Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

20250707-AI活用の個人差を埋めるチームづくり

Avatar for shnjtk shnjtk
July 07, 2025

 20250707-AI活用の個人差を埋めるチームづくり

Avatar for shnjtk

shnjtk

July 07, 2025
Tweet

More Decks by shnjtk

Other Decks in Technology

Transcript

  1. © LayerX Inc. 2 ⾃⼰紹介 高江 信次 (Shinji Takae) 株式会社LayerX

    バクラク事業部 Payment開発部 部長 LayerX • 株式会社LayerXにてバクラク事業の立ち上げから参画し、当初はインフラの 開発・運用に従事 • EM兼TechLeadとして2022年にリリースしたバクラクビジネスカードの開発を リードし、現在はバクラクの決済事業をさらに拡大させるために発足した Payment開発部の部長を担当 • LayerX のカルチャーを体現するチームづくりを目指してマネジメントに 励みつつ、自らもプレイヤーであり続けるために日々奮闘しています 経歴 • ソニー株式会社(R&D) → ソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL) → ソニー・グローバルエデュケーション → フリーランス → LayerX @shnjtk
  2. © LayerX Inc. 8 ⽣成AI時代のマネジメント • ルール設定やドキュメント整備などのAIオンボーディングができていない → こちらは活⽤できている⼈に進めてもらうことで⽐較的容易に解決できる •

    ⽇々の進化をキャッチアップする余裕がない • 効果的な使い⽅が分からない • 今さら「使えてない」とは⾔いづらい → こちらは個⼈の話なので対策が必要 活⽤できてない原因を考える
  3. © LayerX Inc. 9 ⽣成AI時代のマネジメント 共有 • 週次のエンジニア共有会でAI活⽤tipsを事業部全体で共有 • チームでも各⾃のAI活⽤⽅法を共有

    ◦ それぞれの個⼈ルールを⾒せあったり、使い⽅や設定について質問したり 実践 • チームでAI codingモブプロ会を実施 ◦ 活⽤できている⼈がDriver兼NavigatorとしてAI codingしているところを⾒せる チームのAI活⽤の個⼈差を埋めるために取り組んでいること
  4. © LayerX Inc. 10 ⽣成AI時代のマネジメント • AI活⽤の度合いには個⼈差がある ◦ 活⽤できてない⼈がそれをチームに開⽰できる⼼理的安全性が重要 •

    とにかくまずは試すことが⼤事 ◦ 活⽤できている⼈がやってみせる ◦ 共有だけでは⾏動につながらないので、実践する時間を確保する • モブプロを実施する場合はテーマを決めた⽅がよい ◦ 今回は実際の開発タスクをやらせてみたが、学びのポイントが少しぼやけてしまった ◦ git worktreeを使った並列タスク実⾏や、中間チェックポイントごとにcommitしながら作業 を進める⽅法など、学びたいテーマを決めた⽅がより⾼い学習効果を得られそう 取り組みから得た学び
  5. © LayerX Inc. 11 ⽣成AI時代のマネジメント • チームの全員がAIをちゃんと活⽤できている状態を⽬指す ◦ 定期的にチームメンバーに活⽤状況を問いかける ◦

    チームや個⼈の振り返りでAI関連のトピックが挙がっているかを確認する • メンバーの「⾃分は乗り遅れているかも」という不安を解消する ◦ 学習時間を定期的に確保してチームでAI活⽤の向上に取り組む ◦ 前を⾏く⼈がやって⾒せる。マネージャーはその機会創出を⽀援する ⽣成AI時代のマネジメントに求められるもの