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急成⻑プロダクトで⼩さく始めたデザインシステムの取り組み

SansanTech
January 24, 2024

 急成⻑プロダクトで⼩さく始めたデザインシステムの取り組み

■イベント
プロダクトの急成長を支えるフロントエンド改善の取り組みhttps://sansan.connpass.com/event/305970/

■登壇概要
タイトル:急成⻑プロダクトで⼩さく始めたデザインシステムの取り組み
登壇者:技術本部 Bill One Engineering Unit 江川 綾

■Bill One エンジニア 採用情報
https://media.sansan-engineering.com/billone-engineer

SansanTech

January 24, 2024
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Transcript

  1. 写真が入ります 江川 綾 Sansan株式会社 技術本部 Bill One Engineering Unit 2021年

    Sansan新卒⼊社。 ⼊社以来、Webアプリケーション開発エンジニアとして インボイス管理サービス「Bill One」の開発に従事。 現在は、Bill Oneにおけるインボイスネットワークの拡⼤に向けた 開発に加えて、フロントエンドの技術的な改善をリードしている。 @er11161 @erm1116
  2. - 採⽤していたコンポーネントライブラリのスタイリングにおける課題 - ライブラリで提供されているコンポーネントにおいて、 詳細度⾼いCSSがあたっておりカスタマイズしづらい - 意図したスタイル適⽤のために !important や詳細度上げるハックが 使われていたりする

    - カラーコードやスペーシングなどがハードコードされている - ページやコンポーネントごとに微妙に異なるカラーが利⽤されていたりする - エンジニア・デザイナーの間で認識齟齬が発⽣ - 両者間で共通コンポーネントへの理解がずれており、 どのコンポーネントを共通とするのか・再利⽤すれば良いのかが判断がつき づらい 急成⻑する組織で⽣まれてきた課題
  3. - プロダクト開発で、 - 開発/デザイン速度向上・効率化 - コミュニケーション・共通⾔語の定義 - ユーザーに対して、 - ユーザビリティ・アクセシビリティの担保

    - ブランドの表現(らしさを表現する) - デザイン・体験の⼀貫性を提供 「デザインシステム」への期待値
  4. - デザイントークンは各コンポーネントで利⽤される& 共通コンポーネント以外でも利⽤される - 明確な課題もあったのでまずはデザイントークンからはじめた - Token Studio for Figma

    (Figma Tokens) でトークンを定義し、 Style Dictionaryで実装側で利⽤できる形に変換 - 各種トークンについて、Primitive TokenとSemantic Tokenを定義 - 実装側はJSONで出⼒されたトークンを参照する まずはデザイントークンからはじめる Style Dictionary Tokens Studio for Figma デザイントークンを Figma上で作成・管理・使⽤ デザイントークンを SassのVariablesに変換
  5. Bill Oneというプロダクトの「らし さ」について話し合った - エンジニア・デザイナー・PdM・ BXのメンバーで議論を実施 - ブランド・アイデンティティ・プ リズムを利⽤ -

    誰に何を提供するプロダクトなの か? - プロダクトはユーザーにどういう 関わり⽅をするのか? (どういう体験を提供するのか) デザイン原則について考えてみる
  6. - Sansanには One と名のつくプロダクトが複数ある - もともとBill Oneのデザインシステムとしてスタートしたが、 改めてOneプロダクトとして合流し、⼀緒にデザインシステムを作っている - 各プロダクトで使えるデザインシステムづくりをやっていく

    - デザイン原則の⾒直しもやっていく - コンポーネントの運⽤周りは課題 - 今はデザシス開発チームが横串で開発している - 今後は各プロダクトチームも⼀緒にデザシス改善をしていけるようにしたい ⼩さく始めたデザインシステムのこれから