ことを整理したうえで、成果や課題点について検討する流れとしました。 ◼ 各項目の設計背景 ①振り返り資料の事前作成 これまでの取組全体を振り返るために、取り組んできた項目一覧で全 体像を把握し、どのような計画を立て、実際にプログラムを行ったかを 整理しました。 ②次なる施策の検討 取組結果の共通認識を形成した後に、成果や課題点、今後の取組 を導出するためにディスカッションを行いました。この際、当日の議論を 活性化させることを狙い、事前記入シートを活用し、事前に各々で考 えを整理しました。 最後に、KPTそれぞれをとりまとめ、今回の取組全体を総括しました。 ◼ 振り返り結果(KPT)概要 Keep: • 今回のプログラムを通じて、認知症カフェ運営者のデジタ ルに関する機運が醸成されたと感じました。 • 本事業と関係のないカフェ運営者が集う交流会で、現 場とオンライン会議のハイブリッドで行うなど、徐々に成 果が出ていると感じました。 Problem: • 複数人が同時に話すと、オンライン上では会話が成立し にくいという特有の課題があることがわかりました。 Try: • オンラインでのコミュニケーションを目的に、eスポーツなど楽 しみながら実践できるような題材を掛け合わせた取組を 展開していきます。 4.1 今回の事業全体の振り返りを実施する 項目 記載内容 概要(サマリ) • テーマ:画面越しに「はじめまして!」 わくわくオンラインコミュニケー ション • 参加コミュニティ:認知症カフェ • リーダー:認知症カフェ運営者 • 現状課題:認知症カフェ運営者はオンラインコニュニケーションに不 慣れな人が多く、認知症カフェへの活用がイメージできていない プログラムの方向性 • 支援対象者:認知症カフェ運営者・利用者 • 抱える課題と解決方針:認知症カフェ運営者を対象としてZoom の操作だけでなく、ホストとしての運用方法を知っていただく勉強会を 開催。また、オンライン上で実施可能なアクティビティを実施し、運営 者及び利用者にオンラインコミュニケーションの楽しさを知っていただく 実施プログラム • 概要(実施日:1月17,27,28日/会場:区内4箇所/参加者 数:計52名/リーダー:6名/使用機材:PC、Zoomアカウント、画 材) • プログラム内容:認知症カフェと配信拠点をつなぐオンライン認知症 カフェ合同イベント 振り返り 成果が出ていて継続すること(Keep) • 勉強会→イベント実施という段階を踏まえたプログラム構成は定着 度が高く高評価 解決すべき課題((Problem) • オンラインコミュニケーションへの慣れ(会話が交差してしまう等) • カフェ同士の会話を活性化させるプログラム内容の検討 次に取り組むこと(Try) • 区主催の交流会をオンラインで実施するなど、より身近に感じてもら えるような機会の創出