Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AmazonBedrockを使用した自作RAGの作り方
Search
そのだ
February 28, 2024
Technology
1
600
AmazonBedrockを使用した自作RAGの作り方
【connpass】
DAIMYO Meetup #4
https://nulab.connpass.com/event/307954/
そのだ
February 28, 2024
Tweet
Share
More Decks by そのだ
See All by そのだ
AWSでRAGを作る法方
sonoda_mj
1
140
緑一色アーキテクチャ
sonoda_mj
1
85
RAG構築におけるKendraとPineconeの使い分け
sonoda_mj
2
340
検索拡張生成(RAG)をAWSで作る方法
sonoda_mj
1
100
BedrockのToo Many Request解決してみた
sonoda_mj
1
1.2k
会社の公開ページとKnowledge Base for Amazon Bedrockを使ってRAG作ってみた
sonoda_mj
0
190
knowledge base fot amazon bedrockを使って、格安でRAG作ってみた
sonoda_mj
1
630
Step Functionsを使ってノーコードでDynamoDBにPutItemしてみた
sonoda_mj
2
390
今年から苑田は○○します!!
sonoda_mj
0
62
Other Decks in Technology
See All in Technology
MySQLのロックの種類とその競合
yoku0825
6
1.6k
運用改善、不都合な真実 / 20240722-ssmjp-kaizen
opelab
17
8k
スレットハンティングについて知っておきたいこと
hacket
0
130
CEL(Common Expression Language)で書いた条件にマッチしたIAM Policyを見つける / iam-policy-finder
fujiwara3
0
710
Matterport を使ってクラスメソッド各拠点のバーチャルオフィスツアーを作成してみた
wakatsuki
0
160
AIエージェントを現場に導入する目線とは
masahiro_nishimi
1
1.5k
AIアシスタントの活用で品質の向上と開発ワークフローのスピードアップ
nagix
1
190
AWSで”最小権限の原則”を実現するための考え方 /20240722-ssmjp-aws-least-privilege
opelab
10
4.3k
テストケースの自動生成に生成AIの導入を試みた話と生成AIによる今後の期待
shift_evolve
0
180
大規模ドラレコデータ収集・機械学習基盤を支える AWS CDK 〜導入・運用事例紹介〜
pemugi
0
110
プレイドにおけるDatadog APMの活用方法
plaidtech
PRO
2
120
AWSサービスメニュー開発をしていてAWSを好きだ!と感じた瞬間
toru_kubota
0
130
Featured
See All Featured
Bash Introduction
62gerente
607
210k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
291
20k
Music & Morning Musume
bryan
43
5.9k
Unsuck your backbone
ammeep
666
57k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
304
110k
Designing for Performance
lara
604
67k
Building Applications with DynamoDB
mza
89
5.8k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
229
130k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
93
5k
Atom: Resistance is Futile
akmur
261
25k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
26
2.1k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
37
2.2k
Transcript
AmazonBedrockを使⽤した⾃作RAGの作り⽅ DAIMYO Meetup #4 2024.2.28 苑⽥朝彰 1
⾃⼰紹介 苑⽥ 朝彰 Sonoda Tomotada - ID - Github︓tomomj -
Twitter︓@sonoda_mj - Work at - 株式会社 Fusic (フュージック) 技術創造部⾨所属 - 新卒3年⽬ - 最近MLを勉強し出した - Skill - AWS/React(Native)/Ruby on Rails 2
アジェンダ 3 l 背景 l 事前知識 l AmazonBedrockを使用した自作RAGの作り方 l まとめ
01 背景
新しい情報やプライベートの情報に関する 内容について回答してくれる、ChatGPTの ようなアプリを個人開発で作りたい!
でもいいネタが思いつかん!!
参考:https://fusic.co.jp/members
ちょうどええデータ あるやん
これ使ってみよか〜
作ったもの
苑田(webにない情報) って誰ですか? Webアプリ
苑田っていうのはな。。。 Webアプリ
02 事前知識
事前知識 14 l 検索拡張生成(RAG)とは l Amazon Bedrockとは
事前知識 15 l 検索拡張生成(RAG)とは l Amazon Bedrockとは
検索拡張⽣成(RAG)とは 16 Retrieval Augmented Generation(RAG) 生成系の言語 AI モデルに外部メモリをつけるというコンセプトのことを指す Vector Database
LLM 質問 検索 返答 検索結果 引用:https://github.com/aws-samples/jp-rag-sample
検索拡張⽣成(RAG)とは 17 事前に学習したデータに関しては返答することができる AWSについて教えて AWSってのはな・・・ LLM
検索拡張⽣成(RAG)とは 18 しかし、学習していない内容に関しては答えられない 苑田について教えて 誰やねん 私の知識はxxxx年まででぇ〜
検索拡張⽣成(RAG)とは 19 外部のデータベースなどを紐づけることで、新しい情報やプライベートの情報に関す る回答を生成することができる Vector Database 苑田について教えて 新しいデータをベクトル化 して格納
検索拡張⽣成(RAG)とは 20 外部のデータベースなどを紐づけることで、新しい情報やプライベートの情報に関す る回答を生成することができる Vector Database 近いベクトルを探す 「苑田について教えて」を ベクトル化
検索拡張⽣成(RAG)とは 21 外部のデータベースなどを紐づけることで、新しい情報やプライベートの情報に関す る回答を生成することができる Vector Database 検索結果を返す
検索拡張⽣成(RAG)とは 22 外部のデータベースなどを紐づけることで、新しい情報やプライベートの情報に関す る回答を生成することができる Vector Database 苑田ってのはな
RAGはどういう処理をしているのか 23 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI
RAGはどういう処理をしているのか 24 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI ベクトル化して 格納 [0.1, 0.2,
0.3, …]
RAGはどういう処理をしているのか 25 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI 苑田って誰ですか??
