Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
20%ルールから始めた活動が組織の壁を超え、会社のスタンダードを作り、商用サービスの運用者を救った話
Search
susumutomita
August 02, 2023
Education
260
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
20%ルールから始めた活動が組織の壁を超え、会社のスタンダードを作り、商用サービスの運用者を救った話
susumutomita
August 02, 2023
More Decks by susumutomita
See All by susumutomita
RedefiningValueThroughInternalCrossDepartmentSideProjects.pdf
susumutomita
0
74
DevOpsDaysTokyo2025社内副業で他部門へ_越境_して見えた価値再定義最大1か月のリードタイムを10分に短縮したDevOps実践.pdf
susumutomita
0
260
DevOpsDaysTaipei2024_How_a_Five-Hour-a-Week_Side_Project_Crossed_Silos_and_Saved_IT_service_Operators_.pdf
susumutomita
0
100
HashiTalks.pdf
susumutomita
0
110
DevOpsDaysTokyo2024_週5時間から始めた活動が組織の壁を越え__商用サービスの運用者を救った話.pdf
susumutomita
0
240
製造業にクラウドエンジニアを引き寄せろ!デンソーの採用プロセス改革とその挑戦
susumutomita
0
610
おしゃれは足元の開発基盤から - 小さく始めるゼロトラスト101
susumutomita
1
560
「ログイン画面が開きません」から始まるチーム改革の軌跡
susumutomita
1
550
デンソーデジタルイノベーション室SREチーム物語(スクラムは多能工というけれどやっぱり専門性が求められるよね) / di-sre-story
susumutomita
0
1.2k
Other Decks in Education
See All in Education
Del ojo entrenado a la visión computacional: evaluación de la severidad de enfermedades
emdelponte
0
120
Visionary Initiative: Future Intelligence 「未来の知性と社会の礎を築く」|Science Tokyo(東京科学大学)
sciencetokyo
PRO
0
1.6k
Course Review - Lecture 13 - Information Visualisation (4019538FNR)
signer
PRO
1
2.8k
AIってなぁに?
kenichiota0711
0
790
第2部-高校生とAI活用/high-school2026-2
okana2ki
0
150
면접관 눈에 띄는 데이터 분석 포트폴리오 만드는 법 | 2026년 5월 세미나
datarian
0
1.1k
【デザイナー就活講座】 デザイナー就活市場・企業探し・ポートフォリオのポイント
koheihasebe
0
570
Data Management and Analytics Specialisation
signer
PRO
0
2k
Leveraging LLMs for student feedback in introductory data science courses
minecr
0
110
エビデンスベースト英語教育入門:エビデンスは科学的知見(だけ)ではない,制度だ!
terasawat
0
200
Adobe Express
matleenalaakso
2
8.4k
Stardy 会社紹介資料
stardy
0
7.4k
Featured
See All Featured
WENDY [Excerpt]
tessaabrams
12
39k
It's Worth the Effort
3n
188
29k
Bioeconomy Workshop: Dr. Julius Ecuru, Opportunities for a Bioeconomy in West Africa
akademiya2063
PRO
1
340
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
49
3.5k
Marketing Yourself as an Engineer | Alaka | Gurzu
gurzu
0
300
Balancing Empowerment & Direction
lara
6
1.3k
Claude Code のすすめ
schroneko
67
230k
Leo the Paperboy
mayatellez
8
2.3k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
25
2.1k
Digital Ethics as a Driver of Design Innovation
axbom
PRO
1
420
WCS-LA-2024
lcolladotor
0
820
Lessons Learnt from Crawling 1000+ Websites
charlesmeaden
PRO
1
1.6k
Transcript
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. 株式会社デンソー Naomichi Shimazu Susumu
Tomita Cloud Operator Days Tokyo 2023 20%ルールから始めた活動が組織の壁を超え、会社の スタンダードを作り、商用サービスの運用者を救った話
