けられた要件を導けた→要件定義書を修正できるどのように使えれば要求を満たせるのか分かった→テストケースに利用できる技術的スパイクを見つけられた→開発中の要件追加を防止できたそのお悩み、 で解決できるかも?実例マッピング「実例マッピング」は、チームで協調して「作るべきもの」を発見するのに役立つ、ワークショップです
© Alp, Inc.佐藤 里佳仕事歴・【BtoB】サブスク事業者向け請求・販売管理SaaS(2022-) ・プロダクトマネージャー・【BtoC/CtoC】メディア, 3Dモデリングツール, SNS(2015-2021) ・プロダクトマネージャー ・プロダクトマーケティングマネージャー・【BtoC】広告メディア(2008-2015) ・プロジェクトマネージャー ・インフラエンジニア自己紹介です←NOWアルプ株式会社 プロダクトマネージャー
© Alp, Inc.が100件、1000件、10000件…事業が急成長し、販売が伸びるほど、管理が困難になっていく → 属人化や請求ミスの温床にサブスクリプション請求・販売管理SaaS Scalebase を作っています①サブスク事業者の人たちが困っていること時系列で変化する契約内容料金プランと顧客ごとに異なる販売条件
© Alp, Inc.Scalebaseは何をするの?サブスクリプション請求・販売管理SaaS Scalebase を作っています②販売条件から料金を計算して請求書の発行までを自動化売上計上用のデータも出力MRRやチャーンレートなど重要指標をリアルタイム表示企業間の取引を支えている=お客さんの事業や信頼を託されている真に「作るべきもの」を品質よく提供できることが大事
© Alp, Inc.© Alp, Inc.実例マッピング導入以前に起きていたこと
© Alp, Inc.作ってみてから要件に不足があったことがわかる↓リリース延期や修正対応が発生
© Alp, Inc.ユーザーの実際の使い方CS従来の開発プロセス
© Alp, Inc.ユーザーの実際の使い方CS追加機能の要望従来の開発プロセス: カスタマーサクセスが、起きている問題に着目して、機能要望をあげる
© Alp, Inc.ユーザーの実際の使い方CS追加機能の要望従来の開発プロセス: PMが要望の背景にあるユーザーのペルソナや業務をヒアリング、課題を特定PM
© Alp, Inc.ユーザーの実際の使い方CS追加機能の要望抽象化要件PRD従来の開発プロセス: 作るべき機能の要件定義書を書くPM
© Alp, Inc.ユーザーの実際の使い方CS追加機能の要望抽象化要件PRD従来の開発プロセス: カスタマーサクセスが、要件定義書をレビューし、内容を調整レビューPM
© Alp, Inc.ユーザーの実際の使い方 機能DEV Team実装CS追加機能の要望抽象化要件PRD従来の開発プロセス: FIXした要件定義書をもとに仕様を決め、実装レビューPM
© Alp, Inc.ユーザーの実際の使い方 機能DEV Team実装CS追加機能の要望抽象化要件PRD従来の開発プロセス: 要件通り実装できたか、PMが受入テストを行う受入テストレビューPM
© Alp, Inc.ユーザーの実際の使い方 機能DEV Team実装 リリースCS追加機能の要望抽象化要件PRD従来の開発プロセス: 受入テストがOKなら、リリース準備へ受入テストレビューPM
© Alp, Inc.ユーザーの実際の使い方 機能DEV Team実装 リリースCS追加機能の要望抽象化要件PRD従来の開発プロセス: カスタマーサクセスが、ユーザー向け説明やヘルプページ作成のために機能を試す機能の試用PM
© Alp, Inc.PRD機能の試用追加機能の要望カスタマーサクセスは、機能を使う中で、意識的・無意識的にいろいろな操作を試しますユーザーの実際の使い方 要件 機能PMCS DEV Team抽象化 実装 リリース ユーザーへの機能説明のために、新機能を使ってみますね
© Alp, Inc.PRD機能の試用追加機能の要望ふと、要件を検討したときには目を向けていなかった使いかたを試してみたときに、ユーザーの実際の使い方 要件 機能PMCS DEV Team抽象化 実装 リリース ユーザーへの機能説明のために、新機能を使ってみますね
© Alp, Inc.追加機能の要望PRD機能の試用 あっ問題に気づきました…!ユーザーの実際の使い方 要件 機能PMCS DEV Team抽象化 実装 リリース
© Alp, Inc.PRD 要件を満たせてはいるんですけど、別の操作を行う際に不都合があります… このままリリースすると困ってしまうユーザーがいるので、修正お願いします機能の試用追加機能の要望ユーザーの実際の使い方 要件 機能PMCS DEV Team抽象化 実装 リリースそして、衝撃の事実が開発チームに告げられる…! !
