Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
少人数の SDK 開発を支えるテストの話 / tests for small group d...
Search
Ryuichi Jinushi
July 24, 2019
Programming
0
390
少人数の SDK 開発を支えるテストの話 / tests for small group development
https://meetup.unity3d.jp/jp/events/1108
でお話した内容です。
Ryuichi Jinushi
July 24, 2019
Tweet
Share
More Decks by Ryuichi Jinushi
See All by Ryuichi Jinushi
非エンジニアにも分かる UniRx(ゆにあーるえっくす)/ UniRx for non-engineers
ryuj
1
47
マップゲーム SDK 競合の話 / arow and other map game sdk
ryuj
0
830
マップゲーム SDK AROW とその運用を支える AWS の構成 / AROW with AWS
ryuj
0
81
位置情報を用いたモバイルゲームが 気軽に作れる 3D リアルマップサービス 「AROW」について (実践編) / how to AROW practice at Gotanda.unity #11
ryuj
0
55
技術書のすゝめ / suggestion of technical book
ryuj
0
70
Other Decks in Programming
See All in Programming
CSC509 Lecture 11
javiergs
PRO
0
180
初めてDefinitelyTypedにPRを出した話
syumai
0
420
OSSで起業してもうすぐ10年 / Open Source Conference 2024 Shimane
furukawayasuto
0
110
WebフロントエンドにおけるGraphQL(あるいはバックエンドのAPI)との向き合い方 / #241106_plk_frontend
izumin5210
4
1.4k
Snowflake x dbtで作るセキュアでアジャイルなデータ基盤
tsoshiro
2
520
LLM生成文章の精度評価自動化とプロンプトチューニングの効率化について
layerx
PRO
2
190
色々なIaCツールを実際に触って比較してみる
iriikeita
0
330
アジャイルを支えるテストアーキテクチャ設計/Test Architecting for Agile
goyoki
9
3.3k
Remix on Hono on Cloudflare Workers
yusukebe
1
290
macOS でできる リアルタイム動画像処理
biacco42
9
2.4k
GitHub Actionsのキャッシュと手を挙げることの大切さとそれに必要なこと
satoshi256kbyte
5
430
What’s New in Compose Multiplatform - A Live Tour (droidcon London 2024)
zsmb
1
470
Featured
See All Featured
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
250
21k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
246
1.3M
Designing Experiences People Love
moore
138
23k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
32
1.5k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.1k
Designing for Performance
lara
604
68k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
27
840
Writing Fast Ruby
sferik
627
61k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
65
11k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
327
38k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Transcript
少人数の SDK 開発を支えるテストの話 じぬ@gotanda.unity#13
だれ? 地主龍一( ) • じぬ • 部(新規開発部署) • 部キャプテン(昨日から) 最近
• キングダムハーツ • オクトパストラベラー •
アジェンダ • 前振り( と開発体制) • 完成品のテスト • エディタ拡張のテスト • 表示結果のテスト
位置情報と 3D リアルマップによる AR アプリ開発プラットフォーム
None
ベータ版ってことは... • フィードバックを受けて改善 • 新機能の開発 • コアバリューのさらなる強化
なぜお前は テストをしてるのか
なぜテス うちのチーム • スピード開発を重視 • 元々人数が少ない(少数精鋭) ◦ エンジニア: 人 ◦
: 人 エンジニアが する ⇒ バグが出るとクリティカルに開発工数が減る
テストを書く指針 テスト対象 • テストに時間がかかる機能 • テストがめんどくさい機能 • テストを見落としがちな機能 • 前科がある機能
こだわり • 自動化にはこだわらない • 今後も増やしやすいように
テストを書く指針 テスト対象 • テストに時間がかかる機能 大量のマップデータ • テストがめんどくさい機能 エディタ拡張 • テストを見落としがちな機能
