B2B SaaSエンジニアMeetup - Sharing Issues #01 で発表した資料です https://smartcamp.connpass.com/event/146473/
B2B領域での開発組織作り〜採用編〜B2B SaaS エンジニアMeetup Sharing Issues #012019-10-29スマートキャンプ株式会社 米元智
View Slide
自己紹介22018年2月 スマートキャンプ株式会社に入社。BOXILの開発とBiscuetの前身となるプロダクトの開発を経て2018年10月からチームマネージャーとしてエンジニア組織のマネジメント業務に携わっている。昨年子供が産まれ、絶賛子育て中。米元 智(Yonemoto Satoshi)
B2B領域での開発組織作り3
弊社の事業領域 – B2B マーケティング/セールスMarketing InsideSales FieldSales CustomerSuccess
弊社の開発組織5BOXILManagementBiscuetDesign/Frontend
弊社の開発組織6BOXILManagementBiscuetAgile CoachFreelance FreelanceAdviserDesign/Frontend
私が作りたい組織7自己組織化したチーム + 再現性管理者など誰かの指示が無くても自分達で課題を発見・解決出来る組織※技術だけでなくプロセスやコミュニケーションなど全ての課題
82019年5月
2019年5月頃の課題9• プロダクトマネジメント• 開発プロセス• チームビルディング• ドメイン知識• 技術力• 採用• 自動テスト• Developer Experience• アーキテクチャ• 評価制度• 目標設計etc...
2019年5月頃の課題10• プロダクトマネジメント• 開発プロセス• チームビルディング• ドメイン知識• 技術力• 採用• 自動テスト• Developer Experience• アーキテクチャ• 評価制度• 目標設計etc...
2018年10月以降のエンジニア採用実績110名つまり私がマネージャーになってから!
データ12この期間の内定者1名(辞退)そもそも欲しい⼈と出会えてない説
求める人物像(当時)13技術• 既存メンバーと同等かそれ以上• フルスタックまたはどこかの領域に尖った技術力• 若手の場合はこれらのポテンシャルがある事人柄・マインド• 技術 < プロダクトを成長させる事• 課題解決が好き• 弊社の行動指針にマッチする(SmartThinking, Ownership, Collaboration, Speed)
この時点の私の脳内14全然採れる気がしない・・・!• 採用基準満たす人材って転職市場にいる?• エンジニアに対する知名度が無い• B2B業界や事業内容が訴求しづらい• 今の採用方法が正しいのかわからない
とはいえ15• 会社の将来を考えて今から採用の土台を作るべき• 人が増えなければ会社や事業の成長にも影響がある• 会社が成長しなければ自己組織化もク◯もない自分のリソースを採用にフルコミットするそれが会社にとって最もレバレッジが効く事今期成果が出せなければマネージャー辞める!
B2B領域での開発組織作り16〜採用編〜
最初にしたこと17有識者に相談• 今の採用のやり方が正しいのか、もっといい方法があるか?• 他社のCTOや技術顧問をされている方々にアドバイスを求めたエージェントにヒアリング• 改善点がないか、要件を理解しているかを確認した採用コンサル・代行サービスに相談• リソースとノウハウの両方を解決できるか検討した
18分かったこと
分かったこと19• 今までのやり方はそんなに間違ってない。やり切ってないだけ• 銀の弾丸は無い。やるべきことを愚直にやり切る
20弊社はマーケティング・セールスが得意領域
マーケティング・セールスが得意領域21採⽤する(承諾を取る)定着・活躍してもらうLead Generation Nurturing Closing選考に進んでもらう志望度を上げる自社にマッチする人と出会う数を増やす採用にも同じ考え方を応用フェーズごとにやるべきことを洗い出して実行Onboarding
22採⽤する(承諾を取る)定着・活躍してもらう選考に進んでもらう志望度を上げる自社にマッチする人と出会う数を増やすLead Generation Nurturing Closing Onboarding
見直しと言語化23採用要件の見直し• 自社の課題の整理• ペルソナの作成• 各媒体の募集要項の修正チャネルの見直し• エージェントと打合せして要件を再整理• 利用サービスの見直し、新チャネルの開拓訴求軸(業界や自社の魅力)の言語化• B2B, SaaS業界• 会社のフェーズ• 開発組織の文化
24採⽤する(承諾を取る)定着・活躍してもらう選考に進んでもらう志望度を上げる自社にマッチする人と出会う数を増やすLead Generation Nurturing Closing Onboarding
会社・組織・チームの事を知ってもらう25会社説明資料(Webに公開) 開発組織の説明資料 プロダクトごとの説明資料視覚的に分かりやすくなる + 説明の属人性を減らす効果
エンジニア文化を知ってもらう26エンジニアブログ 「今転職するべき企業ランキング」で4位に!
メンバーの強み・弱みを知ってもらう27チームメンバーのStrength Finder チームメンバーの性格診断結果
体験してもらう(1日体験入社)28一緒にモブプロお互いの価値観を知るカードゲーム
体験してもらう(社内イベントへの招待)29外部の方を招いての社内勉強会 交流ピザパ
31採⽤する(承諾を取る)定着・活躍してもらう選考に進んでもらう志望度を上げる自社にマッチする人と出会う数を増やすLead Generation Nurturing Closing Onboarding
クロージング32入社後の流れとキャリアイメージ、期待値のすり合わせ
33採⽤する(承諾を取る)定着・活躍してもらう選考に進んでもらう志望度を上げる自社にマッチする人と出会う数を増やすLead Generation Nurturing Closing Onboarding
定着・活躍してもらう34#onboading_product全社共通の制度やツールなどの説明資料 スムーズに業務に入るための用語集入社前からの情報共有用 Slackチャンネル
35結果
6月〜9月前半の約3ヶ月で2名採用決定!36継続的に良い人に受けてもらえるような状態になった!
大事なこと37
採用面での強み・弱みを知り、言語化する38• B2Bマーケティング領域がエンジニアからすると分かりにくい• エンジニアの中で会社の知名度が低い• 技術的にアピールできる要素が少ない(尖った事はしてない)• 組織が若く制度や文化が定まっていない• 若く能力が高いメンバーが多い• 技術だけでなく売上や事業を伸ばす事に意識が強い• 他部署のメンバーが協力的でエンジニアに理解がある• 会社全体的に賢くて性格の良い人が多い• 成長する業界・会社で変化が大きいフェーズ強み(訴求出来るポイント)弱み外から⾒えにくいところが多い。これらが伝われば気に⼊ってもらえる⾃信はあったので、とにかく伝える努⼒をした。分かりにくい部分は資料を作成して分かりやすく、誰でも説明出来るように!
チームや会社を巻き込み全員で採用する39全員で採用ペルソナ作り採用活動の振り返り他部署メンバーにも協力してもらう
今後40
今後やること41再現性のある採用フローとそれを実行出来る組織を作る!より多くのエンジニアに興味をもってもらうためにB2B業界でエンジニアリングする事の魅力を伝える!まさにこのイベントから!!
おまけ42子育てエンジニアMeetupしませんか興味ある方は懇親会で声かけてください!
We are hiring!