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Bill One における技術課題へのアプローチ

Bill One における技術課題へのアプローチ

■イベント


急成長するプロダクトを支える技術とその向き合い方
https://sansan.connpass.com/event/291015/

■登壇概要

Bill One における技術課題へのアプローチ

登壇者:技術本部 Bill One Engineering Unit Smart 受領グループ 向井 悠祐





■Sansan 技術本部 採用情報

https://media.sansan-engineering.com/

SansanTech

August 09, 2023
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Transcript

  1. 写真が入ります 向井 悠祐 Sansan 株式会社 技術本部 Bill One Engineering Unit

    Smart 受領グループ 2021 年 Sansan 中途入社。 入社以来、Web アプリケーション開発エンジニアとして Bill One の開発に従事。 現在は請求書受領領域の開発に加えて、同領域における技 術マネジメントに携わる。 GCP で一番好きなサービス: Cloud Run
  2. 1. 背景 - Bill One の技術スタック - 具体的な技術課題 2. 技術課題に対するアプローチ

    - 技術課題に向き合う体制 - 技術バックログについて 3. まとめ アジェンダ
  3. パフォーマンス - 検索クエリのパフォーマンス劣化 - ⼤容量ファイルを扱うニーズへの対応 既存実装に対する学習コスト - アーキテクチャの複雑化 技術負債の増加 -

    チーム間の調整コストの上昇 - 障害時の影響範囲の拡⼤ 具体的な技術課題 2年前と⽐べた請求書枚数 50倍以上 直近2年でのチーム数 2 12 直近2年でのマイクロサービスの数 3 10
  4. 組織体制 - 3 つの機能領域ごとのグループ - 各グループに 3 〜 4 チーム

    3L 体制 - ATL: アジャイルチームリード - PdL: プロダクトリード - TL: テクニカルリード TL 体制 - アーキテクト - グループ TL - チーム TL 技術課題に向き合う体制 アーキテクト グループ TL グループ TL チーム TL チーム TL チーム TL チーム TL チーム TL チーム TL
  5. - 技術課題を管理するためのプロダクトバックログとは別に 存在するバックログ - 技術面での課題を集約する - 技術課題の状況を可視化する - 技術課題の優先度を管理する -

    対象とする技術課題 - 実装によって解決できるもの - リファクタリング - アーキテクチャ変更 - 対象としない技術課題 - ディスカッションによって解決できるもの - 方針やルールの整備 技術バックログの定義
  6. 起票された課題を グループ内で議論 して、方針を整理 する。 課題は誰でも起票 できる。 技術バックログの運⽤ 起票 グループ リファインメント

    全体 リファインメント 全体 プランニング グループ プランニング チーム TL グループ TL アーキテクト チーム TL (任意参加) グループ TL アーキテクト チーム TL グループ TL チーム TL グループ TL アーキテクト チーム TL グループ TL チームメンバー イベント 参加者 アーキテクトと グループ TLで方 針を確認し、概算 見積もりと優先度 を決める。 バックログアイテ ムをグループに対 してアサインする。 グループ内で担当 チームをアサイン する。着手してか ら見つかった問題 に対してはグルー プ内で相談しなが ら進める。
  7. 良かったこと - 優先度付けにより、中長期的に効果のある大きな変更を対応できた - 非同期処理を Cloud Tasks から Cloud Pub/Sub

    へ移行 - Ktor の破壊的変更を含むバージョンアップを全マイクロサービスに適用 - 優先度が可視化されたので、機械的に対応すべき課題を判断できる - 技術課題が集約されたことで誰でも対応することができ、メンバーがチャレンジとし て取り組むことができる 課題として⾒えたこと - プロダクトバックログの開発とのバランスが難しい - 誰でも対応できる環境となったものの、課題解決をするメンバーが限定されている 技術バックログを運⽤してみて