■イベント 急成長するSaaSを支えるエンジニア成長支援の取り組み https://sansan.connpass.com/event/293441/
■登壇概要 タイトル:エンジニアの成長に向き合う評価と目標設定 登壇者:技術本部 Bill One Engineering Unit ⽊村 祐也
■Bill One エンジニア 採用情報 https://media.sansan-engineering.com/billone-engineer
Sansan株式会社部署 名前エンジニアの成⻑に向き合う評価と⽬標設定Sansan技術本部Bill One Engineering Unit⽊村 祐也Sansan技術本部
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写真が入ります⽊村 祐也Sansan 株式会社技術本部 Bill One Engineering UnitGlobalグループ マネージャーハードウェアからソフトウェアまで様々な業界での経験を経て、2021年にSansan株式会社に⼊社。Sansan株式会社では、Bill Oneのエンジニアとしてキャリアをスタートし、現在はBill Oneのグローバルグループのエンジニアリングマネージャーとして、Bill Oneの海外展開と向き合っている。
- 前置き- Bill Oneにおける評価- Bill Oneにおける個⼈⽬標- 現在の成⻑⽀援の取り組みトピックス
前置き
評価と⽬標設定- 評価フィードバック- エンジニアとしての成果、チャレンジに対する評価とフィードバックを、Q毎に実施している- 個⼈⽬標の設定- エンジニアとして向き合うチャレンジやアクションプランをQ毎に作成し、各イテレーション毎に進捗を⽰す
- 評価のフィードバックから⽬標設定を意識- 評価はQ毎に実施- ⽬標は評価のフィードバックを元に作成- 設定した⽬標の進捗は⽇々の1on1で確認評価と⽬標設定の関係性評価1Q 2Q 3Q 4Q⽬標設定通期を通し、評価(input)と⽬標設定(output)の繋がりを意識した成⻑⽀援を⾏うフィードバック1on1成果評価⽬標設定1on1成果評価・・・⽬標設定
Bill Oneにおける評価
評価の過去と現在- 過去- 評価の周期は半期に1回> 半年前のフィードバックが曖昧になってしまい、直近のフィードバックが話の中⼼となってしまうことがあった- 納得感が下がってしまう- 上司からのサポートがうすい- どうすれば評価が上がるかが不明- 現在- 評価の周期はQに1回> ⽇々のフィードバックをできるだけ評価と連動できるようにした
- Bill Oneでの評価運⽤⽬的- 事業成果を最⼤化するために、組織と個⼈の⽬線を合わせ、個⼈の成⻑に向き合う- Bill Oneでの評価⽅針- フィードバックや適切な評価を細かく回すことによって、個々の成⻑・成果につながり、結果的に組織・プロダクトの成⻑につなげることができる。- 「建設的なフィードバックを相互に⾏う」「情報はオープンに共有」といったBill Oneが⼤切にしている⽂化に沿った形での評価プロセスを考える。Bill Oneにおける評価
- 成果- 実際のアウトプットや組織に与えたインパクトに対する評価> 例) チームリードとして、xxxの進捗管理を⾏い、期限内にリリースした。> 例) 組織課題を発⾒した際に、チーム横断の横串チームを作り解決した。- チャレンジ- 成果を⼤きくするためのアクションやプロセスに対する評価> 例) チームや組織の技術課題に向き合うためにTLに⽴候補した> 例) xxxのスキルアップのために、他チームとの勉強会を開催したBill Oneにおける成果とチャレンジ9ブロック
- 評価プロセスは360°評価現在の評価プロセス⾃⼰評価/公開マネージャー間で擦り合わせ/フィードバック360°評価評価公開Q毎⽇々の開発チャレンジ成果
⾃⼰評価の実施と公開- 運⽤- ⾃⾝が今Qで向き合ったことに対する⾃⼰評価とGood/Moreな点を挙げる- ⾃⾝のGood/Moreのみを公開する- 狙い- ⾃⼰評価を公開することで、⾃⾝の成果やチャレンジをアピールする- 成果やチャレンジを⾃⾝でアピールすることで、360°評価時に評価してほしいことを明⽂化でき、何が評価された結果だったのかを理解しやすいようにする
360°評価- 運⽤- 評価対象者に対し、評価、Bill One⽂化の体現をプロットする- 評価対象者は、⾃チーム、横串チーム、上⻑- 評価対象者のGood/Moreをコメント- 評価内容(誰がどういう評価をしたのか)が本⼈に伝わるとフラットな評価ができなくなる懸念を考慮し⾮公開で回収- 狙い- 360°評価を⾏うことで、チームメンバーからのフィードバックなど、気付きの機会を多くする- 360°評価でより多くのファクトを収集し、公平な評価を⾏えるようにする
