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LEARNING TO ORCHESTRATE AGENTS IN NATURAL LANGUAGE WITH THE CONDUCTOR

■イベント
Kyoto AI Meetup 分科会 #1 NLP論文読み会~査読コメントまで見てみよう~
https://sansan.connpass.com/event/395169/

■登壇概要
タイトル:LEARNING TO ORCHESTRATE AGENTS IN NATURAL LANGUAGE WITH THE CONDUCTOR
登壇者:技術本部 研究開発部 大田尾 匠

■ 技術本部 採用情報
https://media.sansan-engineering.com

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SansanTech PRO

July 10, 2026

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Transcript

  1. Kyoto AI Meetup 分科会 #1 NLP論文読み会~査読コメントまで見てみよう~ LEARNING TO ORCHESTRATE AGENTS

    IN NATURAL LANGUAGE WITH THE CONDUCTOR Sansan株式会社 技術本部 研究開発部 大田尾 匠
  2. 大田尾 匠 Sansan株式会社 技術本部 研究開発部 Data Analysisグループ 研究員 京都大学大学院情報学研究科修士課程修了。 在学中は、最適輸送を自然言語処理に応用した手法の研究に取り

    組む。 2024年に新卒としてSansan株式会社に入社し、メール署名取り込 みにおける名刺情報抽出や、Contract Oneにおける親子契約書ひ も付けの研究開発に従事。 1
  3. 背景 - 強力なLLMにも課題がある 1 万能モデルの不在 2 潜在能力の未活用 3 手動設計の限界 モデルごとに得意なデータセットやド

    メインは異なり、全タスクで最適なモ デルは存在しない 強力なLLMであっても、人間がその 真の能力を最大限に引き出すことは 困難である 最適なプロンプトやモデル間の連携 ワークフローを手作業で構築・最適 化することには限界がある - LLMの協調戦略そのものを学習させられないか?
  4. ワークフローを自然言語で出力する Conductorモデル - 提案手法である「Conductor」モデルは、問題ごとにワークフローを設計し、そ の最終出力を回答とする - 各ステップは3要素で定義 - subtasks: 何をするか

    - - worker ids: 誰がするか - - 自然言語のサブタスク指示 サブタスクを担当するエージェント access list: 何を入力するか - 各エージェントの文脈に含める過去出力
  5. GRPOによる学習 - Group Relative Policy Optimization (GRPO) [Shao et. al,

    2024] - モデルに複数の回答を出力させ、相対的に報酬rを比較し、正しい出力を学習させ る強化学習の手法 format条件 → r = 0 出力整合条件 → r = 1 / 0.5 subtasks, worker ids, access listの3つにパースできない formatを満たしており、最終出力が正 解と一致なら1, 不一致なら0.5 Shao et al, DeepSeekMath: Pushing the Limits of Mathematical Reasoning in Open Language Models, 2024
  6. 実験設定 - - モデル - Conductor: Qwen2.5 7B - Worker:

    6つ - Closed: Gemini-2.5-Pro, Claude-Sonnet-4, GPT-5 - Open: DeepSeek-R1-Distill-Qwen-32B, Gemma3-27B-instruct, Qwen3-32B データセット - 学習・In-domain評価: - - MATH(数学) , MMLU(総合知識), RLPR(一般推論), LiveCodeBench V1 (コーディング) Out-domain評価: - GPQA-Diamond(自然科学), BigCodeBench(コーディング), AIME25(数学)
  7. 査読1: Reviewer 5Z3X (高評価) - Rating: 8 (accept, good paper,

    poster) - Strengths - - 強化学習によりend-to-endで学習し、SoTAを達成している - アブレーションも丁寧であり、図や例もわかりやすい Weaknesses - 他のtest-time-compute手法との比較が必要 - 性能だけではなくコスト効率の比較が必要
  8. 査読2: Reviewer TwCE (低評価 → 高評価) - Rating: 2 (reject,

    not good enough) → 6 (Marginally above acceptance threshold) - Strengths - - 強化学習でConductorを学習し、複数LLMを協調させるというアイデアは興味深い - 単一モデルを上回る性能改善を示している Weaknesses - 論文として、数式や用語の説明・定義が不十分 - Conductorを別途学習する価値を、実験によって十分に示せていない - 性能改善幅が小さいため、その価値が十分に説得的ではない - GPT-5やGeminiをPlannerとして用いたベースラインとの比較が欠けている
  9. 査読2: Reviewer TwCE (低評価 → 高評価) - Rebuttal - GRPOの数式や用語・ワークフローの定義を修正・明確化し、論文の記述を改善した

    - 難関ベンチマークでは2~3%程度の改善でもモデルの世代交代に匹敵する意義があること を、既存研究やGPT-o3→GPT-5の性能差を引用して説明した。 - GPT-5/GeminiをPlannerとするベースラインを追加し、学習済みConductorの方が高性能 であることを示した