© Alp, Inc.追加開発PRD\ぴえん/機能の試用すいません…リリース失敗…追加機能の要望こうして、リリースは取りやめ、さらに開発を行うことになりましたユーザーの実際の使い方 要件 機能PMCS DEV Team抽象化 実装
© Alp, Inc.© Alp, Inc.どうしてこうなった作るべきものを正しく捉えられなかったしくじりポイント2つ
© Alp, Inc.問題点問題①要件定義の段階で、要望に現れてこないユーザーの使い方を拾えていない問題②要件レビューの段階で、実際に作るべきものとのズレを見つけられていないPMCS追加機能の要望ユーザーの実際の使い方 要件 機能
© Alp, Inc.問題点問題①要件定義の段階で、要望に現れてこないユーザーの使い方を拾えていない問題②要件レビューの段階で、実際に作るべきものとのズレを見つけられていないPRD要件 機能PMCSユーザーの実際の使い方 要件レビュー追加機能の要望
© Alp, Inc.toCサービスの運営がケーキ屋さんだとすると、toBサービスは調理器具メーカー● おいしく仕上げるために、調理工程でどんなコツがいる?● 効率的に調理するには、厨房内のオペレーションがどう組めるといい?● CSが知る「ユーザーの使い方」の具体例をなるべく多く参考にしたいが要望の確認・背景のヒアリングを重ねても、辿り着けていない問題①要件定義の段階で、要望に現れてこないユーザーの使い方を拾えていないPMCS追加機能の要望ユーザーの実際の使い方
© Alp, Inc.抽象化 PRD● 文書のレビューでは「要望とズレた内容が書かれていないか」に気を取られ「これで要望を満たせるか」の確認は難しい?よさそうです(たぶん…)確認ありがとうございます!PMCS追加機能の要望ユーザーの実際の使い方 要件問題②要件レビューの段階で、実際に作るべきものとのズレを見つけられていない(安心!)レビュー
© Alp, Inc.動くものを見るまで安心できない。はじめから終わりまで、常に伝えられる限りのことを伝えているのに、どこかズレたものが出来てしまう…要望が伝わるように頑張るしかないのか…要件定義が甘いせいで手戻りして、CSにも開発メンバーに申し訳ない…実装中も常にCSに確認を取ってるんだけど…吸い上げを頑張るしかないのか…要件定義が終わっても安心できない。作るものを間違えていたことが作ってから分かるのは痛手だし心にクる…はじめから捨てる覚悟で、作っては作り直すことを頑張るしかないのか…問題はわかったけど、「頑張る」以外の打開策が見いだせなくて、つらい
© Alp, Inc.みんなが充分に頑張っても、不安は晴れないそれ以上のことは仕組みで解決したいうう…もっと「作るべきもの」の精度を上げる方法はないのか…?
© Alp, Inc.実例マッピングで解決できるかも!
