Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
振り返った結果、自分のキーワードは安心感だったという話
Search
sawarabi
January 31, 2024
0
230
振り返った結果、自分のキーワードは安心感だったという話
信頼されるEMになるためのキャリアデザイン【EM Oasis #3】
https://emoasis.connpass.com/event/306449/
で発表したスライドです!
sawarabi
January 31, 2024
Tweet
Share
More Decks by sawarabi
See All by sawarabi
オンボーディング作成経験者が、転職後に自身の立ち上がりのために意識したこと
sawarabi
0
3.3k
気づいたらおっさんになっていたので、コンフリクトマネジメントについて考えてみた
sawarabi
0
47
転職を考えたときに考えたこと (そして転職に至るまで)
sawarabi
3
930
読書会を個人で開催してみた話
sawarabi
0
1.3k
読書会(ABD) エンジニアリングマネージャーのしごと
sawarabi
0
180
Low-Tech Social Network
sawarabi
0
800
スクラムマスター研修受けてみて、 実際どうなったか
sawarabi
0
1.9k
他の人って 普段何してるんだろ?
sawarabi
0
1.5k
障害ってだいたい有給取った日に起こるよね(あるいはドラッカーの真摯さについて考えさせられた失敗の話)
sawarabi
1
540
Featured
See All Featured
Faster Mobile Websites
deanohume
305
30k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1030
460k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.2k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
67
10k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
156
23k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
31
6.3k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
Done Done
chrislema
181
16k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
26
1.4k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
31
2.7k
Transcript
振り返った結果、 自分のキーワードは安心感だったという話 信頼されるEMになるためのキャリアデザイン 【EM Oasis #3】 2024/01/31
名前:さわらび Twitter:@TSawarabi(質問などお気軽に!) 職業:いちおうWebエンジニア 最近みた映画:ナイトシューターズ 処刑遊戯 最近ハマっているもの:ちいかわ、パルワールド 最近の出来事:寝起きにタイマーで暖房いれるようにしたら、 猫の寝起きがよくなった 持っているもの:認定スクラムマスター(CSM) ギャラップ認定ストレングスコーチ
などなど 自己紹介
職歴 • 30名程度の一次受けSIerに新卒入社(2012年〜2015年) ◦ 保守、新規機能開発などを 5,6社分受け持つ ◦ 二年目で新規案件の PLになり、期間は延長したもののリリースしきる •
5000~6000人程度のSIer(オフショア利用)に転職( 2015年〜2018年) ◦ 数十万人月単位の案件でサブリーダーになり、ベトナムに三か月いって指揮とったり ◦ 社内の新規事業開発をリリース直前で他社から引き継いで、リーダーとして保守機能開発(一年ちょいでサービス終了) • 700人程度の事業会社に転職( 2019年〜2021年) ◦ 最初はメンバーとして開発、後半はリーダーとしてフルリモート下でチームビルディングなど ◦ 社内横断的な案件にも関わったり • 20名程度のスタートアップに転職( 2021年〜2023年) ◦ スクラムマスターの認定とったり、開発したり、プロセス改善したり ◦ オンボーディングの整備したり、採用関わったり、めっちゃ面接したり • 1200名程度のメガベンチャーに転職( 2024年〜) ◦ オンボーディング受けてます
振り返った結果、安心感だった 仕事をするうえで大事にしているキーワード 「安心感」 • 対メンバー ◦ 安心して働ける • 対上司 ◦
安心して仕事を任せられる • 対顧客 ◦ 安心してシステムを任せられる chatGPTに作成してもらった、安心感、オフィス、の図 → ちょっとホラーコメディ味がある
成功循環モデル 「安心感」がなぜ効いたのか • 成功循環モデル ◦ 安心感によって心理的安全性が向上 ◦ それにより関係の質が向上 ◦ 結果として、
結果の質の向上につながったのでは 関係の質 思考の質 行動の質 結果の質 成功循環モデル ← chatGPTに作成してもらった、成功循環モデルの図 よく見ると結果の質とかの文字があるので間違ってはない …?
