Using BGP for routing in Data Center ここ数年データセンタ内ネッワークでは、Fabric技術が注目されて いました。この技術は、レイヤ2ネットワークが苦手としていた耐障 害性や冗長性、または拡張性を克服し、ユーザに柔軟なネット ワーク設計の機会を与えました。しかしこの性質は元々、レイヤ3 ルーティングプロトコルが得意とする部分でもあります。 今年のShowNetデータセンタネットワークでは、サーバを収容する ToR (Top of Rack) まで、通常はISP間の経路交換プロトコルとして 利用される “BGP” を用い、マルチベンダ環境における”レイヤ 3 Spine-leaf ネットワーク”*[1]の構築に挑戦しています。 Using VXLAN for Multi-tenant Service on top of Layer3 Network しかしながら、データセンタ内においてサービスを展開する場合、 カスタマー毎のレイヤ2ネットワーク延伸が要望される事は、容易 に想像されるのも事実です。 その為今年は、レイヤ3オーバーレイ技術の一つであ る “VXLAN” 用い、レイヤ3ネットワーク上のマルチテナントサービ スにも挑戦しています。 HV VM VTEP HV VM VTEP HV VM VTEP [1] IETF Internet-Draft : Using BGP for routing in large-scale data centers draft-lapukhov-bgp-routing-large-dc-04 Data Center Backbone