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バスロケーションデータを用いたバス所要時間の変動特性の分析

 バスロケーションデータを用いたバス所要時間の変動特性の分析

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  1. 分析対象・使用するデータ 6  滋賀県から提供されたバスロケーションデータ  利用する内容 • 車両番号 • データ受信日時

    • 緯度・経度(日本測地系 1/1000分) • 速度 • 曜日区分(1:平日、3:土曜、4:日祝) • 系統の始点出発時刻 • GPS測位状態 (0:未測位、1:2次元測位、2:3次元測位、3:異常) • ドア開閉状況 (0:通常、1:前ドア開、2:後ドア開、3:両方)  データの期間 2019年4月~2020年3月  総レコード数 1,551,797 ※終点到着時刻・所要時間は 緯度経度データやドア開閉状況 データを用いて自ら算出した値 を用いる。
  2. 所要時間比較(月・系統ごと) 7  通勤通学の時間帯は遅延が発生する傾向 →交通量が多いことによるものだと推測 〈かがやき通り経由の出発時刻と所要時間に関するグラフ〉 〈シャトルバスの出発時刻と所要時間に関するグラフ〉 所 要 時

    間 [ 分 ] 出発時刻[時] 所 要 時 間 [ 分 ] 出発時刻[時]  開講期中の方が長期休暇中よりも所要時間が大きい傾向 →途中バス停からの利用者が所要時間に影響していると推測 バス所要時間変動特性
  3. 所要時間比較(天候ごと) 8  雨の時間帯の所要時間の方が 晴れの時間帯よりも長い傾向 〈雨の時間帯と晴れの時間帯の所要時間の差に関する 系統別グラフ〉 ※参考:気象庁データ 降雨が0㎜の場合を晴れ、 降雨が0㎜より多い場合を雨と定義

    時 間 差 [ 分 ] 出発時刻[時] シャトルバス かがやき通り パナ東口 パナ西口 雨 の 方 が 長 い 晴 れ の 方 が 長 い  シャトルバス、かがやき通り経由 朝の通勤通学の時間帯において、 その傾向が顕著 →雨の時間帯には交通量が多く、 かがやき通り経由の経路において その傾向が顕著な地点がある バス所要時間変動特性
  4. 所要時間の天気の関係 14 遅刻バスの特定  降雨なし  降雨あり 2019/6/3(月) 2019/6/7(金) •

    8時18分発のかがやき経由でも遅刻 • 8時31分発のシャトル(ジョイントライナー)に乗るのが正解
  5. まとめ〜遅刻をしないために〜 15 遅刻バスの特定 4/12 5/10 6/7 7/12 10/11 11/8 6/3

    6/10 12/13 1/16 6/14 <東口経由> • 8:16発に乗れば確実に間に合う • 天気が良ければ30分台発に乗っても 間に合う • 40分台は遅れるリスクが高い <シャトルバス> • 8:30台発に乗れば間に合うこと が多い • 雨が降っていれば、8:16分発の 東口を選んでおくと遅れるリス クが低い <西口経由> • 8:01発に乗れば確実に間に合う • 8:30発は遅れるリスクがあるので、 わざわざ南草津から乗る必要がない <かがやき経由> • 8:30発に乗れば大体間に合う(春 学期前半は遅れ気味?) • 雨の日は乗らない方がよい