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第四のFrontier Agents、その名はFinOps Agent
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Siromi
August 26, 2026
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第四のFrontier Agents、その名はFinOps Agent
JAWS-UG 茨城 #16 LT&BBQ大会のセッションに使用した資料です
https://jawsug-ibaraki.connpass.com/event/401327/
Siromi
August 26, 2026
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Transcript
第四のFrontier Agents その名はFinOps Agent しろみ
はじめに • 今年の6月にAWS FinOps Agentがプレビュー版として提供されました • 公式ブログ等を読んだ際、下記のことが分かりませんでした • ◦ そもそもFinOpsって何?
◦ AWS FinOps Agentって何が出来るの? そのため、必要な知識や出来ることを整理しながら登壇することに
対象者と目的 • どんな方にどんなことを伝えたいかを考えてみました • 対象者 • ◦ AWS FinOps Agentを触った事がない方
◦ 使うにあたりどのような知識が必要なのか知りたい方 このLTで伝えたいこと ◦ AWS FinOps Agentで何が出来るか ◦ 使うためにどのような知識があると紐解けるか ◦ 導入までに検討出来ることは何か
目次 • • 本LTではこのような話をします ◦ AWS FinOps Agentでどんなことが出来る? ◦ AWS
FinOps Agentを知るためにどんな知識が必要? ◦ 導入する前に検討出来ることって何? 話さない内容については下記です ◦ AWS FinOps Agentを使用するまでの具体的な設定
自己紹介 名前: しろみ (@siromiascode08) ロール: クラウドを扱うインフラエンジニア 興味のある領域: コスト最適化 つくばとのゆかり: 7年前に飲食店のヘルプで来ていました
一言: 今回の登壇で初めて20分セッションをします!
AWS FinOps Agentとは
AWS FinOps Agentとは • コスト管理に特化したフロンティアエージェントです • 次のようなことを得意とします ◦ コスト最適化のための資料作成 ◦
特定のイベントをもとに調査を実施する
AWS FinOps Agentでどんな事ができるの?
AWS FinOps Agentでどんな事ができるの? • プレビュー版ではこんなことが出来ます(ただし英語のみ対応) • コストについての問い合わせ ◦ チャットGPTのような使い方でかかったコストなどを教えてくれます
AWS FinOps Agentでどんな事ができるの? • コスト最適化のための推奨事項の問い合わせ • 下記のサービスの情報を元に推奨事項を教えてくれます • ◦ AWS
Cost Optimization Hub ◦ AWS Compute Optimizer ただし有効化していない場合、まずは有効化しましょうと返ってきます
AWS FinOps Agentでどんな事ができるの? • 定期的なレポート作成 ◦ コストや推奨事項などのレポートを定期的に作成してくれます ◦ 対応している形式 (HTML、PDF、
PPT フォーマット) • 設定内容はこのような感じです • Instructions(FinOps Agentへの指示) ◦ • 分析したい内容を入力 When to run(どの頻度で実行するか) ◦ Run on a scheduleを選ぶとスケジュール化できます ◦ Schedule欄で頻度を指定 ▪ 特定の曜日・日時
AWS FinOps Agentでどんな事ができるの? • 特定のイベントをきっかけとした調査も出来ます • EventBridge + Lambdaのようなイメージです •
現在は、コスト異常(AWS Cost Anomaly Detection)のみ対応 ◦ コスト異常を検知した際に、 FinOps Agentが自動分析してくれます ◦ 余談ですがBudgetsアラートにも対応したら調査の幅が広がると感じます
ここでデモをお見せしようと思います
内容はコストレポートを作成してみるです
他のサービスでは出来ないの?