評価の公開①- 運⽤ (〜 2023.2)- Bill Oneに参画して6ヶ⽉以上経過したメンバーを対象に部⾨内で公開する- 給与とは⼀致しないということが前提- 狙い- 評価の透明性を⾼くし公平性をあげたい- 成果とチャレンジは周りから⾒ても分かるため、納得感のある評価としたい- モチベーションアップに繋がる気付きを得てほしい- オープンにすることによって評価プロセスを改善できる
評価の公開②- 公開後にアンケートを実施公開のメリット- ⼈と評価が紐づくので⾔葉よりもイメージしやすい- 評価の透明性が⾼い- いい意味での刺激になる公開のデメリット- 他の⼈と⽐べてしまう- どう思われているのか不安- 根拠が分かりにくく、成⻑⽀援にならないその他のメリット(fact)- チーム編成時に全体最適の指標となった- 成⻑モデルのペルソナとして活⽤できた- 採⽤⾯接で⾯接官の基準とすることができた
評価の公開③- 運⽤ (2023.3 〜)- Bill Oneに参画して6ヶ⽉以上経過したメンバーを対象に公開/⾮公開の選択制とし、公開を選択した場合は部⾨内で公開する- 給与とは⼀致しないということが前提- 狙い- 評価の透明性を⾼くし公平性をあげたい- 成果とチャレンジは周りから⾒ても分かるため、納得感のある評価としたい- モチベーションアップに繋がる気付きを得てほしい- オープンにすることによって評価プロセスを改善できる
評価の公開④- 公開/⾮公開の選択制- 公開/⾮公開でどちらが希望か事前にアンケートを取ると30%が⾮公開を希望した> 評価や評価公開に対する⽬的の認識合わせを実施- 結果として選択制にした後も、94%が公開を選んだ
評価に対するメンバーの声- Good- ⽬標の⽬線合わせができ、次のチャレンジが明確になっていく- 特定の⼈の⾏動や振る舞いが、参考にできる- 評価プロセスや評価結果が分かり、透明感があるため納得感がある- 採⽤基準の参考となる- Bad- マネージャーから成⻑のためのアドバイスが弱い- 次のステップに進むための、⽬標となる⼈が少なく参考にならない
Bill Oneにおける個⼈⽬標
- ⽬標設定を⾏う⽬的- ⽬標設定を通して、エンジニアリンググループのカタチの⼀つである成⻑思考を体現する⽂化を作りたい。- 個⼈のWillやCan、個⼈への期待値を元に今Qの⽬標を設定し、擦り合わせすることで、各々の役割が明確化するので、⽇々の業務を円滑に進めれるようにしたい。- ⽇々の業務から⽴ち⽌まって、これから向かう先やキャリアの棚卸しなどについて考える時間を作ってもらいたい。- ⽬標設定- 評価フィードバックからの繋がりを意識し、各々が考えるWillと組織からの期待値を擦り合わせて設定するBill Oneにおける個⼈⽬標
- Will-Can-Mustのフレームワークをベースに、個⼈⽬標を作成するWill/Can/Can not/Challenge/Action
- Step1:未来を考える- Will> 仕事(仕事以外でもOK)において実現したい(⽬指したい姿)こと- Step2:現状分析- Can> Willを実現(達成)するために、今の⾃分ができること- Can not> Willを実現(達成)するために、今の⾃分ができないから克服したいこと> 周りからフォローしてほしいこと- Step3:期待値との擦り合わせ- Challenge> Willと期待値の擦り合わせて、この期間で向き合うこと- Action Plan> Challengeに対する具体的な⾏動⽬標作りの3steps
- ⽬標の共有会- 作成した⽬標は、マネージャーと擦り合わせる- Bill One内に個⼈⽬標を公開- チーム内で個⼈⽬標を共有し、フィードバックをもらう個⼈⽬標共有
現在の成⻑⽀援の取り組み
- 現在の課題- 評価フィードバックや個⼈⽬標を通して、⼀定レベルまでは成⻑⽀援できているものの、そこからハイレイヤーに繋がる成⻑⽀援が難しくなっていく現在向き合っている成⻑⽀援の課題
- 現在の課題- 評価フィードバックや個⼈⽬標を通して、⼀定レベルまでは成⻑⽀援できているものの、そこからハイレイヤーに繋がる成⻑⽀援が難しくなっていく- 個⼈の成⻑は全てマネージャーからの期待値によるものなのか?- キャリアが浅いメンバーは、期待値からの成⻑要素は⾼い- だけれども、⼀定以上になるとキャリアの⾃律が必要- ※⽬線合わせという意味では期待値も当然必要現在向き合っている成⻑⽀援の課題
- 現在の課題- 評価フィードバックや個⼈⽬標を通して、⼀定レベルまでは成⻑⽀援できているものの、そこからハイレイヤーに繋がる成⻑⽀援が難しくなっていく- 個⼈の成⻑は全てマネージャーからの期待値によるものなのか?- キャリアが浅いメンバーは、期待値からの成⻑要素は⾼い- だけれども、⼀定以上になるとキャリアの⾃律が必要- ※⽬線合わせという意味では期待値も当然必要- キャリアの⾃律- (⽅針) 組織の透明性をあげ、キャリアへの意思表明や機会創出を⽀援する- プロモーションパケット、役割の分割・・・現在向き合っている成⻑⽀援の課題
Sansan 技術本部Bill One 開発エンジニア採⽤情報https://media.sansan-engineering.com/billone-engineer