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191009 楽しくRPA開発するための要件定義のコツ ひろせさん

191009 楽しくRPA開発するための要件定義のコツ ひろせさん

RPACommunity

October 09, 2019
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Transcript

  1. 1  自己紹介  なぜ要件定義なのか  要件定義フェーズの全体像  RPA導入における要件定義のコツ(対象業務選定) 

    RPA導入における要件定義のコツ(業務ヒアリング)  RPA導入における要件定義のコツ(要件定義書作成)  RPA導入における要件定義のコツ(要件定義書レビュー)  まとめ Agenda #RPALT
  2. 2 自己紹介  経歴 ・ 2016年4月TIS入社 保険関連のシステム保守開発に従事(VB.net/C/JAVA, Oracle) ・ bizroboに触って、RPAを触りたくなり現職へ転職

    ・ 地獄のSAP導入でアメリカに行って5kg痩せた後、Uipathでのロボ開発プロジェクトへ参画  趣味 #RPALT
  3. 4 要件定義フェーズの全体像  RPAの要件定義フェーズは、対象業務選定、業務ヒアリング、要件定義書作成、要件定義書レビューの 順番。(ベンダーやプロジェクトによって差異あり)  それぞれの段階で留意点や聞くべきことがあるので、それらを以降のページで紹介していく。 対象業務選定 業務ヒアリング 要件定義書作成

    要件定義書レビュー RPA要件定義フェーズ 【経験プロジェクト概要】 ・某国内大手食品会社の経理部へ7業務(ロボ10体)をロボ導入 ・同じ会社のSCM事業部へ5業務(ロボ10体)をロボ導入 ・ロボは全てUipath ・開発者はまさかの2人体制(ともにUipath未経験者) →おかげで要件定義~ロボ導入、受入確認対応、Orchestrator設定までなんでもござれ #RPALT
  4. 6 RPA導入における要件定義のコツ(対象業務選定)  対象業務選定は、ユーザ側ではなくベンダー側で必ずやるべき(ロボ化不可能な業務を選んでくることも、、)  対象業務選定時で考慮すべきは、より効果が出る業務は何か、RPA化可能かの2軸で考えると良い  効果が出やすいものとして、作業が単純であること、実施頻度が多いことがある。 RPA化しやすい RPA化難しい

    効果が出やすい 効果が出にくい 有名パッケージ ソフト操作 メール送信 XLSファイル 編集 マクロ/関数 レポート作成 仮想環境 Office365 動的なWeb 画面 データ登録 データ出力 スクラッチ システム操作 編集不可 ファイル PoCや初導入は この部分から始 めるべき OCR AI ユーザのRPAに対する理解度・習熟度によって、対象業務を変更する方がよい Comment #RPALT
  5. 10 RPA導入における要件定義のコツ(要件定義書作成)  ロボ開発の要件定義書は、外部設計<ロボ要件定義書<内部設計書 くらいの粒度感がおすすめ ロボ全体図、業務フロー、詳細処理定義、動作スケジュールくらいを記載できればOK  要件定義書に記載する業務フローを人、ロボ、システムの3つで分けて整理すると分かりやすい。 →ここでロボ開発スコープ対象も定義しておく方がよい 

    統制上の観点からも、必ずロボの動作結果を人間が確認するフェーズとエビデンス動作を残す。 監査からめんどくさい横やりが入ることもしばしば、、、 (完了時のメール送信、エラー時のメール送信、登録したデータ出力) ユーザ側も何をすればよい のか分かるので混乱しない このタイミングでどれだけ業務やユーザ側の意図を整理してドキュメントに落とし込めているかが大切 Comment #RPALT