他のサービスでは出来ないの? • 実はいくつかアップデートにより他のサービスでも出来るようになりました • どのサービスでできるようになったのかをご紹介していきます
他のサービスでは出来ないの? ・コストや推奨事項の問い合わせ ◦ チャットGPTのような使い方でコストやコスト最適化のための推奨事項を 質問できるという機能 ◦ CostExploler内でAmazonQに問い合わせることが 今年4月7日のアップデートにより可能になりました ◦ CostExplolrer上で問い合わせが可能なため、手軽にコストについて
調査したいという場合こちらのやり方を選択することもできます
他のサービスでは出来ないの? ・コスト異常の要因分析 ◦ AWS Cost Anomaly Detection内でAmazonQに問い合わせすることが 今年6月8日のアップデートにより可能に ◦ それにより今までは手作業でコストが増えた要因の分析をしていた所を
AmazonQに質問することで負担を軽減できるようになりました
他のサービスでは出来ないの? • 定期的なコストレポート作成 ◦ CostExplolerの機能として簡単なレポートを定期的に作成をする事が可能に ◦ 内容としては、ダッシュボード上のグラフを特定のメールアドレス宛に通知するというもの ◦ グラフの推移を定期的に確認したいといった場合、こちらの方法で 手軽に確認をする事ができます
◦ こちらは2026年 4月 10日のアップデートによりできるようになりました。
それを踏まえて FinOps Agentが得意とすることって?
FinOps Agentが得意とすること • コスト分析や詳細なレポート作成を自動化できる点が挙げられます • より詳細なレポートを定期的に作成 ◦ CostExplorerではダッシュボード上にあるグラフを定期的にメール送信してくれます ▪ ◦
あくまでグラフのみを送ってくれるもの FinOps Agentではプロンプトに分析したい内容を入力し、定期的にレポートとして グラフ以外にも コストや推奨事項などの情報 を教えてくれます ◦ どのような内容で指示をするかにもよりますが、単なる分析結果というより 一つの報告書としてのレポートを作成してくれることが他のサービスとの差別化です
FinOps Agentが得意とすること • コスト異常の要因を自動的に調査 ◦ • AmazonQを使用した要因分析は手動で実施する必要があります FinOps Agentはコスト異常を検知し自動調査ができます ◦
そのためコスト異常を検知した際の要因特定を迅速に実施可能 ▪ 例えば異常を検知したから早めに調査して欲しいと要望をいただいた場合 ▪ 従来は都度手作業で調べて内容をまとめて報告 ▪ FinOps Agentでは自動で調査、内容を報告
FinOps Agentが得意とすること • 分析した内容は FinOps Agentのアプリ画面で確認する事ができます • また、他のチャットツール・タスク管理ツールに送る事もできます • 現在対応しているツールは下記のものがあります
• ◦ Slack ◦ Jira 個人的には、他のチャットツールにも対応できると嬉しいのかなと思います ◦ Teamsとか、GoogleChatとか
FinOps Agentが得意とすること • 案件に携わる中で次のような場面が出てくるかと思います ◦ 調査した内容や作成したレポートを案件チーム内で共有する・したい • そういった場合にチームで使用しているツールに情報連携することが可能です • 情報をチーム内で共有しやすいというのも利点なのではと考えます
FinOps Agentの理解に必要な知識って?
FinOps Agentの理解に必要な知識って? • ここまではFinOps Agentでできることを紹介してきました • FinOps Agentを理解するためにどのような概念を知るのが必要? と考える方もいらっしゃるかもしれません •
そのためいくつかご紹介していこうと思います
FinOps Agentの理解に必要な知識って?
FinOpsという考え方
FinOpsという考え方 • 〇〇Opsという概念をいくつかピックアップしました • DevOps ◦ 開発(Development)と運用(Operations)が連携しサービスを継続的 かつ素早く改善していく考え方 ◦ CI/CDやInfrastructure
as Codeなどの自動化を活用し、開発・テスト ・リリース・運用のサイクルを高速化します • SecOps ◦ セキュリティ( Security)と運用(Operations)が連携し、システムを継続的に守る考え方 ◦ セキュリティを専門チームだけの仕事にするのではなく日々のシステム運用の中に組み込みます ログや脅威を監視し、問題を早期に発見して、インシデントへの迅速な対応や再発防止につなげます
じゃあFinOpsって?
