Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
地図の上に現れる滋賀県における旅客データの可視化と分析
Search
滋賀県地域情報化推進会議
March 02, 2021
Technology
0
1.3k
地図の上に現れる滋賀県における旅客データの可視化と分析
滋賀県地域情報化推進会議
March 02, 2021
Tweet
Share
More Decks by 滋賀県地域情報化推進会議
See All by 滋賀県地域情報化推進会議
Tech Lake Sprint チームa 最終発表
shigalg
0
540
Tech Lake Sprint チームb 最終発表
shigalg
0
590
Tech Lake Sprint チームc 最終発表
shigalg
0
510
Tech Lake Sprint チームd 最終発表
shigalg
0
50
バスロケーションデータを用いたバス所要時間の変動特性の分析
shigalg
0
1k
びわ湖フリーWi-Fi 現状把握と地域発展のために
shigalg
0
860
Other Decks in Technology
See All in Technology
モノタロウ x クリエーションラインで実現する チームトポロジーにおける プラットフォームチーム・ ストリームアラインドチームの 効果的なコラボレーション
creationline
0
530
ESXi のAIOps だ!2025冬
unnowataru
0
480
田舎で20年スクラム(後編):一個人が企業で長期戦アジャイルに挑む意味
chinmo
1
1.2k
Cloud WAN MCP Serverから考える新しいネットワーク運用 / 20251228 Masaki Okuda
shift_evolve
PRO
0
140
スクラムマスターが スクラムチームに入って取り組む5つのこと - スクラムガイドには書いてないけど入った当初から取り組んでおきたい大切なこと -
scrummasudar
1
1.7k
Master Dataグループ紹介資料
sansan33
PRO
1
4.2k
Introduction to Sansan Meishi Maker Development Engineer
sansan33
PRO
0
330
202512_AIoT.pdf
iotcomjpadmin
0
180
マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI
oracle4engineer
PRO
5
1.5k
チームで安全にClaude Codeを利用するためのプラクティス / team-claude-code-practices
tomoki10
6
2.8k
AI時代のアジャイルチームを目指して ー スクラムというコンフォートゾーンからの脱却 ー / Toward Agile Teams in the Age of AI
takaking22
11
5k
re:Invent2025 セッションレポ ~Spec-driven development with Kiro~
nrinetcom
PRO
2
170
Featured
See All Featured
<Decoding/> the Language of Devs - We Love SEO 2024
nikkihalliwell
1
110
AI in Enterprises - Java and Open Source to the Rescue
ivargrimstad
0
1.1k
The Hidden Cost of Media on the Web [PixelPalooza 2025]
tammyeverts
2
130
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
333
24k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
14k
Introduction to Domain-Driven Design and Collaborative software design
baasie
1
530
Future Trends and Review - Lecture 12 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
3.1k
Leadership Guide Workshop - DevTernity 2021
reverentgeek
1
180
Agile Actions for Facilitating Distributed Teams - ADO2019
mkilby
0
100
Mozcon NYC 2025: Stop Losing SEO Traffic
samtorres
0
110
How to Grow Your eCommerce with AI & Automation
katarinadahlin
PRO
0
87
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
54
8k
Transcript
地図の上に現れる滋賀県における 旅客データの可視化と分析 滋賀県立大学工学部 地域ひと・モノ・未来情報研究センター 酒井 道 宮城 茂幸*
発表内容 宿泊旅行データ分析(リクルートライフスタイル様ご提供) 担当:酒井 相関性ネットワークによる地域クラスター分析 タクシー走行データ分析(近江タクシー様ご提供)
担当:酒井、宮城 GPS位置情報の可視化 非負値行列因子分解による分析
統計情報から抽出する地域クラスター ~宿泊旅行データより~ リクルートライフスタイル様ご提供 データ(概要) 期間: 2017年4月~2020年3月まで1月ごと (2019年12月までは、新型コロナウイルスの影響無し) ☆今回は、新型コロナウイルスの影響を評価せず 対象地域: 滋賀県全体のデータに加えて、以下の各地域