完成品の内容物 • 前科がある機能 バグ修正 こだわり • 自動化にはこだわらない • 今後も増やしやすいように
全体像 SDK データソース データソース データソース arowmap arowmap arowmap arowmap arowmap
arow-sdk.zip (リリース物) SDK MapTools • 3D 表現 • エディタ拡張 Unity で実行 パッケージ化
全体像 SDK データソース データソース データソース arowmap arowmap arowmap arowmap arowmap
arow-sdk.zip (リリース物) SDK MapTools • 3D 表現 • エディタ拡張 Unity で実行 パッケージ化
完成品のテスト
完成品の内容物 完成品 • • マップツール(スクリプト各種) 展開後の構成が知りたい
unitypackage • が提供するアーカイブ形式 • 展開すればすぐに 可 • 実は フォーマット
いい感じにしてくれるライブラリ https://github.com/gered/extractunitypackage
Unity におけるテスト
Unity Test Runner • が提供する • テンポラリな シーン上でテスト • •
yield return を用いたテスト [UnityTest] public IEnumerator TestMyFunc() { // 時間がかかる処理
while (/* 上記の処理が完了 */) { yield return null; } // 時間がかかる処理に対するテスト }
エディタ拡張のテスト
エディタ拡張 • なのでエディタ拡張も製品の一部 • テスト忘れがち • 地味にバグる(パスの直し忘れとか) 実装の困ったところ • •
Reflection
Reflection • メタデータを使ってデータやメソッドにアクセス • とメソッド名(文字列)でコール 評価 • パフォーマンス悪い • 保守性悪い(と思う)
• が、テストなので割り切り
リフレクションによる呼び出し var type = typeof(MyClass); var methodName = "MyMethod"; var
flags = BindingFlags.Static | BindingFlags.Instance | BindingFlags.Public | BindingFlags.NonPublic; var method = type.GetMethod(methodName, flags); var obj = new MyClass(); Object[] parameters = { ... }; method.Invoke(obj, parameters);
エディタ拡張で提供している機能 • サイズ変換 • ライセンス認証 の生成 • 建物用 ファイルの生成 •
ローカルサーバの起動 • 建物 の静的生成 • の設定
エディタ拡張で提供している機能 • サイズ変換 • ライセンス認証 の生成 • 建物用 ファイルの生成 •
ローカルサーバの起動 • 建物 の静的生成 • の設定 SetUp で実行してファイルが 存在するかテスト Test で実行して yield return で 完了まで待機 TagManager.asset から layers プロパティで取得 Selection.activeObject に 代入して選択状態を再現
表示結果のテスト
arowmap は 100万ファイルあるぞ
段取り 建物 を生成 スクリーンショットを撮影 実行時間でフォルダ分け で前回生成分と比較 差分があれば検知
スクリーンショット • で建物生成 • で実行 • に を設置 • スクリーンショット撮影
yield return new WaitForEndOfFrame(); var texture = ScreenCapture.CaptureScreenshotAsTexture();
テクスチャのリサイズ • をリサイズ後の大きさで確保 • リサイズ前テクスチャをコピー • で確保した を 化 •
リサイズ後の大きさで を生成 • で取り込み コピー ReadPixels
で比較した差分 差分なし 差分あり
差分を生んだ犯人
差分を生んだ犯人
Game View • テスト起動ごとに の大きさが異なる ( のせい?) • どうにかして の大きさを固定したい
• ライブラリあった ◦ ◦ 中身はリフレクション ◦ 追加・変更・削除が可能
まとめ やったこと • 完成品のテスト • エディタ拡張のテスト • スクリーンショットの差分テスト 感想 •
テスト書いてたらバグ見つけた • テストが動いてるという安心感がある • ハックしている体感がよい
https://arow-3dmap.connpass.com/event/139812/ • 時間: 土 〜 日 • 場所:ドリコム社カフェ • ほか:ステキな賞品カッコカリ
参考資料 テスト • https://developer.aiming-inc.com/unity/unity-playmode-test-runner/ • https://qiita.com/su10/items/560302ceafa6bf43a13e リフレクション • https://www.shibuya24.info/entry/2017/02/07/093000 テクスチャのリサイズ
• http://light11.hatenadiary.com/entry/2018/04/19/194015 ライブラリ • https://github.com/gered/extractunitypackage • https://github.com/anchan828/unity-GameViewSizeHelper ドキュメント • https://docs.unity3d.com/ScriptReference/ScreenCapture.CaptureScreenshot AsTexture.html
Reflection ご清聴ありがとうございましたっ