Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
3Dプリンタでロボット作るよ#1_黎明編
Search
shiba_8ro
November 27, 2023
Education
0
110
3Dプリンタでロボット作るよ#1_黎明編
2023-10-20_第41回ロボティクス勉強会LT発表資料
https://robosemi.connpass.com/event/295331/
shiba_8ro
November 27, 2023
Tweet
Share
More Decks by shiba_8ro
See All by shiba_8ro
OnShapeの紹介-概要編-箱庭まつり版
shiba_8ro
0
58
OnShapeの紹介-概要編
shiba_8ro
0
100
世界のオープンソースロボットたち #1
shiba_8ro
0
200
3Dプリンタでロボット作るよ #4 マニピュレータを 3Dプリンタで作ってみたよ
shiba_8ro
0
170
3Dプリンタでロボット作るよ#3_SI2023参加報告
shiba_8ro
0
64
3Dプリンタでロボット作るよ#2_始動編
shiba_8ro
0
450
Other Decks in Education
See All in Education
保育士チームが実践している連続的な観察と多面的な観察を共有するための振り返り / Reflection to share “continuous and multifaceted observations” as practiced by a team of childcare professionals
psj59129
0
3.4k
(元)教育担当がお伝えする、若手社員が成長しまくるOJTポイント
masakiokuda
0
220
【2024 DojoCon】懇親会LT
teba_eleven
0
100
2024年度秋学期 統計学 第11回 分布の「型」を考える - 確率分布モデルと正規分布 (2024. 12. 4)
akiraasano
PRO
0
120
Image compression
hachama
0
400
ビジネススキル研修紹介(株式会社27th)
27th
PRO
1
640
世界の将来人口を誰でも語れるようになる
jo76shin
0
130
Sanapilvet opetuksessa
matleenalaakso
0
31k
HCL Notes/Domino 14.5 EAP Drop1
harunakano
1
170
自分にあった読書方法を探索するワークショップ / Reading Catalog Workshop
aki_moon
0
320
Adobe Express
matleenalaakso
1
7.7k
プログラミング基礎#4(名古屋造形大学)
yusk1450
PRO
0
120
Featured
See All Featured
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
42
7.2k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
67
4.6k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
114
50k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
30
4.6k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
251
21k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
13k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
223
9.4k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.4k
Transcript
2023-10-20 第41回ロボティクス勉強会 LT #1 1 発表者 ━━━━━ @shiba_8ro 録画・スクリーンショット OK
3Dプリンタでロボット作るよ ⇒ 作ってます ⇒ 売ってます 2
3Dプリンタでロボット作るよ ⇒ 3Dデータ公開しています(ただし寡作) 3 https://grabcad.com/library/mikataarm-6dof-1 • オープンソースにするする 詐欺の常習犯です。ごめん なさい。 •
GrabCADは もう使っていません。 • 今後はOnShape(とGithub) でデータを公開していく予定 です。 • Twitter(X)で応援されるとや る気出します。 ⇒ @shiba_8ro
3Dプリンタ(AM)によるスマートでクリーンなものづくり • AM(アディティブ・マニュファクチャリング ) ◦ 日本語では「積層造形法」「付加造形法」などとも表記される ◦ この発表では「熱で樹脂を柔らかくしてノズルから押し出して積み重ねる 3Dプリンタ」という理解で OK🍮
◦ 3Dプリンタメーカーや3Dプリンタ材料メーカーでもこのような方式の 3DPを「MEX」「FDM」「FFF」 と、てんでバラバラに呼んでいるカオス状態 ◦ ISO/ASTM 52900に基づくと「MEX」がフォーマル。アカデミックでは「 MEX」を使うのがベターだと 思う ◦ • スマートでクリーンなものづくり ◦ 3Dデーターがそのまま形になる ⇒ 2D図面を仲介しなくて良いのでスマート ◦ 切削加工と比べて ▪ 手が汚れない、怪我しにくい ▪ 材料の置き場所が省スペースで済む ▪ 使いかけの材料の扱いに困らない ▪ 造形中の音や振動が小さい ▪ 造形後に出るゴミが限りなく少ない ▪ 造形後に出たゴミは燃えるゴミで捨てられる(※条件あり) ▪ etc... 4 アパートの一室や事務所で、スマートでクリーンなものづくりが出来そう
3Dプリンタでロボットを作るメリット • 開発速度とサイクルの向上 ◦ 3Dデーターがそのまま形になる ◦ オンサイト・オンデマンドで部品が手に入る ◦ 実機テストがすぐに出来る ◦
設計修正がすぐ部品に反映できる • コストダウン ◦ 定尺やサイズ違いの材料を在庫しなくて良い ◦ 基本的には金属切削品より安い ◦ 複数種類の工作機械が必要ない • オープンソースプロジェクトとしての展開 ◦ 国際・学際共同開発 ◦ 教育及び学術的貢献 ◦ SDGs(?) 5 アジャイルがブンブン回る イニシャルコスト 変動費、固定費のすべて が削減できる可能性が高い オープンソース大航海時代 ロボットを作るためのハードルは確実に下がっている
#2 終 制作・著作 ━━━━━ @shiba_8ro 6 次回予告
質疑応答 備忘録 ◆2023-10-20 20:19~ 第41回ロボティクス勉強会 発表後の質疑応答。回答者は著者 Q1. 3Dプリンターで作るロボット部品で強度を出すためには? A1. それ用の設計と3Dプリンターの造形パラメーター調整で行う。著者の場合は暗黙知に近いノウハウを用いて行っているが、次 回以降の発表でそれを資料化して共有したい。設計と3Dプリンティングのノウハウも重要だが、材料(フィラメント)も重要である。そ
れもいずれお話したい。 Q2. 3Dデータの共有サイトが乱立しておりGithubでもSTLデータが公開されていることがある。ロボットの3D設計データを公開・共 有するのにいま「熱い」サービスは? A2. いま「熱い」かはわからないが、これから熱くなるのはOnShapeだと思う。OnShapeは無償で利用可能なブラウザベースのクラ ウドの3D-CADであり、いわば3Dデータ版のGithubのような仕組みになっている。NVIDIAのOmniverseとも連携している。 Q3. OnShapeはOmniverseと連携していると言ったが、どのような仕組みか? A3. 著者は使ったことがないが、NVIDIA公式のドキュメントがある。OnShapeからワンストップでOmniverseとISSAC Simに3D データをインポート出来る仕組みのようだ(https://docs.omniverse.nvidia.com/extensions/latest/ext_onshape.html) 外部のツールを使う必要があるものの、OnShapeからGazeboモデルとURDFへの変換も可能 (https://github.com/Rhoban/onshape-to-robot) 7