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Nutanixにいらっしゃいませ。Moveと仮想マシン移行のポイント紹介

Shadowhat
November 27, 2024

 Nutanixにいらっしゃいませ。Moveと仮想マシン移行のポイント紹介

Nutanix Moveの内部の動作やAHVへの仮想マシン移行のポイント、そしてMoveを利用するうえでよくいただく質問と回答をご紹介します。

Shadowhat

November 27, 2024
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  1. 2 本ドキュメントの利用条件 本ドキュメントを利用される前に、以下の注意点をお読みいただき、 ご承諾いただいた上でご利用ください。 • 本ドキュメントの著作権はSB C&S株式会社(以下弊社)に帰属します。このため本ドキュメント全てまたはその 一部を著作権者の許可無く複製や再配布することは禁じられています。 • 本ドキュメントは利用条件や記載内容は予告なしに変更することがありますので、あらかじめご了承ください。

    • 本ドキュメントは、弊社にて把握、確認された内容を基に作成したものであり、お客さま環境や製品機能の仕 様や動作について担保・保証するものではありません。 • 本ドキュメントに記載内容は、本ドキュメント発行時点の情報であり、製品のバージョンアップなどによる機能 拡張によって実際の操作手順や画面構成、機能動作等が変更される場合もございますので、予めご了承く ださい。 • 本ドキュメントの利用に関し、トラブルが発生した場合、利用者または第三者に損害が生じた場合であっても、 本ドキュメントは利用者の自己責任のもと利用されるものであることを鑑み、弊社は損害賠償その他一切の 責任を負いません。
  2. 7 スナップショットをとって送っている Nutanix Move 移行対象 VM 1. スナップショットを取得し、 仮想マシンはパワーオンのままNutanix上に仮想ディスクファイルをコピーする 2.

    1度フルのデーターをコピーすると、後は最短10分間隔(変更可能)で、 定期的にスナップショットを取得し、差分コピーを行う スナップショットは、 3世代まで取得後、順次削除されます 古の3Tier モダンな Nutanix
  3. 17 Nutanix Moveの場合(vSphere) Nutanix Move 移行対象 VM Nutanix Moveは、プラン実行時に、移行元仮想マシンにVirt Driverをインストール

    します。(Automaticの場合) 移行元がvSphereの場合、移行する仮想マシンが、Nutanix MoveのVAと疎通できなく ても構わない仕様となっています。(なので、OSのAdministrator/root権限のパスワードが 必要) 古の3Tier モダンな Nutanix
  4. 18 Nutanix Moveの場合(Hyper-V) Nutanix Move 移行対象 VM Nutanix Moveは、プラン実行時に、移行元仮想マシンにVirt Driverをインストール

    します。(Automaticの場合) 移行元がHyper-Vの場合、WinRM/SSHを利用してドライバーファイルを受け渡しするた め、仮想マシンとMove VAが疎通できる必要があります。 (同じく、OSのAdministrator/root権限のパスワードが必要) 古の3Tier モダンな Nutanix
  5. 30 Moveは、Dockerコンテナで動作しています root@move on / $ ip route default via

    192.168.0.254 dev eth0 metric 1 172.17.0.0/16 dev docker0 scope link src 172.17.0.1 172.18.0.0/16 dev br-4e241193c003 scope link src 172.18.0.1 192.168.0.0/24 dev eth0 scope link src 192.168.0.1 172.17.0.0/16および、172.18.0.0/16は、内部で利用しているため、そのままでは、外と通信 するNICに、IPアドレスとして付与することができません。
  6. 31 対策方法 rootユーザーで /etc/docker/daemon.jsonに以下のファイルを作成します。 { "log-driver": "json-file", "log-opts": { "max-size":

    "1m", "max-file": "3“ }, "default-address-pools": [ { "base":"192.168.15.0/24", "size": 25 } ] } 以下、サービスを再起動します。 svcstop #Move関連サービスを停止 rc-service docker restart #dockerエージェントの再起動 Svcstart #Move関連サービスを起動 ifconfig docker0 #NICの付与IPを確認 (参考) KB7135 : Move: Changing the default Docker bridge IP in Nutanix Move https://portal.nutanix.com/page/documents/kbs/details?targetId=kA00e000000PVwkCAG
  7. 34 Move VAのタイムゾーン変更方法 Move VAで稼動するAlpine Linuxは、タイムゾーン変更機能を持っておりません。 そのため、タイムゾーンファイルをCVMからコピーします。 (参考)KB8553:How to change

    TimeZone in Move VM https://portal.nutanix.com/page/documents/kbs/details?targetId=kA00e000000Ct1LCAS #CVMから実行 scp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo admin@<IP Address of Move VM>:~/localtime #Move VAから実行 sudo cp /home/admin/localtime /etc/ これで、時間設定も日本時間で設定可能です MoveのUI画面から、NTPの設定も忘れずに行ってください
  8. 36 Move 5.3以降の仕様変更について Move 5.3以降において、vSphere環境から移行を行う場合、Broadcom VMware VDDK フ レームワークを手動でダウンロードし、Moveアプライアンスにアップロードする必要がありま す。従来は、展開後すぐにvSphereからの移行プランを作成可能でしたが、5.3以降は、予め

