Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
事例で学ぶ!B2B SaaSにおけるSREの実践例/SRE for B2B SaaS: A R...
Search
株式会社ビットキー / Bitkey Inc.
PRO
July 10, 2025
Technology
790
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
事例で学ぶ!B2B SaaSにおけるSREの実践例/SRE for B2B SaaS: A Real-World Case Study
登壇者名:星野 貴信
登壇したイベントタイトル:SRE NEXT 2025
登壇したイベントのURL:
https://sre-next.dev/2025/
株式会社ビットキー / Bitkey Inc.
PRO
July 10, 2025
More Decks by 株式会社ビットキー / Bitkey Inc.
See All by 株式会社ビットキー / Bitkey Inc.
Flutter × BLE Centralを自前Pluginで実装する設計パターン - MethodChannel / EventChannelで作る双方向ブリッジの実践 / Building Custom Flutter BLE Central Plugins: Bidirectional Bridging with Method & Event Channels
bitkey
PRO
0
410
Swift&Xcodeのバージョンアップにまつわる怖かった思い出 / Scary Memories of Swift and Xcode Updates
bitkey
PRO
0
200
iOS/Androidの二刀流エンジニアがFlutter & TypeScriptへ越境後の現在地 - Flutterがメインになって見えた景色と現在の醍醐味 / Dual-Platform Mobile Engineer Shifts to Flutter & TypeScript - The View and Real Thrill of Going Flutter-First
bitkey
PRO
0
550
個人開発で育てる「大規模設計の苗床」 - AI時代の1人開発から始める業務への知識接続 / The Seedbed for Large-Scale Design - From AI-Era Solo Projects to Professional Knowledge
bitkey
PRO
1
510
失敗を経て、Harness Engineering で 大切にしたいことを考える / Learning from Failure: What Matters in Harness Engineering
bitkey
PRO
1
560
AI Adaptable なテストを整える工夫 / Ways to Make Your Tests AI-Adaptable
bitkey
PRO
3
320
人が担う「価値」とは?これからの「QA」とは / Human Value and the Future of Quality Assurance
bitkey
PRO
0
350
キャリア25年目にしてTypeScript に出会うまで - 「型」を通じて振り返るプログラミング言語遍歴 / Meeting TypeScript After 25 Years in Tech - Looking Back at My Programming Language Journey Through "Types"
bitkey
PRO
2
510
AIのために、AIを使った、Effect-TSからの脱却 〜テストを活用した安全なリファクタリングの進め方〜
bitkey
PRO
2
1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
アプリログインとWeb認証基盤をつなぐ ASWebAuthenticationSession 作法
shimastripe
1
260
Snowflakeのコスト最適化を支えるアーキテクチャ設計
ktatsuya
1
1.5k
AI時代のAPI品質を支えるガードレール / API Guardrails for API quality in the AI era
yokawasa
1
220
Sigmaユーザーのための有用リソース一挙公開 & Sigmaで使えるMCP #sigma_ucj /useful-resources-for-sigma-computing-users-and-mcps-with-sigma
shinyaa31
0
200
AIエージェントの自己改善をどう設計するか / How to Design Self-Improvement for AI Agents
22mi
18
9.7k
GoにおけるFFIのこれまでとこれから
goccy
5
2.5k
人間はどの意思決定を手放せるのか
kawasima
2
250
すぐできる衛星通信対応 あとは山奥に行くだけ
tatetate55
0
110
Podは生きているのにGoだけが落ちる:GOGCとGOMEMLIMITで追うInvisible OOM Killの謎
tkc66buzz
1
660
ASTを使って影響範囲を特定する
nealle
0
180
俺の仕事は AIに奪われないし、たぶんその BIも要らない
hikaruri
0
120
深夜のクラウド懺悔室 1:29:300 or 1:0:0
kazzpapa3
1
240
Featured
See All Featured
State of Search Keynote: SEO is Dead Long Live SEO
ryanjones
0
270
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.5k
Data-driven link building: lessons from a $708K investment (BrightonSEO talk)
szymonslowik
1
1.3k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
287
14k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1369
210k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
37
7.4k
My Coaching Mixtape
mlcsv
0
310
Optimizing for Happiness
mojombo
378
71k
Accessibility Awareness
sabderemane
1
210
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
45
9.2k
SERP Conf. Vienna - Web Accessibility: Optimizing for Inclusivity and SEO
sarafernandez
