パリ⼯科⼤学 エコール・ポリテクニーク エコール・ポリテクニーク(フランス語: École polytechnique、通称X〈イックス〉)または理⼯科学校は、フランス共 和国のパリ市近郊パレゾーに位置する公⽴⾼等教育研究機関である。パリサクレー⼤学の理⼯系グランゼコールのひとつ である。フランス⾰命時に創設された3校(パリ⾼等師範学校、エコール・ポリテクニーク、国⽴⼯芸院)のうちの⼀校 であり、現代フランス社会においてエナ (ENA) と共に絶⼤なる影響⼒を誇る。 4年の課程でIngénieur Polytechnicien の理⼯系学位を付与する。学⽣やディプロム授与者はポリテクニシャン (polytechnicien)と呼ばれる。学⽣の多くは、予備⼤学で2年間の数学と物理を学んだ後、または理学⼠(Bachelor of Science)を取得したのちに、本校を受験することとなる。 1794年のフランス⾰命中に、数学者ラザール・カルノーとガスパール・モンジュによって創設され、1804年にナポレ オン・ボナパルトによって軍学校とされる。今⽇ではフランス国防省(2017年6⽉以降は軍事省)の配下にある。2020 年1⽉にフランス政府の重要国家プロジェクト・パリサクレー計画および「未来への投資」プログラム (Investissements d'Avenir) の⼀環として創設されたパリサクレー⼤学の正式機関と認定される。 “ポリテクニック”の語源となった学校であり、世界中にエコール・ポリテクニークをモデルとした学校・⼤学が存在す る。理⼯系エリート(テクノクラート)養成の機関であり、同校からは3名のノーベル賞受賞者、1名のフィールズ賞受賞 者、3名のフランス⼤統領、複数の企業CEOを輩出している。2015年TimesのTHE世界⼤学ランキングによって、フラン ス国内において第⼀位と認定された。 ParisTechの設⽴メンバーとしてパリ近郊の各⾼等⼯科系の学校とグループを結んでいる。