"Prometheus"×"Grafana"を触ってみた！

本資料は次のイベントの投影資料です。

＜イベント名＞
IBM Tech Developer/Dojo 「"Prometheus"×"Grafana"を触ってみた！」

＜イベントページ＞
https://ibm-developer.connpass.com/event/298673/

＜概要＞
監視ツールの"Prometheus"、"Grafana"の初学者向けに、
・"Prometehus"と"Grafana"でどんなことができるの？
・"Grafana"のカスタマイズ？
・実際の画面は？操作方法は？
デモを交えながらご紹介させていただきます。

Prometheusは下記のセッションでもご紹介させていただきましたので是非ご覧ください！
7/6(木) 18:00~の「Prometheusを触ってみた！」
https://ibm-developer.connpass.com/event/287905/

Transcript

1. “Prometheus”דGrafana”を触ってみた! 2023年10月26日 IBM Tech/Developer Dojo Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
2. 当イベントは日本IBMおよび日鉄ソリューションズの有志エンジニアによって企画された勉強会です。 クラウドネイティブやマイクロサービスなどのテーマを中心に、今後も色々な勉強会・イベントを開催する予定です。 本勉強会の内容は、エンジニア個人の見解であり、所属する企業の公式見解ではありません。 セッション中はマイクミュートでの参加にご協力お願いします。 本イベントは録画してアーカイブ公開する予定ですので、その点ご了承ください。 本発表で利用している製品の名称およびロゴは下記の個人、組織または企業の商標となります。 “Linux”®はLinus Torvaldsの日本およびその他の国における商標または登録商標です。 “Oracle”®、MySQLは、Oracle、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。 “CNCF”®、“Kubernetes”®、“Prometheus”、“OpenTelemetry”およびそれらのロゴは“Linux Foundation”の登録商標です。 “Grafana”®およびそのロゴは“Grafana Labs”の登録商標です。The Grafana Labs Marks are trademarks of Grafana Labs, and are used with Grafana Labs’ permission. We are not affiliated with, endorsed or sponsored by Grafana Labs or its affiliates. Elasticsearch®はElasticsearch B.V.の登録商標です。 InfluxDB®はInfluxData Inc.の登録商標です。 ZabbixはZabbix LLCの登録商標です。 NS（ロゴ）、NSSOL、NS Solutionsは、日鉄ソリューションズ株式会社の登録商標です。 その他本文記載の会社名及び製品名は、それぞれ各社の商標又は登録商標です。 はじめに Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
3. アンケートのお願い Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. https://app.sli.do/event/uEj1BmWAEq6zMjazwNSNv1
4. １．オープニング ２．“Prometheus”דGrafana”でできること ３．実際の画面を見てみよう!（デモ） ４．QA・クロージング 本日のアジェンダ Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
5. 本日のアジェンダ Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. １ オープニング
6. 自己紹介 矢田 浩平（やだ こうへい） yada.kohei.52t@jp.nssol.nipponsteel.com ＜所属＞ 日鉄ソリューションズ システム研究開発センター ＜経歴＞ 2020年に日鉄ソリューションズに入社、アジャイルでのクラウドシステム開 発案件など経験 現在は“OpenTelemetry”を用いた監視ソリューションの構築案件に参画中 ＜趣味など＞ 映画(キューブリック)、音楽(ビートルズ)、町中華 Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
7. 自己紹介 飯島 和之（いいじま かずゆき） iijima.kazuyuki.8d3@jp.nssol.nipponsteel.com ＜所属＞ 日鉄ソリューションズ システム研究開発センター ＜経歴＞ 2014年に日鉄ソリューションズに入社後、性能管理の研究開発や、大規模負荷試験 案件などを経験 2019年ごろよりクラウドネイティブ技術の研究開発に注力し、複数案件の設計・構 築・運用を担当 ＜趣味など＞ 猫（8歳）、ゲーム、音楽（たまにピアノ楽譜の作成、ごくまれに作曲） Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
8. 田中 俊介（たなか しゅんすけ） shunsuke.tanaka@ibm.com ＜所属＞ 日本IBM カスタマーサクセスマネージャー <経歴> 開発ベンダーにてWebアプリケーション開発を約10年LinuxベースでJava,PHPでの開発案件 その後、新商品の設計・開発やオフショアベンダーの 管理などに携わる 2022年4月に日本IBMに入社してCSMとして歩み始める <趣味など> スポーツ（観るのもやるのも）、特にサッカー・フットサル 旅行（元バックパッカーで約40か国に訪問） 自己紹介 Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
9. “Grafana”で見たいデータを表示することができる “Grafana”でグラフのカスタマイズができる…など 本日の目標 Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. “Prometehus”でデータは収集できたけど… “Grafana”への連携の仕方が分からない… 想定される課題 目標
10. 本日のアジェンダ Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. ２ “Prometheus”דGrafana”でできること
11. ２．“Prometheus”とは? メトリクス取得のための、Pull型監視ソフトウェア Service discovery(後述)によって、動的に増減する監視対象を追跡できる メトリクスとは(*1) システムの状態に関して数値で出力されるデータのこと 以下の二つに大別される 1. 数値として直接取得できるもの:(温度など) 2. 集計して意味のある数値に変換できるもの:(エラー数など) メトリクスはログなどとは異なり、個々のイベントの情報は持っていない。たとえばある 時間内のエラー数というメトリクスは、個々のエラーに関する情報を失う。 *1 参考資料:https://github.com/cncf/tag- observability/blob/main/whitepaper.md Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
12. ２．“Prometheus”とは? 他にも.. 取得するメトリクスをもとにしたアラート機能 Go言語で書かれたシンプルなソースコード PromQLによる柔軟なクエリと、ブラウザで確認できる Web UI Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
