$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »

エンジニアの成長に向き合う評価と目標設定

 エンジニアの成長に向き合う評価と目標設定

■イベント
急成長するSaaSを支えるエンジニア成長支援の取り組み
https://sansan.connpass.com/event/293441/

■登壇概要
タイトル:エンジニアの成長に向き合う評価と目標設定
登壇者:技術本部 Bill One Engineering Unit ⽊村 祐也

■Bill One エンジニア 採用情報
https://media.sansan-engineering.com/billone-engineer

SansanTech
PRO

September 05, 2023
Tweet

More Decks by SansanTech

Other Decks in Technology

Transcript

  1. Sansan株式会社
    部署 名前
    エンジニアの成⻑に向き合う
    評価と⽬標設定
    Sansan技術本部
    Bill One Engineering Unit
    ⽊村 祐也
    Sansan技術本部

    View Slide

  2. 写真が入ります
    ⽊村 祐也
    Sansan 株式会社
    技術本部 Bill One Engineering Unit
    Globalグループ マネージャー
    ハードウェアからソフトウェアまで様々な業界での経験を経て、
    2021年にSansan株式会社に⼊社。
    Sansan株式会社では、Bill Oneのエンジニアとしてキャリアをス
    タートし、現在はBill Oneのグローバルグループのエンジニアリ
    ングマネージャーとして、Bill Oneの海外展開と向き合っている。

    View Slide

  3. - 前置き
    - Bill Oneにおける評価
    - Bill Oneにおける個⼈⽬標
    - 現在の成⻑⽀援の取り組み
    トピックス

    View Slide

  4. 前置き

    View Slide

  5. 評価と⽬標設定
    - 評価フィードバック
    - エンジニアとしての成果、チャレンジに対する評価とフィードバックを、Q
    毎に実施している
    - 個⼈⽬標の設定
    - エンジニアとして向き合うチャレンジやアクションプランをQ毎に作成し、
    各イテレーション毎に進捗を⽰す

    View Slide

  6. - 評価のフィードバックから⽬標設定を意識
    - 評価はQ毎に実施
    - ⽬標は評価のフィードバックを元に作成
    - 設定した⽬標の進捗は⽇々の1on1で確認
    評価と⽬標設定の関係性
    評価
    1Q 2Q 3Q 4Q
    ⽬標
    設定
    通期を通し、評価(input)と⽬標設定(output)の繋がりを意識した成⻑⽀援を⾏う
    フィードバック
    1on1
    成果
    評価
    ⽬標
    設定
    1on1
    成果
    評価
    ・・・
    ⽬標
    設定

    View Slide

  7. Bill Oneにおける評価

    View Slide

  8. 評価の過去と現在
    - 過去
    - 評価の周期は半期に1回
    > 半年前のフィードバックが曖昧になってしまい、直近のフィードバックが話の
    中⼼となってしまうことがあった
    - 納得感が下がってしまう
    - 上司からのサポートがうすい
    - どうすれば評価が上がるかが不明
    - 現在
    - 評価の周期はQに1回
    > ⽇々のフィードバックをできるだけ評価と連動できるようにした

    View Slide

  9. - Bill Oneでの評価運⽤⽬的
    - 事業成果を最⼤化するために、組織と個⼈の⽬線を合わせ、個⼈の成⻑に向
    き合う
    - Bill Oneでの評価⽅針
    - フィードバックや適切な評価を細かく回すことによって、個々の成⻑・成果
    につながり、結果的に組織・プロダクトの成⻑につなげることができる。
    - 「建設的なフィードバックを相互に⾏う」「情報はオープンに共有」といっ
    たBill Oneが⼤切にしている⽂化に沿った形での評価プロセスを考える。
    Bill Oneにおける評価

    View Slide

  10. - 成果
    - 実際のアウトプットや組織に与えたインパクトに
    対する評価
    > 例) チームリードとして、xxxの進捗管理を⾏い、
    期限内にリリースした。
    > 例) 組織課題を発⾒した際に、チーム横断の横
    串チームを作り解決した。
    - チャレンジ
    - 成果を⼤きくするためのアクションやプロセスに
    対する評価
    > 例) チームや組織の技術課題に向き合うために
    TLに⽴候補した
    > 例) xxxのスキルアップのために、他チームとの
    勉強会を開催した
    Bill Oneにおける成果とチャレンジ
    9ブロック