2
1.6k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
6.1k
Transcript
事例で学ぶ! B2B SaaSにおけるSREの実践例 株式会社ビットキー 星野貴信 2025.07.11 / SRE NEXT 2025
ランチスポンサーセッション ハッシュタグ #srenext_c
星野貴信 X @0x11FE SRE 2022年11月株式会社ビットキー入社 主にオブザーバビリティ、CI/CD、IaC周りを 担当 2
スポンサーランチセッションこれだけ覚えてください! この後13:00からTrackBでビットキー三河内が発表します 隣の部屋になります。ぜひ聴きに来てください! 3
1. はじめに 2. 事例1: 基幹システム連携のパフォーマンス計測 3. 事例2: 特定顧客のテレメトリデータがSLIに影響を与える 4. まとめ
5. 関連セッションと合同アフターイベントのお知らせ 目次 4
1. はじめに 5
6
「つなげよう。人は、もっと自由になれる」 このセッションでは、ビットキーが提供するサービスのつなげるをSREの事例を通して 紹介します 事例を通して視聴者の皆さんにつながりを感じてもらいます ランチセッションの後に予定されているビットキーセッションにつながることを目指し ます はじめに 7
ビットキーの会社紹介をする際は、 「スマートロックの会社」 、 「IoTの会社」と紹介することが 多く、すでに会社をご存知の方もそのようなイメージの持っていることが多いと想像します しかしながら、いわゆる普通のWebアプリケーションやモバイルアプリケーションも提供す るサービスの中核を担っています ビットキーのSREチームは現在、B2B SaaS領域のうち、Webアプリケーション領域を中心に 活動しており、事例から活動内容の一端を紹介します
はじめに 8
1. はじめに 2. 事例1: 基幹システム連携のパフォーマンス計測 3. 事例2: 特定顧客のテレメトリデータがSLIに影響を与える 4. まとめ
5. 関連セッションと合同アフターイベントのお知らせ 目次再掲 9
事例1: 基幹システム連携のパフォーマンス 計測 10
B2B SaaSにおいて、顧客の基幹システム連携は頻出する要件と個人的に考えています ビットキーが提供するhomehubにおいて、基幹システム連携のAPIレイテンシをSLIとして計 測することを軸に、サービスの安定稼働へ繋げた事例を紹介します 事例1: 基幹システム連携のパフォーマンス計測 11
ビットキーが提供するhomehubで賃貸向けに提供するサービスの1つに、1日1回基幹シ ステムと連携し、データを取得するコンポーネントがあります 賃貸の特性上、引越しシーズンの繁忙期に当たる3月末に基幹システムの連携データ数が 大幅に増加します 一定時間内に基幹システムとの連携処理を完了できない場合にシステムエラーに繋がっ てしまうため、パフォーマンスを計測して改善する活動を始めました 事例1: 基幹システム連携のパフォーマンス計測 12
# 事例1: 基幹システム連携のパフ ォーマンス計測 過去のデータを元に繁忙期のデータ連携 数を予測し、APIレスポンスのレイテンシを 掛け合わせてバジェットを算出しました 算出したバジェットを元に、SLOを設定 したところ、当時のレイテンシでは十分なサ ービスレベルではないと予測できました
レイテンシの改善と、その後の継続的な モニタリングによるデグレの監視により、繁 忙期を無事に乗り切ることができました 13
この事例から伝えたいこと ビットキーのサービスは時には基幹システムともつながることで快適なサービス体験を 提供しています B2B SaaSにおいて、基幹システム連携はよくある要件であると予想しており、外部シス テム連携のパフォーマンスも計測していくことで安定したサービス稼働につながります プレモーテムを行うことで、繁忙期の予測を立てることができ、事前に対策を打つこと ができます また、ランチタイム明けのビットキーセッションは隣の部屋のTrackBになります 事例1:
基幹システム連携のパフォーマンス計測 14
事例2: 特定顧客のテレメトリデータがSLI に影響を与える 15
ビットキーのworkhubでは、iPhone/iPad上に顔認証用の専用アプリケーションを展開してい ます 顔認証用デバイスの設置数は顧客によって大きく異なり、その数字の差がSLIの設計に影響を 与えるため、対策した事例を紹介します 事例2: 特定顧客のテレメトリデータがSLIに影響を与える 16
事例2: 特定顧客のテレメトリデータがSLIに影響を与える 顔認証アプリが利用するあるAPIエンドポ イントのリクエストログを顧客別に上位5件 まで表示しました TOP1だけで25%以上でTOP5で50%以上 になることがわかります 17
事例2: 特定顧客のテレメトリデータがSLIに影響を与える シンプルにAPIエンドポイント全体の成功 率と失敗率をベースにSLIにするとリクエス トボリュームの大きい顧客のエラーは検知し やすいが、相対的に小さい顧客は目立たなく なってしまいます このケースでは顧客毎にリクエストの成 功率をSLIとして定義しました 18
一般に顧客毎の細かいSLIを定義すると、同時にアラートも線形に増えていくため、アラート 疲れを起こしやすくアンチパターンに見えることもあります しかしながら、B2B SaaSでは顧客毎にリクエストボリュームが大きく異なるため、特性に合 わせて個別にSLIを定義する判断をしています また、今回は一例としてログを挙げましたが、トレースについても同じ状況が発生していま す 今後の展望としてトレースデータはコスト負担やノイズになるデータはAPIエンドポイント毎 にヘッドベースサンプリングとテイルベースサンプリングを組みあわせて、分析しやすい状 態を目指しています
事例2: 特定顧客のテレメトリデータがSLIに影響を与える 19
この事例から伝えたいこと ビットキーでは多数の顔認証アプリが稼働しており、それぞれテレメトリデータを収集 しています B2B SaaSでは顧客毎のリクエストボリュームに傾斜がかかることが多いため、テレメト リデータを愚直に集計してSLIにすると有意な指標にならないことがあります 一見するとアンチパターンにも見える顧客毎のSLIを定義することも時には必要になりま す また、ランチタイム明けのビットキーセッションは隣の部屋のTrackBになります 事例2:
特定顧客のテレメトリデータがSLIに影響を与える 20
まとめ 21
ビットキーのSREチームは、2025年の時点では提供サービスのうちB2B SaaSのWebア プリケーション領域を中心に活動しています B2B SaaSは、B2Bのサービス特性があり、特性に合わせたチューニングがより良い指標 の設計につながります このセッションでは触れなかったIoT、フィジカル領域の活動については、この後のセッ ションで詳しく紹介しています まとめ 22
この後13:00からTrackBでビットキーのセッションがあります 7/29(火)に8社合同のアフターイベントを開催します いずれもよろしくお願いします! 関連セッションと合同アフターイベントのお知らせ 23