FinOpsという考え方 • Finance(財務)とOperations(運用)が連携し、クラウドのコストを 継続的に最適化していく考え方です • 目的としてはクラウドを利用する中での収入と支出を最大化していくことです
FinOpsという考え方 • 次のような工程を繰り返すことで保ちます • コストの可視化 • ◦ どの部門のどのリソースでどれくらいコストが発生しているか ◦ コストの内訳や無駄なもの
(いわゆる余剰なコスト )が発生していないかを確認します 最適化 ◦ • 可視化した情報をもとにコストを現状にあったものにするフェーズとなります ▪ インスタンスのサイズが余剰だからサイズを下げる ▪ 使用率の低い EBSがあるから削除を検討する ▪ RIやSPsを購入して利用料金を削減しよう 運用 ◦ 最適化を一度きりで終わらせず、継続的な運用として定着させます
コストの分析との違いって?
FinOpsとコストの分析との違い • コストの分析という点は共通しますが次のような違いがあります • コストの分析 ◦ • 実際にどこにどれくらいのコストがかかっているかを知る FinOps ◦
コストの分析をした結果を元に次のことを実施する ◦ 現状にあった料金に削減をしていく (料金最適化) ◦ 最適化を継続的に実施する仕組みを作る・検討する (運用) ◦ そしてこれらのフェーズを定期的に実施していく (ライフサイクル )
FinOpsをどう実現できるか
FinOpsをどう実現できるか • FinOps Agentなしだと次のやり方で実現ができます • 可視化 ◦ どの環境で何のリソースにどれくらいコストがかかっているか ▪ CostExplorerのコスト配分タグで可視化が可能
※注意点としてはタグなしのリソース・タグ付け出来ないサービスの コストは按分できない
FinOpsをどう実現できるか • FinOps Agentなしだと次のやり方で実現ができます • 最適化 ◦ EC2やEBSのスペックに対してどれくらい使用されているか アイドル状態のリソースがないか ▪
◦ AWS Compute Optimizerで使用状況を確認する RI/SPsをの適用率、購入状況の確認 (期限が切れていないかなど ) ▪ CostExplolerやAWS Cost Optimization Hubで確認
FinOpsをどう実現できるか • FinOps Agentありではチャットで実現ができます • 理由としては、FinOps Agentは下記のサービスを情報源としています • ◦ AWS
Cost Explorer ◦ AWS Cost Anomaly Detection ◦ AWS Cost Optimization Hub ◦ AWS Compute Optimizer そのためFinOps Agentにチャットをすると、それらのサービスを 裏側で呼び出し、回答を作成してくれます
導入する前に検討出来ることって何?
有効化が必要な機能を有効化していこう
有効化が必要な機能を有効化していこう • 次の機能はデフォルトでは有効化されていません ◦ AWS Cost Anomaly Detection ◦ AWS
Cost Optimization Hub ◦ AWS Compute Optimizer
有効化が必要な機能を有効化していこう AWS Cost Anomaly Detection 料金の増減をモニタリングし、異常に増加した場合に検知をするサービス デフォルトで存在はするけど閾値が高い
有効化が必要な機能を有効化していこう • AWS Cost Optimization Hub • コストの最適化に関しての情報を一括管理する機能 ◦ リソースの適切なサイズ設定
◦ アイドル状態のリソースの削除 ◦ Savings Plansの購入 ◦ リザーブドインスタンスの購入 • ちなみにAWS Compute Optimizerの情報も参照します • そのため有効化のために、AWS Compute Optimizerも必要
有効化が必要な機能を有効化していこう • AWS Compute Optimizer • EC2やEBS等の最適化に関してのアドバイスをくれる機能 ◦ リソースの適切なサイズ設定 ◦
アイドル状態のリソースの削除
有効化が必要な機能を有効化していこう • FinOps Agentはこれらのサービスの情報を参考として成果物を作成します • そのため有効化されていないサービスはまずは有効化しましょうと言われます
有効化が必要な機能を有効化していこう • 例えいいサービスでも組織や案件の事情で利用ができないこともあります ◦ 例えば一般利用可能後に利用料金が高いと判明した時 ◦ 組織内の事情 • そうなった時でも有効化することでその情報を活用する事ができます •
Cost Optimization HubとCompute Optimizer ◦ 現在のリソースは余剰ではないか ◦ RI/SPsは活用できているか
ご清聴ありがとうございました ※こちらのイラストとスライドの背景は GPT-4oに描いていただきました