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雲勉_オンライン_勉強会_Google_Cloudへのマイグレーション_Migrate_for_Compute_Engine編__インフラエンジニア向け_.pdf

 雲勉_オンライン_勉強会_Google_Cloudへのマイグレーション_Migrate_for_Compute_Engine編__インフラエンジニア向け_.pdf

Y.Sumikura

May 27, 2022
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  1. アイレットご紹介 – 会社概要 3 n 社名 アイレット株式会社 n 所在地 〒105-6307

    東京都港区⻁ノ⾨1-23-1 ⻁ノ⾨ヒルズ森タワー7F 設⽴2003年10⽉15⽇ n 資本⾦ 7,000万円 n 代表者名 岩永充正 n 従業員数 753名(2021年10⽉末時点) n 事業内容 ITコンサルティング、システム開発、 システム保守・運⽤、 サーバハウジング・ホスティング n 主要株主 KDDI株式会社
  2. アイレットご紹介 – アイレット + Google 体制 4 Google プレミアサービスパートナー Google

    プレミアサービスパートナーとして、ビジネスの発展と成⻑を総合的 に⽀援します Google Cloudプレミアサービスパートナーに認定されたアイレットの技術⼒と 経験を活かし、クラウド上のシステム開発を⾏います。 また、Google Cloudの活⽤や将来に向けたコンポーネント選定など Google社 のサポートを受けながらシステム開発〜システム運⽤〜システム拡張まで貴社 のビジネスの発展と成⻑を総合的にご⽀援いたします。
  3. 6 cloudpackは、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)やAmazon Simple Storage Service

    (Amazon S3)をはじめとす るAWSの各種プロダクトを利⽤する際の導⼊・設計から運⽤保守を含んだフルマネージドのサービスを提供し、バックアップや24時間 365⽇の監視/障害対応、技術的な問い合わせに対するサポートなどを⾏っております。 2013年6⽉4⽇には、AWSパートナーネットワーク(APN)において、⽇本初のAPNプレミアティアコンサルティングパートナーの⼀社 として認定されたのをはじめ、その後9年連続で認定されています。 『APNプレミアティアコンサルティングパートナー』はAPNプログラムの中で最上位のパートナーであり、厳しいクライテリアを満たし たパートナーのみが選出され、世界で128社のみが認定されています。9年連続で認定された⽇本企業としては、cloudpack(アイレッ ト)と株式会社野村総合研究所の2社のみとなります。 アイレットご紹介 – AWS APNパートナー
  4. アイレットご紹介 – APN Consulting Partner of the Year 2017 –

    Japan 7 AWSのパートナーネットワークに登録している企業が参加した「AWS Partner Summit Tokyo」の中で、数あるアワー ドの中で最も実績をあげたパートナーであることを⽰す『APN Consulting Partner of the Year 2019 – Japan』を受賞 しました。cloudpackは、同賞を5度⽬の受賞となります。 『APN Consulting Partner of the Year 2019 – Japan』は、AWSが年間を通じて営業・技術・マーケティング分野にお いてパートナーとしての総合⼒を判断し、AWSのビジネスに最も貢献したパートナーに贈られるものです。cloudpack は、2013年から継続的にプレミアコンサルティングパートナーとして認定されているほか、業界に影響を与える多数のお 客様事例のリリースや、数千台規模のマイグレーション案件、基幹システムの移⾏を⼿掛けるなど、さらなるAWSビジネ スの拡⼤に貢献しました。 また、サーバーレスやマシンラーニングなどの新サービスも積極的に採⽤して成功させる⼀⽅で、エンタープライズ案件 も推進してきた結果、著しい売り上げ伸び率を達成 したことが評価されました。
  5. 1. GoogleCloudへの移⾏⽅法について 移⾏⽅法 概要 構築費 ⽤ 運⽤費 ⽤ 備考 クラウド