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 2 1. 20%ルールから始まったCCoE活動 2. 小さく始めて身近な課題を解決するプロダクトを作る 3. 共通の課題を解決するためのアプローチについて 4. まとめ Agenda
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 3 島津 直道 Naomichi Shimazu デンソークラウドサービス開発部CCoE課 寿司を握って食べるエンジニア 2017年にデンソーに入社。 1年間スクラムチームで開発者を経験した後に、インフラやAWSに興味を持ちSREに変身。 現在はWebサービスのアーキテクチャ設計及び構築と非機能要件定義を担当。 社内で勉強会を開くなど活動は多岐にわたる。 冨田 進 Susumu Tomita デンソークラウドサービス開発部CCoE課 Software Engineer 2018年にデンソーへ入社。 現在はWebサービスのソフトウェア開発とCCoEを担当。 自己紹介
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 4 • 組織の壁を越えて、課題意識を持ったメンバーでチームを作る • 実在する現場の課題を一つ一つ解決し、ノウハウを積み重ねる • 小さな活動からやってみる、20%ルールがおすすめ 持ち帰ってほしいこと
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. 5 20%ルールから始まったCCoE活動 Terrakoyaチームの紹介 1
Cloud Operator Days Tokyo 2023
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 6 • 20%ルールとは、従業員が20%の時間を自己選択のプロジェクトに費やすことを許可するというポリシー • クラウドサービス開発部CCoE課では本ルールを採用して、課のメンバーが新たなアイデアを試したり、アイデアを元にプロダ クトを開発する狙いがある • ルール採用前も各自の裁量で自由に仕事を進めることはできましたが、本ルールを採用することでチームを作って活動を 進めやすくなった 20%ルールの導入とその影響
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Terrakoyaは、デンソーのクラウドサービス開発部 デジタルイノベーション室 CCoE課の一部と部外から集まったメンバーで運営されています。 私たちのビジョンは、「クラウドを身近に」です。
そのために、サービス構築・運用のベストプラクティスをデンソーグループに広めるための企画・開発・運営活動を行っています。 (メンバーのプロフ画像) Cloud Operator Days Tokyo 2023 7 20%ルールから始めたクラウドに関する課題を解決するチーム 寺子屋~Terrakoya~チームの紹介
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 8 • CCoE課のメンバーが社内にTerrakoyaやAWSに関して積極的に情報発信を実施した • インターンシップを開催し、気軽にTerrakoyaの活動に触れてもらう機会を作った • モチベーションがあり、クラウドの活用に課題意識を持ったメンバーが部署の垣根を越えて集まったチーム どのようにチームが生まれたのか
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 9 • ミッション、価値観、リーダーシップステートメントの言語化 • あだ名で呼び合い役職や立場を意識しない • モブワークを採用し、すべての作業を同期させる チーム運営の工夫
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. 10 小さく始めて身近な課題を解決するプロダクトを作る Terraformトレーニングについて 2
Cloud Operator Days Tokyo 2023
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 11 どんなプロダクトを作るかを決めるうえで決めたこと • 自分の手持ちのスキルでできること • 実際に身近にあった課題を解決する • お金を払ってもらえるような課題 解くべき課題を設定する 課題洗い出し:直近1-3年で解きたい課題
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 12 • 洗い出した課題の中からもっと深堀したいものについてインセプションデッキを作成 • 出来上がった複数のインセプションデッキに対してチーム全員で投票しTerraformのトレーニングを提供することが決定 • Terraformトレーニングは顧客候補のフィードバックを得ながら一緒に作成 インセプションデッキを書いて比較し、一つに絞る
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 13 • Terraformトレーニングは、Terraformの導入から、具体的な書き方、モジュールの使い方、そして運用環境の整備につ いて、英語での講義とハンズオンを組み合わせた合計4時間のパッケージ • 最初の顧客は社内の商用プロダクト運用を引き継ぐ予定だったチーム。Terraformの知識・経験がなくて困っていたその チームにトレーニングを提供したところTerraformの理解が深まり、運用を引き継ぐことができた Terraformトレーニングの提供した成果 Infrastructure as Codeのベストプラクティスを学んで あなたも明日からインフラを自動構築! 読める、書けるぞTerraform!