安心感 for メンバー 安心して働けるために… • 仕事の背景、意味を説明する • 話しかけやすい雰囲気を作る • 小まめにフィードバックする
• 一緒にトラブル対応する • 1on1 基本編 • 1on1 リモート編
仕事の背景、意味を説明する • 仕事の背景 その仕事をすることで、誰のどんな課題を解決できるのか • 会社にとって その仕事をすることで、会社にどんな利益があるか • その人にとって その仕事をすることで、その人にどんな利益があるか
(事前にどうなりたいか、どんなことをしたいか、を聞いておく)
話しかけやすい雰囲気を作る 報連相をしやすい空気を作る • 笑顔! 話しかけたときに笑顔だと、次も話しかけやすい(ハズ) • 怒らない 「お前の問題」ではなくて「俺たちの問題」 個人を責めるのではなく、仕組みで防ぐ •
(極力)イヤホンをしない イヤホンしてる人って話しかけづらい とはいえオフィスが騒がしいと難しいが・・・
小まめにフィードバックする (少なくとも自分は)褒められたい! • コードレビューで「いいね!」 リファクタリングとかしてたら「いいね!」 • 自発的に提案とかしてたら「いいね!」 • こうするともっと良くなるよ!など
一緒にトラブル対応する • まずは駆けつける ◦ 同じ場にいて、どっしり構えることが大事 • 落ち着こう ◦ 一緒に深呼吸する ◦
一緒に問題を解決しようと伝える ◦ それでも危なそうなら他のメンバーに対応をお願いする • 役割分担 ◦ 状況整理 ◦ 対社内への周知 ◦ 実際の対応
1on1 基本編 • 気を付けていること ◦ 1on1 はメンバーのための時間 メンバーが話したいことを話してもらう ◦ 話を否定しない、遮らない、声を荒げない、感情的にならない
◦ 相手に考える時間を与える (反応がなくてもすぐこちらから追加で何かをいうのではなく、待つ) ◦ インサイトを得て帰ってもらえるようにする (場合によっては 1on1 の中でインサイト、気付きがありましたか?と聞いている) ◦ 最後に自分からのフィードバックを伝える
1on1 リモート編 • 全力で聞いているアピールする ◦ お互いできる限り顔をだす(強制はしない) ◦ 相手の表情や仕草から、これは掘り下げるべきことかどうかなどを判断する ◦ 常にカメラのほうを向いて、基本は笑顔で話すようにする
(例えば顔がそっぽを向いていると聞いていないような印象を与えるし、 目線が飛んだり変な方向を向いていると裏で別のことをしているような 印象を与える) ◦ 仕草を意識的に利用して、話を聞いている、受け入れている、という印象を与える
安心感は始まりに過ぎない • 安心感、心理的安全性は関係の質に効く • 関係の質は始まりに過ぎない • そこをしっかり押さえたうえで、 結果の質につなげていくことが大事 関係の質から思考の質、行動の質、そして結果の質に つなげていく話は、
「いちばんやさしい組織開発のはじめ方」 という本に出ていた、気がする
対上司
• コンフリクト・マネジメントの教科書: 職場での対立を創造的に解決する 詳しくはこの本がオススメ
やっちゃってたかも… 「上司 VS 私たち」 (以下、引用) 「あなたは工場のいろいろな事柄に協調的なのに、私たちの交代制変更案にすぐに反対した理由がわかりません」 「理由は2つあります」とカーリーは言いました。 「まず、あなたたちは、私をやり込めるように敵対的で強要的でした。私に突きつけるだけで、話し合う気持ちがありませんでした。2 番目に、ビジネスとしてあなたたちの案のほうが良いということを示しませんでした。自分たちの要求だから、私が受け入れるべきだ という態度でした。私にも上司がいることを忘れないでください。実は数人の上司がいるのです。私は彼らにこの工場の生産性と安
全性を保証しなければなりません」 ピーター・T・コールマン; ロバート・ファーガソン. コンフリクト・マネジメントの教科書―職場での対立を創造的に解決する (Kindle の位置No.3373-3379). 東洋経済新報社. Kindle 版. より引用
例:目的を共有している場合のコンフリクト - ざっくり動き方 - 共有する目的に向かって協調する - 上司からの権力の委譲を奨励していく - 具体的にどうすればいいのか -
ポジティブでいる - 最初の場の構築に気を付ける - 協調的な雰囲気で始まると win-winになりやすく、 批判的な雰囲気で始まると win-lose、あるいはlose-loseになりやすい - ネットワーキング - サポートを得られるネットワークを構築しておく - 「あなたの」問題ではなく、「私たちの問題」という構図に持ち込む - 上司の弱点と致命傷を区別する - 弱点を文脈の中でとらえるのが大事 - そのうえで弱点をサポートしていく
まとめ • 信頼を得るのには時間がかかり、失うのは一瞬 ◦ 焦ると逆効果になることが経験上多いので注意 • 日々の積み重ねが大事(銀の弾丸はない) • ただし、結果を出すという目的を忘れずに (信頼を得るのが目的ではない、はず)
• 対メンバー、対上司ともにコンフリクトマネジメントおすすめ
None