© Alp, Inc.実例マッピングで目指す状態従来の要件定義実例マッピングとは?機能に対するユーザーの使い方の具体例を意識的に集め、備えるべき要件を導くワークショップPM・開発・ビジネス(CSなど)が集まり、観点の違う多くの具体例を検討して抽象化の精度を高める
© Alp, Inc.© Alp, Inc.アルプ流・実例マッピングのやり方
© Alp, Inc.・プロダクトマネージャー・開発メンバー(エンジニア・デザイナー・QA)・機能への要求がわかる人(カスタマーサクセス・リサーチャーなど)1名ファシリテーターを設定し、ふせんの読み上げや記入、タイムマネジメントを行うアルプではQAエンジニアが担当しているPM以外の人にするのがおすすめ実例マッピングの開催方法 ①参加者参加者
© Alp, Inc.用意するもの実例マッピングの開催方法 ②ふせんの用意Story議論したい機能やユーザーストーリーRule具体例から導かれた、作るべき機能の要件。「特定の条件において、どんなふるまいをするか」を書くExampleこの機能の具体的な動作を質問形式で記入したもの。回答を実例として、抽象化したRuleを作成するQuestion議論の途中で「未決なこと」「不明なこと」が登場したらこれに書き留め、議論のブロックを防ぐ
© Alp, Inc.参加者に以下の2点を共有し、理解したうえで会話に参加してもらうよう依頼する1. 今回明らかにしたいこと(開催の目的)2. このユーザーストーリーの当事者となるペルソナ → 実例を挙げやすくするため実例マッピングの開催方法 ③開催前の周知
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述するQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない1.Storyにユーザーストーリーを簡単に書いて共有する(3分)
© Alp, Inc.複数のURLをまとめて発行できますか?Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述する新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?発行されたURLはどのように取得可能?ユーザーが何の利用権限を持っているかは画面で確認できますか?発行したURL一覧を管理ユーザーが確認できる手段はありますか?URLを発行した後に、発行時に指定した利用権限を変更できますか?ユーザー全員がお互いの利用権限を確認できますか?Questionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない利用権限はどのように設定しますか?招待URLからユーザー登録が行われた後に、指定した利用権限が間違っていたことに気づいたらどうしますか?一覧が見れないことで業務に支障があるか?2.思いつく限りExampleに具体例を挙げる(2分)「こういう条件のとき、○○はどうなりますか?」の形式で書く
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述するQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない利用権限はどのように設定しますか?3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)複数のURLをまとめて発行できますか?新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?利用権限はどのように設定しますか?
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述するQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)複数のURLをまとめて発行できますか?利用権限はどのように設定しますか?新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定する登録URL発行の前に、ユーザーに設定したい利用権限を選んでおけば、登録と同時に設定されるようにしたいと考えてます利用権限はどのように設定しますか?
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述するQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)URL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する複数のURLをまとめて発行できますか?新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?登録URL発行の前に、ユーザーに設定したい利用権限を選んでおけば、登録と同時に設定されるようにしたいと考えてます利用権限はどのように設定しますか?利用権限はどのように設定しますか?利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定する
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述するQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定するURL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)複数のURLをまとめて発行できますか?新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述するQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わないURL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)複数のURLをまとめて発行できますか?利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定する新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?→できる。権限セットから指定できる新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?できます。データ閲覧以外にも、既にある権限セットの中から任意の権限を指定できます利用権限は権限セットの中から管理ユーザーが選択できる
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述する新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?→できる。権限セットから指定できるQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定するURL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)利用権限は権限セットの中から管理ユーザーが選択できるデータ閲覧に限定したいのは何故?複数のURLをまとめて発行できますか?新規ユーザーの権限をデータ閲覧に限定したいのは何故ですか?
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述する新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?→できる。権限セットから指定できる利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定する利用権限は権限セットの中から管理ユーザーが選択できる複数のURLをまとめて発行できますか?Questionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わないURL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)データ閲覧に限定したいのは何故?データ閲覧に限定したいのは何故?→意図しないデータ変更防止のための使い方の一例。指定する権限は自由に選べる必要がある新規ユーザーの権限をデータ閲覧に限定したいのは何故ですか?ペルソナが『新しく担当についた人』なので、新人さんがうっかり大事なデータを変更してしまわないように、使い始めの段階では最小限の利用権限を設定することが多いと思います。ただ、習熟のさせ方、利用権限の付け方は管理ユーザー次第なので、データ閲覧以外にも自由に選べる方がいいです。なるほど、新規ユーザーに行わせたい業務に合った権限を選択できることが大事なんですね!
