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AIを本気で使って分かった“現実と課題” 〜効率化の先にある、AIと共に成長するエンジニアリング〜

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November 01, 2025
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AIを本気で使って分かった“現実と課題” 〜効率化の先にある、AIと共に成長するエンジニアリング〜

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November 01, 2025
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  1. 自己紹介 スナガク • ソフトウェアエンジニア • 趣味: 個人開発 サウナ • 最近は

    Codex と Cursor にハマり中 個人開発 https://lovady.app/ • AIに気軽に恋愛相談できるアプリ Lovady • 現在 React Nativeを使ったアプリを開発中 2/26
  2. • 予め Kiroやcc-sddを使い 仕様書を作成 • 共有が必要な 型情報など は事前に作成する • PR用

    のブランチに実装分を全てマージして動作確認 作業タスク分解 〜 並行開発の実例 7/26
  3. コード規約は コードレビュー時に随時追加 • 修正した箇所 を 随時コード規約に追加する • AI に 「コード規約に追加しといて」と指示する

    • 次回以降 同じ指摘や修正を防げる、かも? • コード規約の精度が高まると、リファクタリングにも応用できる 9/26
  4. 3. AI に任せる ≠ 最短 • コード生成の待ち時間やレビュー工数は、思ったよりかかる • Codex は

    応答時間が長い分、正確 • 細かい調整は、何度も会話してニュアンスを伝える必要がある • 人間が実装すべき領域を見極めることが重要 10/26
  5. スナガク流 タスク管理方法 • 事前に設計書・実装計画書を作成 • 0 → 70 のタスクは同時並行で進める +

    一切見ない • 計画書作成 と 70 → 100 の タスクに集中する • 人が関与しなくて済む仕組み を考える 13/26
  6. 1. AI を使うと 成長実感が得られない • 実装自体は出来て、スピードも上がり精度も高い • 個人開発のアイデアは素早く形になる • 「Yes」

    or 「No」しか言えず、ベストプラクティスを考えられない • 「エンジニアとして成長できているのか?」という不安 • AI の使い方は上達しても自分のスキルが何か説明できない • 「バイブコーディングが上手い」 ≠ 「高いスキルを持っている」 15/26
  7. 5. ジュニアエンジニアの宿命 • ジュニアは「アウトプット」で評価される • そのため「AI で効率化する姿勢」は今後も必要 • 質の低いアウトプットの量産は、全体から見ると逆効果 •

    質を担保したうえで生産性向上を狙う コードの質 とは?どうやって担保する? AI 時代で どうすれば成長できる のか? 19/26