Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
エンジニアにデザインハーネスを 〜デザインプロセスを規定するためのハーネス〜 / Design...
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
r-kagaya
July 09, 2026
Programming
2.1k
2
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
エンジニアにデザインハーネスを 〜デザインプロセスを規定するためのハーネス〜 / Design harness from an engineer's perspective
「デザインハーネス 〜デザインにおけるハーネスエンジニアリング〜」の登壇資料です
https://design-herness.peatix.com/view
r-kagaya
July 09, 2026
More Decks by r-kagaya
See All by r-kagaya
AI Engineeringは、AIプロダクトだけのものか? 〜AIがソフトウェアを作る時代の新しい当たり前〜 / No AI in your product. AI Engineering in your development.
rkaga
4
380
「AIで開発し、AIを届ける」をEvalでつなぐ 〜AIネイティブに始めるプロダクト開発の実践〜 / Connecting "Develop with AI, deliver AI" with Eval
rkaga
4
5.9k
ハーネスエンジニアリングにどう向き合うか 〜ルールファイルを超えて開発プロセスを設計する〜 / How to approach harness engineering
rkaga
30
29k
そのAIレビュー、レビューしてますか? / Are you reviewing those AI reviews?
rkaga
6
5.5k
AIエージェント、”どう作るか”で差は出るか? / AI Agents: Does the "How" Make a Difference?
rkaga
4
2.4k
Context is King? 〜Verifiability時代とコンテキスト設計 / Beyond "Context is King"
rkaga
10
3.7k
AIエンジニアリングのご紹介 / Introduction to AI Engineering
rkaga
7
5k
MCPでVibe Working。そして、結局はContext Eng(略)/ Working with Vibe on MCP And Context Eng
rkaga
6
3.4k
一人でAIプロダクトを作るための工夫 〜技術選定・開発プロセス編〜 / I want AI to work harder
rkaga
14
3.7k
Other Decks in Programming
See All in Programming
JAWS-UG横浜 #102 AWSサ終供養LT会 成仏できない AWS サービスたち 〜本日、三体供養します〜
maroon1st
0
330
Welcome to the "Parametricity" 🏙️ − Generic だけど Specific な世界 −
guvalif
PRO
1
200
わからない話を追いかけたら、プログラミング言語を作る側にいた
ydah
3
470
Detecting Compromised CI with eBPF and Cilium Tetragon
lizrice
0
160
AI時代に設計が 最大の生産性レバーになる 意図駆動開発とデータを消さない設計|Don't Delete Your Data or Your Intent — Design as the Deepest Lever in the AI Era
tomohisa
1
720
使いながら育てる Claude Code — 開発フローの1コマンド化 × 繰り返し指摘の自動仕組み化
shiki_kakaku
0
1.7k
作るコストが小さくなった時代 幸せに働くために改めて考えたいこと 〜エンジニアとして価値を出し続けるために注視している二分野〜
yuppeeng
0
190
5分で問診!Composer セキュリティ健康診断
codmoninc
0
900
ソフトウェア設計に溶けるインフラ ― AWS CDK のインフラ認識論
konokenj
3
760
自動化したのに回らないテスト運用の壁ーAI時代の品質責任と生産性
mfunaki
0
130
ITヒヤリハットを整理してみた ~ライフサイクルと原因から考える再発防止策~
koukimiura
1
140
全PRの83%がAIレビューだけでマージできるようになった開発組織はその後どうなったか
athug
1
1.5k
Featured
See All Featured
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
51
53k
Taking LLMs out of the black box: A practical guide to human-in-the-loop distillation
inesmontani
PRO
3
2.3k
Paper Plane (Part 1)
katiecoart
PRO
1
10k
End of SEO as We Know It (SMX Advanced Version)
ipullrank
3
4.3k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
37
6.5k
Game over? The fight for quality and originality in the time of robots
wayneb77
1
240
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.8k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
12
1.2k
Highjacked: Video Game Concept Design
rkendrick25
PRO
1
430
Balancing Empowerment & Direction
lara
6
1.2k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
348
40k
Bridging the Design Gap: How Collaborative Modelling removes blockers to flow between stakeholders and teams @FastFlow conf
baasie
0
630
Transcript
2026年7月9日 Asterminds株式会社 r.kagaya デザインハーネス 〜デザインにおけるハーネスエンジニアリング〜 エンジニアにデザインハーネスを 〜デザインプロセスを規定するためのハーネス〜
2022年に株式会社ログラスに入社 経営管理SaaSの開発、開発生産性向上に取り組んだのち、 生成AI/LLMチームを立ち上げ、新規AIプロダクトの立ち 上げに従事、その後、25年8月に独立・現職 翻訳を担当したAIエンジニアリングが オライリージャパンより出版 Asterminds(アスターマインズ)株式会社 共同創業者・CTO r.kagaya(@ry0_kaga) 自己紹介
26年3月にシードラウンド調達を公開
昨今のシードスタートアップの悲哀
プロダクトデザイナー不在のスタートアップ
プロダクトビルダーという言葉の実質エンジニア
エンジニアがコーディングエージェントで 一定レベルのUIを作るには?