© Alp, Inc.複数のURLをまとめて発行できますか?→一括作成する機能は今回はスコープに含めないStory議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述するQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わないデータ閲覧に限定したいのは何故?→意図しないデータ変更防止のための使い方の一例。指定する権限は自由に選べる必要があるURL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する利用権限は権限セットの中から管理ユーザーが選択できる新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?→できる。権限セットから指定できる利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定する一度の操作で発行できるURLはひとつ3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)複数のURLをまとめて発行できますか?いいえ、一括で複数作成する機能は今回は開発スコープ外としています。
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述するQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない複数のユーザーを作成したいのはどういう時?→他部門に情報共有のため閲覧ユーザーを10人作成したことがある。頻度は低いが手間3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)URL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する利用権限は権限セットの中から管理ユーザーが選択できる新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?→できる。権限セットから指定できる利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定する複数のURLをまとめて発行できますか?→一括作成する機能は今回はスコープに含めない一度の操作で発行できるURLはひとつデータ閲覧に限定したいのは何故?→意図しないデータ変更防止のための使い方の一例。指定する権限は自由に選べる必要がある複数のユーザーを作成したいのはどういう時ですか?営業部門にデータを閲覧させたい、ということで、10人分の発行を一度に依頼されたことがありました。手間はかかりますが、頻繁にある依頼ではないです。
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述する一度の操作で発行できるURLはひとつ。連続して複数作成することは可能Questionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)利用権限は権限セットの中から管理ユーザーが選択できる新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?→できる。権限セットから指定できる利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定する複数のURLをまとめて発行できますか?→一括作成する機能は今回はスコープに含めないURL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する複数のユーザーを作成したいのはどういう時?→他部門に情報共有のため閲覧ユーザーを10人作成したことがある。頻度は低いが手間データ閲覧に限定したいのは何故?→意図しないデータ変更防止のための使い方の一例。指定する権限は自由に選べる必要がある同時に作成できるのは1つでも、連続して作成しやすければ、スコープは変えずに複数ユーザーの作成に対応できるかもしれませんたしかにそうですね!連続での作成は制限なくできるようにしましょう。デザイン案を考えてから、小さく実現できる要件を決めましょうか。
© Alp, Inc.複数のユーザーを続けて作成する場合も手数を抑えられるUIデザインを検討するStory議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールExample具体例を記述するQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない3.議論しながらRuleを育てていく。適宜Exampleも追加していく(20分)データ閲覧に限定したいのは何故?→意図しないデータ変更防止のための使い方の一例。指定する権限は自由に選べる必要がある新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?→できる。権限セットから指定できる利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定する複数のURLをまとめて発行できますか?→一括作成する機能は今回はスコープに含めない利用権限は権限セットの中から管理ユーザーが選択できるURL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する一度の操作で発行できるURLはひとつ。連続して作成することは可能同時に作成できるのは1つでも、連続して作成しやすければ、スコープは変えずに複数ユーザーの作成に対応できるかもしれませんたしかにそうですね!連続での作成は制限なくできるようにしましょう。デザイン案を考えてから、小さく実現できる要件を決めましょうか。デザイン案を考えてから、小さく実現できる要件を決める複数のユーザーを作成したいのはどういう時?→他部門に情報共有のため閲覧ユーザーを10人作成したことがある。頻度は低いが手間
