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AWS re-Invent 2025の少し振り返り + DevOps AgentとBacklo...

AWS re-Invent 2025の少し振り返り + DevOps AgentとBacklogを連携させてみた

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Satoshi Kaneyasu

April 04, 2026

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  1. 自己紹介 氏名:兼安 聡 所属:株式会社サーバーワークス アプリケーションサービス部 在住:広島(フルリモート) 担当:DevOps、技術支援、PM、SM SNS(X):@satoshi256kbyte • 2025

    AWS Community Builders • 2025 Japan AWS Top Engineers (AI/ML Data Engineer) • 2025 Japan AWS All Certifications Engineers • 認定スクラムマスター • PMP
  2. 自分の周りで話題になっていたre:Inventの発表 アップデートの名称 概要・特徴 Amazon API Gateway に MCP プロキシサポートが追加 既存のREST

    APIをAIエージェント向けのMCP互換エンドポイントに変換 Amazon Bedrock AgentCore に ポリシー、評価などが追加 (プレビュー) 自然言語による制御ポリシー作成、品質評価、記憶機能などが追加 AWS DevOps エージェント (プレビュー) の紹介 アラート発生時のインシデント調査自動化と、最適化のレコメンドを提供 AWS CLI / SDK 認証にコンソール認証情報が利用可能に アクセスキー不要。マネジメントコンソールのログイン情報で認証可能に AWS NAT ゲートウェイがリージョン別の可用性をサポート 単一リソースで複数AZにまたがる高可用性(自動スケーリング)を実現 AWS Database Savings Plans の発表 複数DBサービス横断の新しい割引モデル。 1年間の利用コミットで最大35%削減
  3. • aws loginというコマンドで認証すれば、クレデンシャルなしでAWS CLI/SDKが 利用可能に AWS CLI / SDK 認証にコンソール認証情報が利用可能に

    参考:AWS CLI/SDK認証の新時代:aws login で変わる開発体験 aws configure AWS Access Key ID [None]: AKIxxxxxxxxxxxxxxxxx AWS Secret Access Key [None]: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx aws login なくてもOK これだけでOK コマンド入力後、ブラウザ認証 画面が出る • aws loginはセッションタイムアウトが出るのが難点ですが、 クレデンシャルを使用しないので漏洩リスクが大幅に下がるのでお勧め
  4. • Database Savings Plansはデータベースサービス群を対象とした料金プラン • 1年期間で一定の使用量にコミットする場合に、最大35%の削減が適用 • アマゾンウェブサービス(AWS)のデータベースの費用を抑える方法として、 Reserved Instance(RI)がありますが、それとの違いは「柔軟性」

    • <特徴> • リージョンを跨いでも適用される • データベースエンジンを変更しても適用される • データベースサービス(Amazon RDSからAmazon DynamoDBなど)を変更しても適 用される • 割引率は、RIには劣る AWS Database Savings Plans の発表 参考:Database Savings Plans
  5. AWSのDBサービス群とDatabase Savings Plans 種類 使用例 データベースサービス Database SP対象 リレーショナル 基幹システム、ECサイト(頻繁な書き込み・読み込み)

    Amazon Aurora ◦ Amazon RDS ◦ データウェアハウス 大規模分析、BIツール連携(数億件の集計処理) Amazon Redshift Key-Value 高トラフィックのWEBアプリケーション Amazon DynamoDB ◦ インメモリ キャッシュ、セッション管理 Amazon ElastiCache ◦ Amazon MemoryDB ドキュメント コンテンツ管理、カタログ、ユーザープロファイル Amazon DocumentDB (MongoDB互換) ◦ グラフ 不正検出、ソーシャルネットワーキング、レコメンデーションエンジン Amazon Neptune ◦ ワイドカラム 高スケールの業界アプリケーション、設備のメンテナンス Amazon Keyspaces ◦ 時系列 (IoT) アプリケーション、産業用テレメトリ Amazon Timestream ◦ 検索・分析 全文検索、ログ分析、ベクトル検索(AI連携) Amazon OpenSearch Service ◦ 分散データベース グローバルかつ高可用性を要するアプリケーション Amazon Aurora DSQL ◦ 参考:AWS クラウドのデータベース
  6. • AWS が提供する AI 運用エージェント (障害の検知・調査・対応策提案を自動化) • 2025年12月プレビュー、2026年3月31日 GA •

    3月31日から東京リージョンでも使用可能 • 専用のウェブアプリ(オペレーターアプリ)を有する • アプリでアラームについて調査依頼 → 原因分析 → 対応策を提案 • システムヘルスや障害パターンの分析も自然言語で可能 • CloudWatch、GitHub、Slack、Datadog 等と連携可能 • MCP サーバーで社内ツール・データとも接続可能 DevOps Agentとは? 参考:AWS DevOps Agent の一般提供開始のお知らせ
  7. • Agent Space の作成・維持は無料 • 課金はエージェントが「働いた秒数」のみ: $0.0083/秒 • 障害が起きなければ $0

    • 月10回の調査(平均8分)で約 $40 • 2ヶ月の無料トライアルあり(調査20時間/月) • AWS Support プランに応じたクレジット (Business+ 30%、Enterprise 75%) DevOps Agentの料金体系 参考:AWS DevOps Agent Pricing
  8. DevOps Agentが調査を始めるトリガー 参考:Working with DevOps Agent トリガー 説明 手動 オペレーターアプリのチャットから直接依頼

    ビルトイントリガー ServiceNow PagerDutyなどからの起動 Webhook 外部システムからの HTTP POST
  9. DevOps Agentはインシデント情報を学習するのか? • AWS DevOps Agent Security より AWS does

    not use agent data, chat messages, or data from integrated data sources to train models or improve the product. The AWS DevOps Agent Space uses customer in- product feedback to improve the as not use it to improve the service itself. <日本語訳> 「AWSは、エージェントデータ、チャットメッセージ、統合データソースのデータをモデル のトレーニングや製品の改善に使用しません。AWS DevOps Agent Spaceは、 エージェントの応答や調査を改善するために、製品内での顧客フィードバックを使用 しますが、AWSはそれをサービス自体の改善には使用しません。」
  10. 連携の構成 • CloudWatch アラームが発生したらWebhookで調査開始 • DevOps Agent の調査結果を Backlog 課題に自動投稿

    + Wiki ナレッジで調査精度向上 • 調査完了>EventBridge>Lambda>Backlog APIでBacklogへ書込
  11. DevOps Agentの調査にBacklogのWikiを活用させる • DevOps AgentのMCPサーバーにBacklogの公式MCPサーバーを追加 • しかし、Streamable HTTPを実装したMCPサーバーでないと接続不可 • Backlogの公式MCPサーバーをLambdaでラッピング

    • Function URLをHTTPエンドポイントとしてDevOps AgentのMCPサーバーに設定 • 今回の実装は厳密にはStreamable HTTPとは言えない、最低限の条件を満たしただけ • つまるところ、HTTPエンドポイントとJSON-RPC レスポンスさえ満たせれば動くということ