社内報はAIにやらせよう / Let AI handle the company newsletter

【概要（TL;DR）】
社内Slackのメッセージから「今週の注目ニュース10件＋番外編5件」を自動生成し、毎週Slackへ投稿する「AI社内報」ボットを、社内ハッカソン（2.5時間）で開発して優勝。汎用化してソースを公開し、誰でも導入できるようにした取り組みの紹介。

【何を作ったか】
・Slackのパブリックチャンネルを対象に、話題を要約・選定してニュース化
・注目10件＋番外編5件を自動投稿
・OpenAI APIを使用

【記事】
「AI社内報の作り方：Slack×OpenAIで社内ニュースを自動生成」
https://zenn.dev/peoplex_blog/articles/2509-how-to-create-ai-news

【PeopleX採用強化中】
Engineer Entrance Book: https://engineer-entrance.peoplex.jp/
イベント情報: https://peoplex.connpass.com/event/371639/

Transcript

1. 社内報はAIにやらせよう 2025.10.07 @saka2jp
2. ⾃⼰紹介 株式会社 PeopleX PeopleX AI⾯接 エンジニア スタートアップ創業メンバー、 AbemaTVなどを経て、PeopleXに参 画。AI上司、AI面接などAI/HR領域の新規サービスを 12ヶ月で5 本立ち上げ。 @2025 PeopleX Inc. 6 ex- AbemaTV 坂津 潤平 JUMPEI SAKATSU ❤サウナ, スプラトゥーン, 鬼滅の刃, ジブリ, ホラー作品 @saka2jp サ活だいすき坂津と覚えてください （サウナ活動）
3. 社内ハッカソン 先⽇開催された社内ハッカソンで「AI社内報」を2時間半で開発し優勝 🙌 3
4. 本⽇お伝えすること 1 AI社内報とは 2 導⼊⽅法 3 導⼊効果とコスト 4 開発の⼯夫 @2025 PeopleX Inc. 1
5. 011. AI社内報とは @2025 PeopleX Inc. 2
6. AI社内報 @2025 PeopleX Inc. 3 • パブリックチャンネルのメッセージ を収集・要約 • 注⽬ニュース10件と番外編5件を⾃ 動でピックアップ • 毎週⾦曜⽇18時に指定チャンネルへ ⾃動投稿 • OpenAI APIを利⽤（⼊⼒データは 学習に利⽤されません） Slackから「今週の注⽬ニュース」を⾃動⽣成するSlackボット
7. 反響 社内からは嬉しい反響をいただきました @2025 PeopleX Inc. 3
8. 022. 導⼊⽅法 @2025 PeopleX Inc. 4
9. 導⼊はシンプルな3ステップ GitHubリポジトリのフォークからSlack Appの作成まで、簡単な⼿順で導⼊ できます 1 GitHubリポジトリをフォーク 2 リポジトリにSecretsを設定 3 Slack Appを作成・設定 @2025 PeopleX Inc. 5
10. Step 1&2: リポジトリのフォークとSecrets設定 公開リポジトリ「newsai」をフォークし、動作に必要な3つのキー情報を 設定します • 1. リポジトリをフォーク • https://github.com/saka2jp/newsai • 2. Secretsを設定 • OPENAI_API_KEY • SLACK_BOT_TOKEN • SLACK_CHANNEL @2025 PeopleX Inc. 6
11. Step 3: Slack Appに必要な権限（Scopes） Slackボットが動作するために必要な4つの権限を設定します channels:history パブリックチャンネルのメッセージ取得 channels:join パブリックチャンネルへ参加 channels:read チャンネルの基本情報を取得 chat:write メッセージを投稿 @2025 PeopleX Inc. 7
12. 詳しくは先⽇公開したブログをチェック！ @2025 PeopleX Inc. 6 https://zenn.dev/peoplex_blog/articles/2509-how-to-create-ai-news
13. 03 3. 導⼊効果とコスト @2025 PeopleX Inc. 8
14. AI社内報がもたらす導⼊効果 情報共有の効率化から組織エンゲージメントの向上まで、多岐にわたる効果が 期待できます 情報収集の⾃動化・効率化 個⼈の主観に頼らない客観的なニュースを⾃動で収集し、⼯数を⼤幅に削減 社内ナレッジの可視化 部⾨を横断した情報を集約することで、情報のサイロ化を解消し、新たな発⾒を促進 コミュニケーションの活性化 毎週の共通トピックが⽣まれ、カジュアルな番外編がチーム間の対話のきっかけに @2025 PeopleX Inc. 9
15. 運⽤コストの試算 GPT-5モデルを利⽤した場合でも、1回あたりの実⾏コストは低く抑えられます ⼊⼒コスト (最⼤) $1.29 約103万トークン 出⼒コスト (最⼤) $0.15 1.5万トークン 合計コスト/回 (最⼤) 約$1.44 1実⾏あたり @2025 PeopleX Inc. 10
16. 044. 開発の⼯夫 @2025 PeopleX Inc. 11
17. 低コストで運⽤するための2つの⼯夫 実⾏環境の⼯夫 • GitHub Actionsを定期実⾏に活⽤ • パブリックリポジトリなら実⾏は無料・無制 限 • プライベートでも毎⽉の無料枠でカバー可能 LLM⼊⼒の⼯夫 • ⼊⼒トークン数を極⼒削減 • Slack APIから必要な情報のみを抽出 • URL、改⾏、メンション等の不要情報を削除 @2025 PeopleX Inc. 12
18. 05 5. イベントの告知 @2025 PeopleX Inc. 11
19. イベントの告知 󰢛 @2025 PeopleX Inc. 6 https://peoplex.connpass.com/event/371639/ PeopleX初のカジュアルイベントを開催します！