RAGはどういう処理をしているのか 26 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI [0.1, 0.2, 0.5, …]
RAGはどういう処理をしているのか 27 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI [0.1, 0.2, 0.5, …]
RAGはどういう処理をしているのか 28 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI {vector : [0.1, 0.2,
0.5, …], text: “緑タイツを着てます”} 似たようなものあったわ! 2つくらい送るな! {vector : [0.1, 0.1, 0.2, …], text: “AWSエンジニアです”}
RAGはどういう処理をしているのか 29 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI + 苑田って誰ですか? { “緑タイツを着てます”}
{ “AWSエンジニアです”}
RAGはどういう処理をしているのか 30 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI 苑田っていうのはな?
事前知識 31 l 検索拡張生成(RAG)とは l Amazon Bedrockとは
Bedrockとは 32 "*-BCTɺ"OUISPQJDɺ$PIFSFɺ.FUBɺ4UBCJMJUZ"*ɺ"NB[POͳͲͷେख "*اۀ͕ఏڙ͢Δ ߴੑೳͳج൫Ϟσϧ '. Λ୯Ұͷ "1*ͰબͰ͖ΔϑϧϚωʔδυܕαʔϏε ↓これらのmodelのAPIが使える
ファインチューニング 33 追加学習させて新しくモデルを作れる
playground(chat) 34 マネコン上で実際にmodelを使用することができる
playground(text) 35 推論パラメータをいじれる パラメータいじれる ↑トークン足りてない
03 AmazonBedrockを使⽤した ⾃作RAGの作り⽅
データソース 37 Fusicの公式ページ全て 参考: https://fusic.co.jp/members/108
構成図(1) 38
構成図(1) 39 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI Bedrock Fargate
構成図(1) 40 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI Bedrock Fargate
構成図(1) 41 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI Bedrock Fargate 俺が作った
構成図(1) 42 New!!
構成図(1) 43 ベクトル化するモデル (を搭載したサーバー)
構成図(1) 44 RAGの処理を 全部やってくれるやつ
Lambdaの中⾝ 45 ベクターDB テキストをベクトル化する モデル 生成系AI Bedrock Fargate
None
今までの会話履歴を記載 ベクターDBから持ってきたデータ
会話履歴を使用しない場合 会話履歴を指定する場合 苑田とは誰ですか? AWSエンジニアです 詳細を教えてください 詳細とは何でしょうか? 苑田とは誰ですか? AWSエンジニアです 詳細を教えてください 彼はAWSだけではなく、Rubyも書ける
ようです。緑のタイツを着ています。 会話情報が保持される
構成図(1) 49
None
構成図(1) 51 前処理(めんどくさいやつ)をBedrockで処理
データを前処理する 52 名前:苑田朝彰 コメント:ほげほげ 略歴:ほげほげ 担当・スキル:ほげほげ プライベート:ほげほげ 必要なところだけ取ったtxtファイル データの抽出
構成図(1) 53 ベクターDB Freeプラン使用
構成図(2) 54
構成図(2) 55
Knowledge Base for Amazon Bedrockとは 56 "NB[PO#FESPDLͷφϨοδϕʔεΛ༻͢Δͱɺ"NB[PO#FESPDL͔Β '.Λσʔλιʔ εʹଓͯ͠ݕࡧ֦ுੜ 3"(
Λߦ͏͜ͱ͕Ͱ͖Δɻ͜ΕʹΑΓɺ'.ͷطଘͷڧྗͳػೳΛ ֦ு͠ɺಛఆͷυϝΠϯ৫ʹؔ͢ΔࣝΛਂΊΔ͜ͱ͕Ͱ͖Δɻ 引用:https://aws.amazon.com/jp/bedrock/knowledge-bases/
データの前処理 57 引用:https://docs.aws.amazon.com/bedrock/latest/userguide/knowledge-base.html • ドキュメントを管理しやすいチャンクに分割し、効率的に取得できるようにする • ドキュメントをEmbedding Modelを使用してベクトル化する • Vector
DBに格納する Titan
ランタイム実⾏ 58 引用:https://docs.aws.amazon.com/bedrock/latest/userguide/knowledge-base.html • ユーザーのクエリをベクトル化する • ドキュメントのベクトルと比較し、意味的に類似したチャンクが検索される • 取得されたチャンクからの追加のコンテキストで拡張される Titan
Claude
Knowledge Baseについて詳しく 59 or or Vector Database Data Source S3
Bedrock User LLM 様々な情報を入れる コードを書かなくとも一括で作成してくれる(S3以外) or
デモ
04 まとめ
まとめ Bedrockを使ってChatGPTのようなアプリを簡単に作ることができた Point 2 データの精度を上げるには前処理が重要 62 Point 1 Point 3
Knowledge Base for Amazon Bedrockを使うと、もっと簡単に作成できる
None
ご清聴いただきありがとうございました Thank You We are Hiring ! https://recruit.fusic.co.jp/