    最適化 移⾏先をクラウドのPaaSを活⽤し た、クラウドに最適化した構成。単純 移⾏に⽐べ、管理範囲が少なくなる ⼀⽅で、PaaS活⽤のための設計・ 検証が必要 ⼤ ⼩ ※PaaS︓Platform as a Service 単純移⾏ (Migrate for compute Engine) 移⾏ツールを使⽤して、サーバ環境 を仮想マシンに移⾏するため変更点 が少なくてすむ 中 中 検証にて移⾏ができなかったもの は、新規構築での検討が必要 新規構築 環境を新規にクラウド上に構築し直 し、アプリケーションも⼊れ直す ⼩ 中 別途、アプリケーション移⾏費⽤が 発⽣
  6. 2. Migrate for Compute Engineとは Migrate for Compute Engine Google

    Cloud への移⾏を迅速、柔軟、安全に • vSphere 環境、Azure、AWS の IaaS 環境をGoogle Cloud の Compute Engine へ移⾏するための無料のマイグレーション ツール • ストレージ ストリーミング技術によりストレージ マイグレーションの完了前に VM を稼働させる事が可能 • 移⾏直後の切り戻しに備え、移⾏元へ更新内容の書き戻しが可能 • インスタンスのリソース使⽤状況の検出とサイジング推奨によるコストの最適化 • Wave による移⾏のグルーピングと⾃動化
  7. 2. Migrate for Compute Engineとは 主な機能 機能名 内容 MoveBack 移⾏した仮想マシンを移⾏元に戻す

    Offline Migration レガシーOSの移⾏に対応したオフライン状態での移⾏ ・RHEL4 ・Windows2003,2008 Test Clone 本番移⾏前にテストでクローンを作成 Run In Cloud 完全にデータ移⾏はせず、移⾏元のディスクから起動確認する Upgrade OS 移⾏時にOSをアップグレードする Detach Run In Cloudの接続解除 Full Migration Run In Cloud後に、ストレージを移⾏し、Detach(接続解除する) Cleanup 移⾏したデータのキャッシュ削除し移⾏対象から解除する Delete Clone Test Cloneで作成したインスタンスの削除
  8. 3. 移⾏時の前提条件、検討事項 前提事項 ・vCenter: 5.5U1、6.0U1、6.5、6.5U1、6.7 ・ESXi: 5.5U1、6.0 U1、6.5、6.7 ・AWS/Azure https://cloud.google.com/migrate/compute-engine/docs/4.8/concepts/requirements?hl=ja-jp

    ネットワークアクセス要件 ・専⽤線もしくはVPN接続が必要 https://cloud.google.com/migrate/compute-engine/docs/4.8/concepts/planning-a-migration/network-access-requirements?hl=ja サポートOS ・UEFIは⾮対応が多いので注意 https://cloud.google.com/migrate/compute-engine/docs/4.8/reference/supported-os-versions?hl=ja
  9. 3. 移⾏時の前提条件、検討事項 No. 項⽬ 内容 1 IPアドレスの変更 移⾏先ではIPアドレスが変更になる。 連携するシステムの洗い出しを⾏い移⾏時に変更作業が必要となる。 2

    通信経路・帯域の確認 移⾏先への接続経路、必要帯域を確認し適切なN/Wを⽤意する。 WAN/VPN/専⽤線 etc. 3 データ転送量の確認 バックアップやレプリケーションで想定されるデータ転送量を試算する。※デー タ転送料⾦が⾼額になる場合がある 4 必要ライセンス数の確認 ライセンスの要件を確認し、移⾏先⽤に必要なライセンスを確認する。 5 SaaS製品,アプライアンス 製品の対応確認 移⾏先にて利⽤可能か事前に確認する。 6 バックアップ、DRツール制 約の確認 レプリケーション要件や制約などを事前に確認する。
  10. 4. 移⾏フロー • GoogleCloudアカウント⽤意 • GoogleCloudプロジェクト作成 • 移⾏先GoogleCloud VPC,サブネット作成 •

    専⽤線/VPN接続(オンプレミス/他クラウド環境とGoogleCloud環境間) • Migrate for Compute Engine Manager 設定 移⾏元情報の登録(オンプレミス/他クラウド環境への接続情報) 移⾏先情報の登録(対象プロジェクト、対象VPC) 移⾏元環境でのConnectorのデプロイ • 移⾏元ファイアウォール設定(移⾏⽤の通信許可) • ※OSによっては移⾏⽤のパッケージのインストールが必要 • 移⾏設定(対象VM、移⾏後のスペックやNW/FW設定) • 移⾏開始 • カットオーバー、動作確認