    View Slide

  11. - 評価プロセスは360°評価
    現在の評価プロセス
    ⾃⼰評価/公開
    マネージャー間で
    擦り合わせ/フィードバック
    360°評価
    評価公開
    Q毎
    ⽇々の開発
    チャレンジ
    成果

    View Slide

  12. - 評価プロセスは360°評価
    現在の評価プロセス
    ⾃⼰評価/公開
    マネージャー間で
    擦り合わせ/フィードバック
    360°評価
    評価公開
    Q毎
    ⽇々の開発
    チャレンジ
    成果

    View Slide

  13. ⾃⼰評価の実施と公開
    - 運⽤
    - ⾃⾝が今Qで向き合ったことに対する⾃⼰評価とGood/Moreな点を挙げる
    - ⾃⾝のGood/Moreのみを公開する
    - 狙い
    - ⾃⼰評価を公開することで、⾃⾝の成果やチャレンジをアピールする
    - 成果やチャレンジを⾃⾝でアピールすることで、360°評価時に評価してほ
    しいことを明⽂化でき、何が評価された結果だったのかを理解しやすいよう
    にする

    View Slide

  14. 360°評価
    - 運⽤
    - 評価対象者に対し、評価、Bill One⽂化の体現をプロットする
    - 評価対象者は、⾃チーム、横串チーム、上⻑
    - 評価対象者のGood/Moreをコメント
    - 評価内容(誰がどういう評価をしたのか)が本⼈に伝わるとフラットな評価が
    できなくなる懸念を考慮し⾮公開で回収
    - 狙い
    - 360°評価を⾏うことで、チームメンバーからのフィードバックなど、気付
    きの機会を多くする
    - 360°評価でより多くのファクトを収集し、公平な評価を⾏えるようにする

    View Slide

  15. 評価の公開①
    - 運⽤ (〜 2023.2)
    - Bill Oneに参画して6ヶ⽉以上経過したメンバーを対象に部⾨内で公開する
    - 給与とは⼀致しないということが前提
    - 狙い
    - 評価の透明性を⾼くし公平性をあげたい
    - 成果とチャレンジは周りから⾒ても分かるため、納得感のある評価としたい
    - モチベーションアップに繋がる気付きを得てほしい
    - オープンにすることによって評価プロセスを改善できる

    View Slide

  16. 評価の公開②
    - 公開後にアンケートを実施
    公開のメリット
    - ⼈と評価が紐づくので⾔葉よりもイメー
    ジしやすい
    - 評価の透明性が⾼い
    - いい意味での刺激になる
    公開のデメリット
    - 他の⼈と⽐べてしまう
    - どう思われているのか不安
    - 根拠が分かりにくく、成⻑⽀援にならな

    その他のメリット(fact)
    - チーム編成時に全体最適の指標となった
    - 成⻑モデルのペルソナとして活⽤できた
    - 採⽤⾯接で⾯接官の基準とすることができた

    View Slide

  17. 評価の公開③
    - 運⽤ (2023.3 〜)
    - Bill Oneに参画して6ヶ⽉以上経過したメンバーを対象に公開/⾮公開の選択
    制とし、公開を選択した場合は部⾨内で公開する
    - 給与とは⼀致しないということが前提
    - 狙い
    - 評価の透明性を⾼くし公平性をあげたい
    - 成果とチャレンジは周りから⾒ても分かるため、納得感のある評価としたい
    - モチベーションアップに繋がる気付きを得てほしい
    - オープンにすることによって評価プロセスを改善できる

    View Slide

  18. 評価の公開④
    - 公開/⾮公開の選択制
    - 公開/⾮公開でどちらが希望か事前にアンケートを取ると30%が⾮公開を希
    望した
    > 評価や評価公開に対する⽬的の認識合わせを実施
    - 結果として選択制にした後も、94%が公開を選んだ