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. 14 共通の課題を解決するためのアプローチについて AWSセキュリティガイドラインと運用筋について 3
Cloud Operator Days Tokyo 2023
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 15 • Infrastructure as code(IaC)を実施しているチームや実践したいと考えているチームは想定より少なかった • セキュリティの考え方であったり、各サービスの使い方等IaCより前にクラウドを使い始める段階で苦労していた • プロダクトのライフサイクルを意識し、AWSアカウントなど調達の段階からセキュリティの担保やベストプラクティスの共有を おこなっていくことが必要と気づいた Terraformトレーニングを提供する過程で明らかになった課題
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 16 • デンソーではAWSを主に利用していた • AWSを上手に利用するためのガイドラインはAWS Well-Architected Frameworkの形で公開されていた。 • AWS Well-Architected Frameworkをアカウントの調達からデンソーで実践できるようになることをゴールに再設定した • まずは重要度が最も高いと考えられたセキュリティから手を付ける • AWS Well-Architected Frameworkを参考にして社内ルールもカバーしたAWS利用者向けのAWSセキュリティガイドラ インを作成 ライフサイクルを考慮したソリューションを作る
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 17 これまで規定類の変更プロセスは変更まで時間がかかり、人手による作業が多かった。 AWSセキュリティガイドラインでは変更プロセスも見直した。 • ソースコードを社内公開して誰でも修正リクエストを出せる • GitHubのIssueでトレーサビリティ確保 • てにをはチェックはTextlintで自動チェック 変更しやすくオープンなガイドラインに
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 18 • 完成したAWSセキュリティガイドラインを情報セキュリティ部門に見せると情報セキュリティ部門もこのようなガイドラインの 必要性を感じており即採用が決まった • 情報セキュリティ部門は別途Cloud Security Posture Management(CSPM)する予定でありこの導入活動にも協力 を依頼された • CSPMとガイドラインを組み合わせてこれまでの人に頼ったチェックから、ソフトウエアの力を使った常時チェックへ進化 • セキュリティに関する問い合わせやAWSに関する技術相談がTerrakoyaチームにも共有され、全社のクラウドを活用した いと考えている人たちの困りごとを把握できるようになった 情報セキュリティ部門と協力体制を構築する
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 19 自分たちの想定以上に様々な困りごとがあることがわかってきた • CSPMを入れた後にアラートの通知が届いたが、中身を見てもどのように対処すればいいかわからない • 商用リリースまでこぎつけて運用しているがサーバーのコストが高い、毎回のリリースも時間がかかって困っている • IaCを実施したほうが良さそうなのはわかるがどこから手をつけていいかわからない • 前任者からAWSの環境を引き継いだが、ログインのやり方もわからない 生の声を聞くことでわかってきたこと IaC 調達 このギャップを埋める必要がある WAFが実践で きている
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 20 • 運用スキルも筋トレと同じ継続的なトレーニングが必要なことを訴えるために運用筋トレーニングプログラムの開発 • 運用筋トレーニングプログラムはトレーナーであるTerrakoyaチームのメンバーが商用プロダクトの開発・運用チームのお困り ごとをヒアリングして最適なトレーニングメニューを作成 • トレーナーとモブワークを行い一緒にトレーニングを実施してノウハウや課題に対するアプローチを伝える 運用筋を鍛えよう
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 21 商用プロダクトの開発チームに対してトレーニングを提供中 • リリース手順の最適化 • リリース手順の事前作業項目が27項目から2項目に • バックアップ作業の作業項目が7項目から1項目に • 終了作業の作業項目が1項目からゼロに • コスト最適化 • リザーブドインスタンス、Savings Planの違いをトレーニングしサーバーのランニングコストを60%程度まで削減でき る見込みを立てる 運用筋トレの成果
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. 22 まとめ 4 Cloud
Operator Days Tokyo 2023
© DENSO CORPORATION All Rights Reserved. Cloud Operator Days Tokyo
2023 23 • 組織の壁を越えて、課題意識を持ったメンバーでチームを作る • 実在する現場の課題を一つ一つ解決し、ノウハウを積み重ねる • 小さな活動からやってみる、20%ルールがおすすめ 再掲 - 持ち帰ってほしいこと
さあ運用筋を鍛えよう Cloud Operator Days Tokyo 2023 24
None