13. ２．“Prometheus”でできること! 引用:https://prometheus.io/docs/introduction/overview/ ① “Prometheus” server “Prometheus”本体 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. ② Service discovery 監視対象の情報収集 ③ Exporter / Pushgateway 監視エージェント ④ Alertmanager アラート機能 ⑤ PromQL 独自のQuery Language ⑥ Visualization Web UI or “Grafana” or API
14. ２．“Grafana”でできること! Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. ・Grafana Labsが開発しているオープンソースのダッシュボードツール ・メトリクスやログなどのテレメトリーデータを可視化・アラート・分析可能 ・データ保存されたDBに対してリアルタイムにクエリを投げて動的なグラフ表示が可能 引用:https://www.ibm.com/docs/en/instana-observability/current?topic=apis-grafana
15. ２．“Grafana”でできること! Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. “Grafana”が対応しているDB - “Prometheus” - Elasticsearch - InfluxDB - OpenTSDB - MySQL - Amazon CloudWatch - Graphite …etc. 他にも、プラグインで様々な機能やUIが公開されていること、 オープンソースなので自分で開発できるメリットがある Prometheus Amazon CloudWatch プラグイン グラフ ログ トレース メトリクス
16. ２．“Grafana”でできること! Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. “Grafana”の主な機能 • ダッシュボードの作成、インポート －公式サイトでも数多くのダッシュボードが用意されており、 簡単にインポートすることができる • アクセス制御設定 －グループ単位での設定や、読み取り、編集可能ユーザなどの設定が可能 • プラグイン機能 －公式サイトやコミュニティに数多くのプラグインがある（自作も可能） • アラートの送信 －全てのアラートを単一の画面で管理することが可能 ※Graphite、“Prometheus”、Elasticsearch、InfluxDB、OpenTSDB、MySQL、Postgres、 CloudWatchのデータソースのみがサポートされている
17. 本日のアジェンダ Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. ３ 実際の画面を見てみよう！（デモ）
18. ３．実際の画面を見てみよう!（デモ） 今回はKillercoda(※1)上にデモ環境を構築しましたので、 そちらの環境で“Prometheus” × “Grafana”のデモをご覧いただこうと思います。 Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. *1 参考資料:https://killercoda.com/
19. 本日のアジェンダ Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. ４ QA＆クロージング
20. “Prometheus”を使うと、Service discoveryで見つけた監視対象のメトリクスの 収集、収集したメトリクスのクエリ、アラートなどができます。 本日は特に、収集したデータを“Grafana”と連携して視るところに特化してお話 させていただきました。 “Grafana”は機能も多く始めるのは大変かもしれませんが、既に用意されている ダッシュボードを活用したり、データやグラフの編集など1つ1つにフォーカスし て見ていけば、視覚的に分かりやすいです。使いこなすとコミュニケーションも 捗ります。 Call to Action! “Prometheus”と“Grafana”を組み合わせて使い、作ったグラフやダッシュ ボードを同僚・友人の方に共有してみてください! 本日のまとめ Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
21. 日鉄ソリューションズでは、 クラウドネイティブ技術を用いてお客様のDXを推進する仲間を募集中です。 ご興味ある方は、ぜひお問い合わせください。 弊社人事より、ご連絡を差し上げます。 We are hiring!! 「NSSOL キャリア採用」 採用ページ: https://www.nssol.nipponsteel.com/recruit/careers/ Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation.
22. 次回勉強会予定 Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. クラウドネイティブの旅に出ようシリーズ#2 : Trail Mapの応用 テーマをわかりやすく解説 (2023/11/14 18:00～) • 本勉強会では、クラウドネイティブを理解して実装するためのガイドツールとして有名な「Trail Map」の内容を解説しながら、クラウドネイティブ に関する理解・興味を持ってもらうことが目的となります。 • 今回は前回2023/6/13に行った次の勉強会に続いて、Trail Mapの Step5のSERVICE PROXY DISCOVERY & MESHからStep10のSOFTWARE DISTRIBUTIONの内容を取り扱います。
23. アンケートのお願い Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. https://app.sli.do/event/uEj1BmWAEq6zMjazwNSNv1
24. Q&A Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. Q1. “Grafana”にもアラート機能はありますが、“Prometheus”やZabbix などの監視ツールのほうが設定できるアラート発生条件や通知方法が 豊富に感じています。アラート監視の部分で使い分けのルールなどあ りましたら教えていただきたいです。 A. “Prometheus”のAlertmanagerを“Grafana”に連携する機能がありま すので、“Prometheus”でアラートを発報し、それを“Grafana”から 見られるようにするといった使い分けができるのではと考えておりま す。
25. Q&A Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. Q2. 最後に話のありました、ダッシュボードのURL共有についてです が、表示時間の範囲などは共有された側で変更可能ですか? A. はい、共有されたURLにアクセスしますと、特定の日時で絞り込 んだダッシュボードが表示されますが、そこから時間を直近15分 などに変更できます。
26. Q&A Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. Q3. ちなみに時間範囲を自由に変更可能な共有方法はあるんでしょう か? A. 特定の時間範囲に設定した後に、共有するということが可能に なっています。 共有された画面から時間範囲を変更していただくことも可能です。
27. Q&A Copyright ©2023 NS Solutions Corporation, IBM Corporation. Q4. 公式でおすすめのダッシュボードはありますか? A. 公式のページ（https://grafana.com/grafana/dashboards/）から CategoryやData Sourceで絞り込むことが可能です。 それぞれ特徴がありますので、絞り込んだ上で何が視たいかによって ダッシュボードを選択していただくことになります。 レーティングもされていますので、まずは評価の高いダッシュボード から試していただけますと見やすいものが多いかと思います。