© Alp, Inc.Story議論したい機能やユーザーストーリー管理ユーザーは、ユーザー登録用URLを発行して、自社の担当者に配布できるRule多数の具体例を抽象化したルールURLだけではなく他のオペレーターに渡す用の文言も一緒にコピーできるExample具体例を記述する発行されたURLはどのように取得可能?→画面上でURLの発行を実行すると、テキストエリアにURLが表示されてコピーできるユーザーが何の利用権限を持っているかは画面で確認できますか?→ できるようにする。オペレーター一覧に権限を表示する発行したURL一覧を管理ユーザーが確認できる手段はありますか?→ ない。今回のスコープに含めないURLを発行した後に、発行時に指定した利用権限を変更できますか?→画面上からは変えられない。社内用の管理バッチから変更することは可能ユーザー全員がお互いの利用権限を確認できますか?→ 管理ユーザーのみが確認できるQuestionまだ決まっていないことや不明なこと。この場では扱わない複数のユーザーを続けて作成する場合も手数を抑えられるUIデザインを検討するEng発行したURLの権限は変更できない間違った利用権限のユーザーが作られたらユーザーを削除できる管理ユーザーは他のユーザーの利用権限をユーザー一覧画面上で確認できる発行したURLの一覧はないデータ閲覧に限定したいのは何故?→意図しないデータ変更防止のための使い方の一例。指定する権限は自由に選べる必要があるURL発行時に利用権限を選択しておき、ユーザー登録と同時に設定する登録URLを配布する方法は?→コピーしたURLをメールに貼って「n時間で失効する」等の注意事項を併記して送るユーザー登録が行われた後に、指定した利用権限が間違っていたことに気づいたらどうしますか?→ 管理ユーザーは画面上からそのユーザーを削除できる。もしくは管理用バッチで削除できる一覧が見れないことで業務に支障があるか?→ない。画面上で執行させられるようになった時にあれば助かるURL発行からユーザー登録までに、URLに設定されていた権限セットが削除された場合どうするか決めるURL発行からユーザー登録までに、URLに設定されていた権限セットが削除された場合どうなりますか?→決められていない4.振り返りをして、次回の実例マッピングの予定を立てる(5分)利用権限はどのように設定しますか?→管理ユーザーがURL発行画面で指定した利用権限をユーザー登録と同時に設定する利用権限は権限セットの中から管理ユーザーが選択できる一度の操作で発行できるURLはひとつ。連続して作成することは可能新規ユーザーの利用権限をデータ閲覧のみに限定できますか?→できる。権限セットから指定できる複数のURLをまとめて発行できますか?→一括作成する機能は今回はスコープに含めない複数のユーザーを作成したいのはどういう時?→他部門に情報共有のため閲覧ユーザーを10人作成したことがある。頻度は低いが手間デザイン案を考えてから、小さく実現できる要件を決める
© Alp, Inc.© Alp, Inc.実例マッピングの活用方法
© Alp, Inc.シンプルなルールにしたがって会話をするだけで、情報の種別が整理された議事録が残る何について話し、何が明らかになり、その根拠は何で、残る論点は何か、参加していない人にもわかりやすい!30分間で出来上がった、実例マッピングの成果物議題決定事項未決定事項
© Alp, Inc.実例に裏付けられた要件を導けた→要件定義書を修正できるどのように使えれば要求を満たせるのか分かった→テストケースにも利用できる技術的スパイクを見つけられた→開発中の要件追加を防止できた30分間で出来上がった、実例マッピングの成果物ひとりで2時間悩む前に、数人で30分、実例マッピングをやってみよう
© Alp, Inc.実例マッピング導入後の開発プロセスDEV TeamPMユーザーストーリーマッピング要件(簡易化)PRD実例マッピングCS DEV TeamPM機能実装実例マッピングCS DEV TeamPM機能実装機能実装実例マッピングCS DEV TeamPM実例マッピングCS DEV TeamPMCS
© Alp, Inc.実例マッピング導入後、みんなの不安が解消され、チームの一体感も増した!常に「この要件で正しいのか?作ってから問題が起きないか?」と不安だったが、実例マッピングをしておけば安心して開発できる「みんなでベストを尽くして答えを見つけよう、それでダメなら仕方ない」という意識に変わり「PMが至らないせいで…」と悩まなくてよくなった質問の内容を見ているうちに他の職種のメンバーの思考過程がわかるようになり、気にしていそうなことは先回りして考えたり、伝えられるようになった役割を活かしてユーザー視点を伝え、開発に関われるのが嬉しい。早い段階で出来るものが分かるので安心だし、リリース遅延も減ってありがたい全員で要件を磨き上げ、全員で納得できる仕組みのおかげで、要件のレビューや情報共有のコミュニケーションコストが下がったうえに、チームの一体感も増したありえそうなシナリオを想像して受入テストを行い、テスト観点が漏れていてバグがすり抜けたことがあった。実例マッピングでは実際のシナリオを検証できるテストケースが得られる
© Alp, Inc.© Alp, Inc.おわりに
© Alp, Inc.Agile Testingとは:始まりからデリバリーまで、そしてそれ以降も継続的に実施される協調的なテストの実践により、お客様への価値の頻繁な提供をサポートします。テスト活動は、高速なフィードバックループを用いて理解を検証しながら、プロダクトの品質を築くことに重点を置いています。このプラクティスは、品質に対するチーム全体の責任という考え方を強化し、サポートします。実例マッピングをもっと知りたい人のために〜 Agile TestingとBehavior Driven Development(ふるまい駆動開発)「Agile Testing Condensed」「The BDD Books Discovery」日本語版翻訳者のブロッコリーさん、アルプQAエンジニア nametakeのnoteもぜひご覧ください実例マッピングは、Agile Testingの実践として、要件をテストするためのBDDのプラクティスですー Agile Testing Condensed より
© Alp, Inc.自分だけでなくチーム内外の仲間の力を集結し、ユーザーにとって必要なものを特定する作る目的やその先で実現したいことをチームの一人ひとりが理解し納得して、開発に集中できる高速にデリバリーし、フィードバックを得て、プロダクトを磨いていく「実例マッピング」は、こういったPMの本質的な活動の助けになるものであるように思いますぜひ活用してみてください!やってみた感想や学びをシェアしあいましょう〜!本日のセッションについての質問やディスカッション、アルプについて、その他なんでもお話しましょう!おわりに\Meetyはこちら/