AIコーディングエージェントとのデザインの課題 デザイナーが担っていた部分を、エンジニア with コーディングエージェントが引 き受けると何が起きるか 基準を見極める眼 人ガチャ・AIガチャ それっぽい画面は作れる か、そこ止まり 妥当性や見極めの判断は
つかない どこまでなら妥協していい か、どこからは絶対に守る べきラインか 最低基準を引く基準を持 たない 理解や意識もばらつきが 大きい コーディングエージェント や使い方によってもばら つく それっぽさの限界
同じDESIGN.mdを見ているのに、選ぶコンポーネントがズレる 地味に大きいのが人やエージェントによる属人性 例) Claude CodeとCodexで、違うUIコンポーネントを選びがち
同じデザインシステムを見ているのに、選ぶコンポーネントがズレる (例)GPT系の方が指示追従性が高く、Claudeの方がハックを試行しがち
AIに委ねることには、2つの分岐がある offloading=何を作るかの判断は自分が持ち、作り方だけをAIに渡す surrender=AIの出力がそのまま自分の出力になる デザインハーネスで実現したいのはoffloadingの世界
"Done" is a claim, not proof エージェントの「完了しました」は、証拠ではない 観察・判定・検証のループを設計するのもハーネス 弱いループ 手順を規定
エージェントの「直しまし た」「テスト通りました」は 自己申告であり、証拠では ない 検証を自己申告に任せた 瞬間、ループは弱まる ハーネスは成果物を後か ら採点するのではなく、そ こに至る前の手順を規定 する 自己申告
デザインハーネスで実現したいこと 最高のUIではなく、一定クオリティ・範囲のデザインに収斂する仕組み • AIエージェントにプロダクトデザインをoffloadingできる • エージェントが変わっても、人が変わっても、一定クオリティのUIに収斂する
ハーネスとループの基本 デザインハーネスはユーザーハーネスの一種 ループは、その足場をいつ・どう回し続けるかを決める運行原理 • 出力の良し悪しを機械的に判定できるか • 追加トークンで速く/良くなるか • 状態は途中から再生できるか •
不変条件と終了条件は書けるか • 予算上限と人間への戻し方は決まっているか 流行りのループも本質は変わらない 検証可能性やガードレールで誘導する ハーネスは成果物ではなく、そこに至るまで のプロセスを制約する
弊社のデザインハーネスの登場人物 何が必須かを機械可読に定義する(rules.json, patterns.json) どう書けばいいかを例で見せる(recipes、patterns)
ハーネスの4象限 ユーザーハーネスは導くか、検知するか。推論的か計算的かで整理できる
デザインハーネスの4象限 デザインハーネスも同様のマトリクスで役割を整理
デザインハーネスの計算的センサー デザインの契約違反を型エラーやlintにより先にブロックする AIが自律的に検知することで改善を回す
デザインシステムを組み込んだループ デザインシステムをベースに、スキルに組み込むことで、 コーディングエージェント非依存で(ある程度)同じLoopを辿れる
デザインシステムを組み込んだループ DevinへのSlack一言の依頼で、契約違反のパターンを拾えるように ガイドをベースに、PRレビュー/ブラウザQA自動化の中でデザインレビューも
(再掲)AIコーディングエージェントとのデザインの課題 デザイナーが担っていた部分を、エンジニア with コーディングエージェントが引 き受けると何が起きるか 基準を見極める眼 人ガチャ・AIガチャ それっぽい画面は作れる か、そこ止まり 妥当性や見極めの判断は
つかない どこまでなら妥協していい か、どこからは絶対に守る べきラインか 最低基準を引く基準を持 たない 理解や意識もばらつきが 大きい コーディングエージェント や使い方によってもばら つく それっぽさの限界
(再掲)AIコーディングエージェントとのデザインの課題 デザイナーが担っていた部分を、エンジニア with コーディングエージェントが引 き受けると何が起きるか 基準を見極める眼 人ガチャ・AIガチャ それっぽい画面は作れる か、そこ止まり 妥当性や見極めの判断は
つかない どこまでなら妥協していい か、どこからは絶対に守る べきラインか 最低基準を引く基準を持 たない 理解や意識もばらつきが 大きい コーディングエージェント や使い方によってもばら つく それっぽさの限界 UI関連の制約(e.g. Xの場合はYしたい)を追加し、 その後から各種エージェントが参照
(再掲)AIコーディングエージェントとのデザインの課題 デザイナーが担っていた部分を、エンジニア with コーディングエージェントが引 き受けると何が起きるか 基準を見極める眼 人ガチャ・AIガチャ それっぽい画面は作れる か、そこ止まり 妥当性や見極めの判断は
つかない どこまでなら妥協していい か、どこからは絶対に守る べきラインか 最低基準を引く基準を持 たない 理解や意識もばらつきが 大きい コーディングエージェント や使い方によってもばら つく それっぽさの限界 デザイナーが監修したガイドラインを踏まえた制約
まとめ
To be continued メインプロダクトには組み込み済 CC / Codex / Devinからもデザインシステムを参照している状態 今後は
• セカンドプロダクトからの参照 ◦ デザインや体験のプロダクト間の統一性担保ができるか? • 陳腐化/改善のためのサイクル・ループ ◦ ルールファイルと同じ継続的 and 半自動的な改善は回せるか? • ハーネスの評価
まとめ ハーネスは、AIへの委任をoffloadingとして成立させる デザインハーネスで、UI/デザインプロセスを制約するそこに至る前でのプロセスを制 約するそこに至る前でのプロセを制約
おわり