Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ActiveDecorator導入の話
Search
KUROKI Shinsuke
September 26, 2012
Programming
5
260k
ActiveDecorator導入の話
札幌Ruby会議に行った勢いで、自分のチームのコードにActiveDecoratorを導入しようとしてみてわかったこと
KUROKI Shinsuke
September 26, 2012
Tweet
Share
More Decks by KUROKI Shinsuke
See All by KUROKI Shinsuke
冴えてるRailsエンジニアの育て方
skuroki
7
11k
伝わるコードレビューのために
skuroki
5
7.1k
ActiveAdmin Better Practices@関西Ruby会議06
skuroki
0
350
進行中の開発プロジェクトで増えていくテストを自動で回し続けるために行ったいくつかのこと
skuroki
11
45k
Refactoring Ruby Edition in-house reading
skuroki
0
160
Other Decks in Programming
See All in Programming
「Chatwork」Android版アプリを 支える単体テストの現在
okuzawats
0
180
快速入門可觀測性
blueswen
0
340
急成長期の品質とスピードを両立するフロントエンド技術基盤
soarteclab
0
930
Итераторы в Go 1.23: зачем они нужны, как использовать, и насколько они быстрые?
lamodatech
0
710
今年のアップデートで振り返るCDKセキュリティのシフトレフト/2024-cdk-security-shift-left
tomoki10
0
200
htmxって知っていますか?次世代のHTML
hiro_ghap1
0
330
フロントエンドのディレクトリ構成どうしてる? Feature-Sliced Design 導入体験談
osakatechlab
8
4.1k
たのしいparse.y
ydah
3
120
Criando Commits Incríveis no Git
marcelgsantos
2
170
Monixと常駐プログラムの勘どころ / Scalaわいわい勉強会 #4
stoneream
0
270
暇に任せてProxmoxコンソール 作ってみました
karugamo
1
720
テストケースの名前はどうつけるべきか?
orgachem
PRO
0
130
Featured
See All Featured
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
2
290
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.3k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
181
21k
Statistics for Hackers
jakevdp
796
220k
Being A Developer After 40
akosma
87
590k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.1k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
460
33k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
48
2.2k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1030
460k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
33
2.4k
Bash Introduction
62gerente
608
210k
Transcript
札幌Ruby会議に行った勢いで ActiveDecoratorを 導入しようとしてみた
[email protected]
誰? • 黒木慎介といいます • AimingでRailsとJS(Backbone.js/CoffeeScript) でブラウザゲームを作る仕事をしています
提供 We're hiring rubyists!
札幌Ruby会議に 行って来た
None
閑話休題
実践的な2つのセッション • 松田明さんと豪華ゲスト陣による 「Rails3レシピブック外伝」 • 浦嶌啓太さんによる 「Ruby on Rails: The
Bad Parts」
両方の発表に登場した "ActiveDecorator"
何? (このスペースはそれを説明するには狭すぎるので ホワイトボードに書きます)
少し前のこと "これは、やっていることとしては完全にビューヘル パー(最後に文字列をhtml_safeしているし)なの で、引数を調整してヘルパーに引っ越せません か?"
ActiveDecoratorは まさにこの問題を解決するのではないか?
しかし、事は慎重に • 自分がいるチームのサービスは既に稼働してい る • 内部で何をしているかわからないものをいきな り導入するのはリスクが高すぎる • 中のコードをちゃんと確認して動作を把握してか ら導入したい
というわけで コードを読んでみた (間違いや不備があったら教えて下さい)
コード読んでみた(1) ActiveDecorator::Decorator#decorate • 引数に取ったオブジェクトに対応したdecorator をextendさせる • "#{クラス名}Decorator"という名前のクラスを自 動的にdecoratorとして扱う • decoratorはActiveDecorator::Helpersをinclude
し、viewの文脈で呼び出せる各種メソッドを利用 可能にする • オブジェクトがActiveRecord::RelationやArrayの インスタンスだった場合、その中の各要素を decorateする • decorateされるオブジェクトに特に制限はない
コード読んでみた(2) decorateはいつ何に対して行われるのか? 1. controllerのrenderの中で a. assignされた各オブジェクトに対して 2. viewのrender partialの中で a.
localに渡した各オブジェクトに対して
動作の把握ができたところで 実際に組み込んでみた
実際に組み込んでみた(1) 直面した問題 • @user.team.link_with_name → MethodMissing • @userはdecorateされるが @user.teamはされない
実際に組み込んでみた(2) 解決策 • 答えは松田さんのスライドの中に • 「関連先をdecorateしたい時は」→関連先を参 照する部分をpartialに切り出す • やってみると、各templateのファイルがすっきり する
• 最初は正直「必要な実装が漏れてるんじゃない の?」と思ったけど、実際やってみて設計意図を 理解した
実際に組み込んでみた(3) やってみての印象 • 現在helperに存在するメソッドをdecoratorに移 行するのは割と大変 ◦ 先述の問題のため ◦ 切り出す必要があるtemplateが1つであるとは限らない •
helperお役御免、ではない ◦ 移行が難しかったり、helperにあるのが妥当であるメソッ ドはある • 新規実装でdecoratorを使うのは低コスト ◦ とりあえず使い始めて、徐々に移行していくのがよさげ
おしまい