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Azure AI Foundryでマルチエージェントワークフロー

Azure AI Foundryでマルチエージェントワークフロー

「なごあずの集い#5」 (2025年6月20日 開催 / https://75az.connpass.com/event/353970/ ) の登壇資料

Azure AI Foundryの概要とマルチエージェントワークフロー構成を紹介

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瀬尾佳隆

June 21, 2025
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Transcript

  1. 瀬尾ソフト 瀬尾佳隆 (@seosoft) Microsoft MVP for AI Platform / MCT

    Alumni Azure AI Foundryで マルチエージェント ワークフロー 2025/06/21
  2. 自己紹介 瀬尾 佳隆 (せお よしたか) • フリーランスのソフトウェアエンジニア / トレーナー •

    MVP for AI Platform (Jul 2018 – Jun 2025) / MVP (Jan 2009 – Jun 2018) • Microsoft Certified Trainer Alumni (2021 - 2025) • LinkedIn: https://www.linkedin.com/in/yseosoft/ • x: https://x.com/seosoft • Facebook: https://www.facebook.com/seosoft • 乃木坂、櫻坂、日向坂が好きです / 京都、お寺、仏像が好きです 名古屋に来ておいてすみません LinkedIn
  3. Azure AI Foundry ◼意外と認知度が低い・・・ • Microsoft AI Tour Tokyo 2025

    (3月開催) で 瀬尾調べ (※感覚値) • マイクロソフトのイベントなのに・・・ • AI イベントなのに・・・ • 確かにパッとしない感じがあったのは事実 • 名前が変わったり (旧 Azure AI Studio) • Agent SDKがイマイチだったり ◼が、Build後にいい感じになってきた • Azure AI Foundry Agent Service
  4. ◼「言葉の意味を理解する」能力を最大限に活用 • プレイグラウンドでいったん 完結できる • OpenAI Assistants API の機能を含む •

    作りこみが必要ならば Semantic Kernel, AutoGen に移行 • Copilot Studio に比べると “プロっぽさ” が必要 Azure AI Foundry Agent Service
  5. ◼「言葉の意味を理解する」能力を最大限に活用 • プレイグラウンドでいったん 完結できる • OpenAI Assistants API の機能を含む •

    作りこみが必要ならば Semantic Kernel, AutoGen に移行 • Copilot Studio に比べると “プロっぽさ” が必要 再掲) Azure AI Foundry Agent Service
  6. 言語モデルとの対話 (復習を兼ねて) ◼言語モデルとの対話: 単純なもの • 最も基本的な対話であり、学習時点での知識に限定される ◼RAG: 特定ドメインの知識を問い合わせ • ドキュメントを与えるだけで、学習コストをかけなくても

    特定ドメインの応答品質を上げることができる ◼エージェント: タスクごとの専門家を連携 • 特定の知識や機能を言語モデルに追加 • 単独で使うとRAGと同様の挙動 • 複数組み合わせることで処理を多様化できる
  7. マルチエージェント 1 ユーザー 回答者 (マネージャー) テーマAのプロ テーマBのプロ 「〇〇について 教えて」 「××だよ」

    このテーマなら 彼が詳しいな 「〇〇について 知ってる?」 「××だよ」 ※シナリオによっては 呼ばれない
  8. マルチエージェント 2 ユーザー リサーチャー ライター エディター 「〇〇について 教えて」 「××だよ」 チームを組んでるから、

    それぞれの担当に任せて 自分は管理に徹するか 「〇〇について 調べて」 「調べたよ」 「調べてもらったから まとめて」 「原稿書いたよ」 「原稿チェックして」 「完了したよ」 回答者 (マネージャー)
  9. まとめ ◼Azure AI Foundry Agent Serviceは 「言語の意味を理解する」能力を活用したサービス ◼自然言語での記述でマルチエージェント開発 ◼ナレッジ、アクション、連携するエージェントを 組み合わせて、複雑で高度な処理を実現可能

    • 今回は割愛しましたが、従来のFunction Callingのような処理や 出力系の処理 (例: ログ出力、ファイル生成、 他のプロセスのトリガーなど) を実行することも可能 ◼プレイグラウンドでいったん完結できる