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Aida(あいだ)— 離婚後の子育てを、AIが「あいだ」に立って支える|AI HACK 2026

Aida(あいだ)— 離婚後の子育てを、AIが「あいだ」に立って支える|AI HACK 2026

離婚した父母が、別々に暮らしながら子どもを一緒に育てていくためのアプリ「Aida(あいだ)」です。
AI HACK 2026 提出作品。

父はAIと話し、母もAIと話します。
AIが、責める言い回しや感情の部分を取り除いて、決めるために要る事実だけを相手に伝えます。

── 例 ──
入力(父が書いたもの)
月3万が限界。こっちだって仕事切られて必死なんだよ。少しは考えろ

母の画面に届くもの
養育費について、月額3万円までを希望されているそうです。
背景として、現在は職を失っているとのことです。
────────

大事なのは「必死なんだよ」が届かなかったことではありません。
月3万円という希望と、仕事を失ったという事情が、相手に届いたことです。

このままの言葉では送れません。送れば話し合いはそこで止まります。
だから多くの人は送らない。そして何も決まらない。
Aida がやるのは、送れなかったものを、送れる形にして届けることです。

■ なぜ作ったか

国の調査で、養育費の取り決めをしない理由の第1位は「相手と関わりたくない」です。
裁判所や代理人が入れば取り決め率は 43.6% → 81.2% に上がりますが、
離婚の 87.5% を占める協議離婚には、誰も入ってきません。

人がやると成立しない条件——非同期・24時間・低単価——で、
あいだに入る役割を果たせるか。それがこのプロダクトの問いです。

■ 技術的な要点

・LLM に文章を書かせず、論点ごとに決めた型を埋めさせています
(LLM に渡す型は全部 string。「6万円」は 60000 ではなく「6万円」のまま受け取る)
・相手に届く文章は、検査を通った要素を定型の枠に流し込んで組み立てています
・越境の直前に実行時の検査(逐語一致/ホワイトリスト/伝聞形)
・対になる2つの検査 — 文章は原文と一致してはならない、値は原文に書かれていなければならない
・養育費の金額は裁判所の算定表から決定的に引き、条項はひな形の置換のみ(LLM 不使用)

技術的な詳細はブログに書きました。
https://qiita.com/sugimomoto/items/663ac81...

Github
https://github.com/sugimomoto/AIHack

LLM ゲートウェイに OrcaRouter(AI HACK 2026 スポンサー)を使用しています。

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Kazuya Sugimoto

August 15, 2026

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Transcript

  1. Aida あいだ 離婚した父母が、別々に暮らしながら、子どもを一緒に育 てていくためのアプリ 人 一般的なAIチャット Aida 相談 ⇄ AI

    AIは相談相手 父 整えて AI お伝えする 母 AIは、書き直して 届け 相談 ⇄ あいだ ⇄ 相談 る通訳
  2. なぜ要るのか 数十件の対立が、残り約1,000件の 事務連絡を止めてしまう。 離婚当事者に伺った、共同養育の連絡 一度、感情が発火すると 止まるもの 1年半で約1,000件 一行に、身構える 子どもの育ち 「送迎お願いできますか」が送れ

    面会・通院・進路が決まらないま 送迎の交代 学校行事・提出書類 塾・メガネの費用 発熱・通院 転校・進路 → なくなる → ま続く お小遣い・しつけ 8割以上が事務連絡。子育ては離婚では終わら ず、毎日続く 養育費等の取り決めをしない理由の第1 離婚の 87.5% は協議離婚。 取り決め率 位は 「相手と関わりたくない」 43.6%、第三者が入れば 81.2% 出典:全国ひとり親世帯等調査(こども家庭庁)
  3. な ぜ、 あ い だ に A I を 置

    く の か いま、あいだに入っているのは人です。 その役割は効きますが、毎日に は届きません。 ただし、人手では届かない 人が入ると、何が起きるか 弁護士・仲介事業者が、双方の言い分を個別に聞き、 角の立つところを落として伝える 取り決め率 43.6% → 81.2% 費用 双方が弁護士を立てれば 60〜100万円 時間 深夜の発熱の連絡に、24時間は対応できない 頻度 連絡は毎日。その都度、人を挟めない だからこそ、 人がやると成立しない条件——非同期・24時間・低単価——で、あいだに立つ同じ役割を Aida が要る 果たす。
  4. LLM は「書く」のではなく「取り出す」 原文「月3万が限界。仕事切られて必死なんだよ」 → LLM がやること 枠を埋める(書かない) 合意事項(養育費の額) 事情(背景) 「月3万」

    「現在は職を失っている」 原文の表記のまま 伝聞のかたちで 定型の枠 {論点}について、{要約}/背景として、{事情} LLM に、解釈をさせません。取り出させるだけです → 相手に届く文章 組み立てるのは、こちら