大津、湖西(高島)、雄琴・堅田、甲賀・信楽、草津・守山・近江八幡、 彦根・長浜 データ種: 取扱額、宿泊実行件数、人泊数 その他のデータ (補助的に使用したオープンデータ) 滋賀県観光入込客統計調査書(滋賀県商工観光労働部観光交流局) 期間: 平成29年、平成30年 (2017年1月~2018年12月まで1月ごと等) 京都府観光入込客調査報告書(京都府商工労働観光部) 期間: 平成29年、平成30年 (2017年1月~2018年12月まで1月ごと等)
統計情報から抽出する地域クラスター ~宿泊旅行データより~ 分析対象区間における推移 (2017年4月~2018年12月) 以下、リクルートライフスタイル様の人泊数データと 滋賀県・京都府の入込客数データを使用 京都府内のデータの推移には、かなりばらつきがある。滋賀県と京都府の各都市間 でも、共通の傾向はあまり見られない。 滋賀県の各地域および京都府内の各 地域の入込客数の変動をプロットし
た結果
統計情報から抽出する地域クラスター ~宿泊旅行データより~ 分析対象の相関性ネットワークによる分析 分析過程の可視化(総当たりで相関係数を出し、相互の関係性を閾値により 2レベル分類) 例1:相関が強い (大津と湖北 相関係数:0.91) 同じクラスター 例2:相関が無い
(湖南と京都 相関係数:-0.15) 異なるクラスター 分析対象の地域のデータを縦 横に置き、相互の相関係数を 計算した結果 右上半分に相関係数が、左下 半分にそのときの分布図が描 かれている。
統計情報から抽出する地域クラスター ~宿泊旅行データより~ 分析対象の相関性ネットワークによる分析 滋賀県+京都府内のネットワークの可視化 「相関係数 > 0.7」で形成したネットワーク 滋賀県内で、エリア間の結びつきの強弱有り 甲賀・信楽(リクルート) 東近江
(滋賀県) 湖南、甲賀 (滋賀県) 他の滋賀県内 のエリア 相関係数の大きさに基づき、お互いに強い相関係数 を持つ地域どうしをエッジで接続し生成したネット ワーク 右図をわかりやすくクラスターとして表 示した結果
統計情報から抽出する地域クラスター ~宿泊旅行データより~ 分析対象の相関性ネットワークによる分析 滋賀県内の地域クラスター (リクルートライフスタイル様データ 2017年4月~2020年3月) ◎ネットワーク表現での可視化 (相関係数(>0.97)の場合に接続) ↓ ・相関係数はいずれも0.85以上で強い
・強い中でも、グルーピングが可能。 ①共通してグループを構成するエリア: 大津、雄琴・堅田、高島 ②異なる傾向を示すエリア: 甲賀・信楽) ③中間的なエリア: 草津・守山・近江八幡、彦根・長浜 ・人泊数、宿泊実行件数、取扱額の違い で多少の差異が存在 日帰り、1泊・連泊の違い等を反映? 差別化ができている地域とそうでない地域? 宿泊実行件数 取扱額 人泊数
小型商用車輌が描くパターンとネットワーク ~タクシー走行データより~ 近江タクシー様ご提供データ (概要) 期間: 2020年8月1日~8月31日について、秒単位のデータ 対象地域・タクシー台数: 彦根地域、近江八幡地域、草津地域について、 それぞれ6~10台 データ種:
以下のデータが、日・時・分・秒ごとに 状態(空車、配車、賃走、支払 等)、 大まかな地区、 GPSデータ(緯度、経度)、 速度(停止、低速、中速、高速)、 方角
小型商用車輌が描くパターンとネットワーク ~タクシー走行データより~ 各タクシーのGPS位置情報の分析方法 各タクシーが下記の対象領域のどこに位置したか、空間メッシュで表現 時刻(日・時・分・秒) ごとにメッシュ1つが対応 地理院地図(電子国土Web)(https://maps.gsi.go.jp/)に加筆 この領域を200x200の 空間メッシュに分割 (北緯34.945度、東経135.69度)
(北緯35.417度、東経136.38度) 以下の2点が基礎データ ・メッシュごとのタクシー の走行位置の累積度数 ・各メッシュから次にどの メッシュに移動したかと いう移動数の累積度数 (遷移確率)
小型商用車輌が描くパターンとネットワーク ~タクシー走行データより~ 各タクシーのGPS位置情報データの可視化 各タクシーの走行位置の累積度数分布 鉄道の駅を中心として、病院 や工場近辺等の値が高い。 表示位置 (9台分) 各タクシー毎に移動位置を積算し、 最大累積数により正規化して表示。
頻度の高い場所は赤で、少ない場所 は青で表示している。
ヒートマップによる乗降場所の 可視化 彦根市周辺の乗降場所 彦根駅を中心に東西20km、南北40kmの範囲を1kmごとにメッ シュで分割し 集計した結果 乗降客数2633名、降車客数2631名(集計エリア外2名)
左図:乗車数を積算し地図上へ表現、右図:降車数を積算し地図上へ表現。最 大乗車数で正規化し、大きい値を赤で、小さい値を青で表示。
可視化だけでは不十分? 移動に関係するパターン どこからどこへ移動するパターンが多いか分かりづらい。 意外な移動パターンを見つけたい。 時間に関係するパターン
どのように時間帯を設定するべきか? 1時間ごとに参照するのか、午前午後で区切るのが適切か? どこの時間帯で関連性が強そうか?
行列(テンソル)の非負値分解 もとの行列の行や列は何らかの属性に対応する。 データからそれぞれの属性に対応する数を数える。 タクシーのGPSデータをもとに乗車位置と降車位置を数える。 少数の因子が存在すると仮定し、行列を分解する。
ある因子がもたらす属性を調べる。
彦根市周辺における乗車と降車の 分析結果 因子1における乗車と 降車のパターン 因子数6個のうち3個のみ表示 乗車 降車 因子2における乗車と 降車のパターン 因子0における乗車と
降車のパターン
彦根市周辺における乗車と降 車の分析結果 因子1 > 因子2 > 因子0(乗車数) 因子1
南彦根駅およびその周辺からの乗車が多い。 県立盲学校あるいは福祉センター付近での降車が多い。 因子2 京橋および芹橋周辺からの乗車が多い。 彦根駅での降車が多い。 長浜方面への移動も少数だがある。 因子0 南彦根駅近辺の乗車が多い。 市立病院および彦根市地域総合センター近辺の降車が多い。
タクシー走行データ分析まとめ 彦根市周辺を中心に分析を行った。 GPSデータの可視化 鉄道、病院、工場などを拠点とした移動の明示 可視化だけでは把握できない分析
南彦根駅周辺から発車する移動パターン 彦根市街地(京橋、芹橋付近)から発車する移動パターン