    View Slide

  19. 評価に対するメンバーの声
    - Good
    - ⽬標の⽬線合わせができ、次のチャレンジが明確になっていく
    - 特定の⼈の⾏動や振る舞いが、参考にできる
    - 評価プロセスや評価結果が分かり、透明感があるため納得感がある
    - 採⽤基準の参考となる
    - Bad
    - マネージャーから成⻑のためのアドバイスが弱い
    - 次のステップに進むための、⽬標となる⼈が少なく参考にならない

    View Slide

  20. Bill Oneにおける個⼈⽬標

    View Slide

  21. - ⽬標設定を⾏う⽬的
    - ⽬標設定を通して、エンジニアリンググループのカタチの⼀つである成⻑思
    考を体現する⽂化を作りたい。
    - 個⼈のWillやCan、個⼈への期待値を元に今Qの⽬標を設定し、擦り合わせ
    することで、各々の役割が明確化するので、⽇々の業務を円滑に進めれるよ
    うにしたい。
    - ⽇々の業務から⽴ち⽌まって、これから向かう先やキャリアの棚卸しなどに
    ついて考える時間を作ってもらいたい。
    - ⽬標設定
    - 評価フィードバックからの繋がりを意識し、各々が考えるWillと組織からの
    期待値を擦り合わせて設定する
    Bill Oneにおける個⼈⽬標

    View Slide

  22. - Will-Can-Mustのフレームワークをベースに、個⼈⽬標を作成する
    Will/Can/Can not/Challenge/Action

    View Slide

  23. - Step1:未来を考える
    - Will
    > 仕事(仕事以外でもOK)において実現したい(⽬指したい姿)こと
    - Step2:現状分析
    - Can
    > Willを実現(達成)するために、今の⾃分ができること
    - Can not
    > Willを実現(達成)するために、今の⾃分ができないから克服したいこと
    > 周りからフォローしてほしいこと
    - Step3:期待値との擦り合わせ
    - Challenge
    > Willと期待値の擦り合わせて、この期間で向き合うこと
    - Action Plan
    > Challengeに対する具体的な⾏動
    ⽬標作りの3steps

    View Slide

  24. - ⽬標の共有会
    - 作成した⽬標は、マネージャーと擦り合わせる
    - Bill One内に個⼈⽬標を公開
    - チーム内で個⼈⽬標を共有し、フィードバックをもらう
    個⼈⽬標共有

    View Slide

  25. 現在の成⻑⽀援の取り組み

    View Slide

  26. - 現在の課題
    - 評価フィードバックや個⼈⽬標を通して、⼀定レベルまでは成⻑⽀援できて
    いるものの、そこからハイレイヤーに繋がる成⻑⽀援が難しくなっていく
    現在向き合っている成⻑⽀援の課題

    View Slide

  27. - 現在の課題
    - 評価フィードバックや個⼈⽬標を通して、⼀定レベルまでは成⻑⽀援できて
    いるものの、そこからハイレイヤーに繋がる成⻑⽀援が難しくなっていく
    - 個⼈の成⻑は全てマネージャーからの期待値によるものなのか?
    - キャリアが浅いメンバーは、期待値からの成⻑要素は⾼い
    - だけれども、⼀定以上になるとキャリアの⾃律が必要
    - ※⽬線合わせという意味では期待値も当然必要
    現在向き合っている成⻑⽀援の課題

    View Slide

  28. - 現在の課題
    - 評価フィードバックや個⼈⽬標を通して、⼀定レベルまでは成⻑⽀援できて
    いるものの、そこからハイレイヤーに繋がる成⻑⽀援が難しくなっていく
    - 個⼈の成⻑は全てマネージャーからの期待値によるものなのか?
    - キャリアが浅いメンバーは、期待値からの成⻑要素は⾼い
    - だけれども、⼀定以上になるとキャリアの⾃律が必要
    - ※⽬線合わせという意味では期待値も当然必要
    - キャリアの⾃律
    - (⽅針) 組織の透明性をあげ、キャリアへの意思表明や機会創出を⽀援する
    - プロモーションパケット、役割の分割・・・
    現在向き合っている成⻑⽀援の課題

    View Slide

  29. Sansan 技術本部
    Bill One 開発エンジニア
    採⽤情報
    https://media.sansan-engineering.com/billone-engineer

    View Slide

  30. View Slide