    フレームワークライブラリを入れないと正常に動作しません。 VDDKは、パブリックな場所での再配布が禁止されているようで、この仕様になったと考えら れます。 ダウンロードするファイル:VMware-vix-disklib-7.0.3-19513565.x86_64.tar.gz (参考)Move - Broadcom VMware VDDK framework alternative download page. https://portal.nutanix.com/kb/17568 https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Nutanix-Move-v5_4:top-upload-vddk-library-t.html
  9. 37 VDDKのダウンロード Broadcomのページから、VDDKをダウンロードします。 ESXi Version 5.1 6.0.3 (for Linux) 5.5,

    6.0, 6.5, 6.7, 7.0, 8.0 7.0.3.1 (for Linux) VDDKダウンロード先 https://developer.broadcom.com/sdks/vmware-virtual-disk-development-kit-vddk/7.0
  10. 50 NIC2枚構成で正常に動作しない理由 Nutanix Move 仮想アプライアンス Hyper-V AHV / ESXi 192.168.38.0/24

    10.38.1.0/24 パケット L3スイッチ/Firewall eth0:192.168.38.139 eth1:10.38.1.1 一部の処理宛先IPが、 Eth0の「192.168.38.139」で送られてくる パケット 192.168.38.0/24は、自セグメントではないので、 デフォルトゲートウェイに送られる
  11. 55 できはしますが、制約があります。 Nutanix上のドキュメントでは、以下の記載があります。 ソースVMに物理互換モードのRDMディスクが存在する場合、ソースVMの準備中にこれらのディスクは仮想互 換モードに変換されます。デフォルトでは、物理RDMディスクを持つVMに対して電源サイクルが有効になって います。Move操作は以下を実行します 1.ソースVMのシャットダウン: ソースVMを停止します。 2.物理RDMディスクの変換: 物理RDMディスクを仮想互換モードに変換します。

    3.VMの起動: VMを起動します。 電源サイクルが無効になっている場合、Move操作はVMの電源オン状態のまま物理RDMディスクを仮想ディ スクに変換します。VMの移行は、宛先クラスタ上で元の電源状態を保持します。 物理互換モードの場合、スナップショットが取得できないため、仮想互換モードに変更される ようですが、この時点で、フェールオーバークラスタなどの場合、動作に影響が出る可能性 があります。
  12. 59 実際に移行する場合 WSFC仮想マシンをシャットダウンし、片系のSCSIコントローラーの「SCSIパスの共有」を 「なし」に変更し、パワーオンを行う クラスターサービスとしては、片系での動作のため、非冗長構成となる Moveで仮想マシンを移行する 移行完了後、もう1台の仮想マシンで、RDMのディスクを全てアンマウントし、 共有SCSIコントローラーも削除を行い、Moveで移行する RDM部分のディスクをVolume Groupに移行します(acliコマンドで実行)

    移行した仮想マシンで、iSCSIもしくは、SCSIパスでVolume Groupをマウントする WSFCが正常に動作するように再構成する。(ディスクのSCSIパスやWWNが変更されて いるので、再設定が必用) 移行した1台目で移行したVolume Groupをマウントし、WSFCを再構成する データーは移行できますが、停止時間を伴うことと、事前の検証が必要です 1 2 3 4 5 6 7 8
  13. 69 これは、なんでしょう? admin@move on /opt/xtract-vm/bin $ cat dragon.txt _ ==(W{==========-

    /===- || (.--.) /===-_---~~~~~~~----__ | ¥_,|**|,__ |===-~___ _,-'` -==¥¥ `¥ ' `--' ), `//~¥¥ ~~~~`--._.-~ ______-==| /`¥_. .__/¥ ¥ | | ¥¥ _-~` __--~~~ ,-/-==¥¥ ( | . |~~~~| | | `¥ ,' _-~ /' | ¥¥ )__/==0==-¥<>/ / / ¥ / .' / | ¥¥ /~¥___/~~¥/ /' / ¥ / / ____ / | ¥`¥.__/-~~ ¥ |_/' / ¥/' /-'~ ~~~~~---__ | ~-/~ ( ) /' _--~` ¥_| / _) | ; ), __--~~ '~~--_/ _-~/- |/ ¥ '-~ ¥ {¥__--_/} / ¥¥_>-|)<__¥ ¥ /' (_/ _-~ | |__>--<__| | | _/) )-~ | |__>--<__| | / /~ ,_/ / /__>---<__/ | o-o _// /-~_>---<__-~ / (^(~ /~_>---<__- _-~ ,/| /__>--<__/ _-~ ,//('( |__>--<__| / .--_ ( ( ')) |__>--<__| | /' _-_~¥ `-)) )) ( |__>--<__| | /' / ~¥`¥ ,/,'//( ( ¥__>--<__¥ ¥ /' // || ,( ( ((, )) ~-__>--<_~-_ ~--__---~'/'/ /' VV `~/ )` ) ,/| ~-_~>--<_/-__ __-~ _/ ._-~//( )/ )) ` ~~-'_/_/ /~~~~~__--~ ;'( ')/ ,)( ~~~~~~~~ ' ') '( (/